マトリョーシカ、ゆめたまご、図工三昧。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

本日も、午前、午後とも充実した図工研修会。
夏休みは今のところ、連日図工三昧です。


1学期の終わりに、ちょっとひらめいたマトリョーシカをヒントにした工作。

試作品をひとつ作ってみた段階で、面白そうだという反応はあったのですが、教材化するには至らず、午前中の研修会の参加者のみなさんと、作品を作ってみながら教材研究をしました。

対象学年は1年生から3年生くらい?
ですが、今回は3年生を想定して作ってみることにしました。

マトリョーシカ本体は紙コップを使うことに。
大が400CC、中が205CC、小が90CCの容量の紙コップが手に入りました。
入れ子にできるだけでなく、引っかからずに出し入れできるサイズです。

それぞれ2つ合わせて連結するのに、セロハンテープを使ってみたり、マスキングテープを使ってみたり、画用紙を切って糊で貼ってみたりしました。

ロシアのマトリョーシカは、同じデザインの人形がだんだん小さくなっていきます。
だけどこの作品では、大中小の紙コップの中にさらに粘土などで立体を作ったものを入れて、合計4つのものの意味の繋がりをどうするか考えました。

こちらは、しりとりになっています。

オリンピック→クラブ→ブタ。


これは大小の動物。
大きなカバの口からトラが現れ、その中にはコアラ。
まるで動物園内のミュージアムショップで売ってるグッズみたいなできばえ!

絵の上手な先生は、歪曲した紙コップの表面に直接筆で絵を描くことができましたが、子供たちは別に画用紙に描いたものを貼るのもいいかもしれません。


こちらは、クッキングをテーマにしています。
大に材料、中に調理器具、そして、出来上がった料理が現れるしかけです。

意味次第では、高学年の作品にもできそうです。

こちらは昔ばなしの桃太郎をモチーフにしてみました。
大に鬼、中にサルトリキジ、小に桃太郎、その中には桃が入っています。

この鮮やかな発色は、アクリル絵の具です。
作品展の作品にするには、派手な色合いはよいものなので、この画材は塗り重ねるのも容易で好ましいのですが、コストの問題があります。
服などについたら取れにくいというリスクもあります。

私は、日本の伝統玩具を塗装するときに使う顔料の風情に似ていて、好きです。

いちばん外側は、紙コップそのものの形でなくて、画用紙などで作ったものを持たせたりして、形に変化があるのもいいでしょう。

そして、制作には意外に時間がかかるものだと感じました。

午後からの参加者のおひとりが、早速マトリョーシカの試作品を作ってみてくださいました。

これもしりとりです。

イカ→貝殻→ラッパ。


これは、「ゆめたまご」という題材です。

市内の図工専科の宮本先生がご紹介くださって、学びたいという声が多く聞かれ、今回伝授していただくことになりました。

卒業記念などに、タイムカプセル風に使います。
内部には、ガチャポンのカプセルが仕込んであり、その中に紙に書いた夢がしのばせてあります。

普段使い慣れたふわふわの粘土ではなく、昔ながらのどっしりした紙粘土を使います。イオンや100円ショップで取り扱われているとのことで、宮本先生が買って持ち込んでくださいました。

紙粘土が乾いたら、第2段階の磨き&塗装&装飾に入りますが、それは来週学びます。

最初に大切なのは、卵の中に潜ませる「夢」を、いかに一生懸命イメージして言葉に表すかだそうです。
私も、小さな夢を、宮本先生が用意してくださった用紙に書き込んで、カプセルに閉じ込め、セロハンテープでしっかりめばりしました。

紙粘土500グラムを板状に叩いて延ばし、カプセルを包み込みます。さらに掌の中で転がしながら卵形に整えていきます。
最初はベタついていた粘土の表面が乾いて冷たくなって、スベスベしてきます。
気持ちいい~♪

宮本先生は、若き日にルームメートのお友達と作ったゆめたまごを、割ってみたのだそうです。中のカプセルは、フィルムケース、時代が移り変わったのですね。
なんと、3人のお友達それぞれが、年月を経て、みな卵の中の夢がかなっていたのだそうです!


これは、3年生を対象にしたハンガーを利用したお店屋さんの作品です。

フクダスポーツ。

タナカベーカリー。

ペットショップ。

壁掛け型の平面の作品の下の方に数㎝張り出した棚の部分を作ります。
そこには粘土や段ボールなどで作った立体物をのせてみました。
画鋲ひとつで掲示できる手軽さもいいと思います。


こちらは、水族館に遠足に行く予定の1年生の作品の試作品。
生き物の中味は新聞紙を丸めたもので、アルミホイルで包みます。
背景の海の色の塗り方に工夫があります。


こちらは、「塊根植物」をモチーフにした作品の教材研究の様子です。
この植物の魅力にとり憑かれ、とうとう来週からマダガスカルに撮影旅行に行こうと言う先生と、同じ学年の担当の先生、同じ市内の研究会の運営委員の先生とが、共に教材研究してくださいました。

土粘土の乾燥の速度にちょっと戸惑いますが、作ってみたこの作品の面白さにワクワクしますね。


植木鉢にセットして植物感を出した方がいいかな?
植木鉢も、アフリカンな意匠でペイントしましょうか?それともここはシンプルに?

芋みたいな根の質感の表現、ユニークな茎や葉の部分の造形はどこまで自由に?など考えることがいっぱいです。
新しい題材を生み出すこのときが、私はいちばん好きなのですが、参加者のみなさんも楽しんでくださっているようで嬉しいです。


晩ごはん。

なすと豚肉のポン酢炒めは、テレビCMでやっていて、美味しそうなんじゃないかと夫が言うので真似してみました。

冷凍しておいたモツ煮込み。

とうもろこし。

細長いピーマンは焼いただけ。



廉価なシャンパン。爽やかで、普段のご飯にはこれで十分。