木材加工の研修会と、豊能町の研修会。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

連日、午前も午後も充実した図工自主研修が続いています。

本日の午前の部のメニューは木材加工でした。
こちらは、木版画用のシナベニヤ板を使ったパズルです。
板に絵を描き、電動糸鋸盤でカットし、紙ヤスリでパーツを研いて、段ボールでケースを作りました。

こちらは、長い角材をノコギリでカットして作る動物です。
木材はコーナンで10本束になって1160円のものを買って用意しておきました。長さ2メートルですので、ひとり1本使ったら充分思い思いの工作ができるでしょう。

試作品は、授業の導入の見本になりますので、どんな動物を作って見せたら子供たちのアイデアが広がる助けになるかを考えて選びます。

こちらは、コウモリ。

動物というと、ついつい四本足の馬や犬になりがちだから、意表をつくところを狙いましたね。

羽の部分の三角形のパーツが連なっている構造を、うまく木材加工で表しています。
接合はいろんな工夫が必要ですが、この先生は、クラフト紙で出来た荷造りテープを上手に使って見せてくださいました。

目からウロコ。
このテクニックはみなさんに教えなきゃ!と静かに興奮しました。

板の厚みを突き抜けない、短い釘を用意しなくてはなりません。

このコウモリは、ちょこんと机や戸棚の端に腰かけることができるのです。

下肢がブラブラしているところには、「ヨート」という金具を使いました。
「ヒートン」に似ていますが、輪の部分がハテナマークみたいに開いているところをペンチで潰して閉じます。
「ヨート」の方が安く手に入るのです。


2作目は「ハリネズミ」。
細い板を3枚横に繋げ、ピラミッドみたいに積み上げて本体を作っています。ここの接合は木工用ボンドを使い、そのあと釘を打ちました。

短くカットした荷造りテープを錐の柄の丸みに沿わせてカーブをつけて、たくさんくっつけてとげとげを表現してあります。

きっと子供たちはさまざまな珍獣をどうやったら形にできるか競って工夫して、楽しい動物園が作り出されることでしょう。


パズルの絵は、「自由」と言われても、何を描いたらいいか迷ってしまうところです。
手がかりになるのが、木材を水彩絵の具で塗ったときの、紙を塗るのとは違う発色なのではないかと提案してみました。

ここでお見せしたのは、私が指導している6年生の子供たちが1学期に作り始めたパズルです。グラデーションに色を塗りました。

シアン、マゼンタ、イエローの三原色をセットした特別な水彩絵の具の混色したときの色合いを体験してもらいました。

その色を生かした風景画を描いて、電動糸鋸盤でカットしました。

パズルの制作の指導で、いちばん注意を払わなくてはならないのは、安全に落ち着いて電動糸鋸盤を使うことだと思います。

機械のメンテナンスも大切です。

騒音の中、子供たちはヤスリをかけながら機械を使う順番を待つことになります。

教室全体への目配りを怠らないように。


段ボールと荷造りテープでケースを作りました。ピタリとはまると気持ちいいものです。

裏面も色を塗り、水性ニスで仕上げます。
自分で作ったおもちゃで遊ぶのも、家族や友達に遊んでもらうのも嬉しいものです。


午後は、豊能町の図工部会の先生方の研修会でした。
同じ豊能地区ですが、距離が遠いので、なかなか一緒に交流して研修を行う機会がありませんでしたので、待ち遠しく思っていました。

たくさんの試作品を見ていただき、写真も撮ってもらえました。そして、図工教育研究部会のライングループにご招待しましたので、遠隔でも、今までより便利に交流できるのではないかと思います。どうぞ、町の先生方を招待して参加してもらってください。

実習は、黒い画用紙にクラゲを描く絵。


水彩画専用の画用紙「キャロワ紙」の特性も体験してもらいました。


そして、ステンシル版画の自画像。

とても楽しんでいただけました。




今後もどうぞよろしくお願いいたします。
いつでもお待ちしています。


晩ごはん。

毎日通りかかる駅構内のたこ焼き&お好み焼き屋さんのソースが焦げる匂いに誘われ、豚玉を買って帰りました。

今の季節、キャベツ刻んで粉を溶いて鉄板でお好み焼きを焼くのはちょっとしんどい。
冷房の効いた室内にいても、じわじわと暑さが疲れをおびき寄せているみたいで、なんとなくからだがだるいです。


イカの刺し身もお土産に。

帰宅してお風呂に入っている間に夫が食卓をととのえておいてくれました。

お揚げさんを焼いて、トマトをカットしてポン酢で、作りおきのモツ煮込みを温めて。

そして今年の夏、出会うことの多いIPAビール。