俳句とNietzsche。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

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北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

日が長くなり、明るいうちに帰宅出来る日もあって、嬉しいです。

今日は出張でしたので、いつもと違う駅で降りて、緑地公園を歩いて帰りました。
公園の中の梅林は、満開の樹もあれば、ぷくぷくの蕾が並んだ樹もあり。

「母酔うて歩く自由や夜の梅」
の句をよんだのは、ここを歩いていたときでした。
数日前に、金子兜太先生が逝去されたことをブログに書いたのを読んで、美大時代のお友達が
「私も俳句をしています。」
と知らせてくれました。

見せてくれた俳句が素敵なのです。

今は、ネット句会というのもあるそうで、それなら忙しくても、同人が離れていても投句出来て、交流出来るではありませんか。
楽しいだろうなぁと、思うのです。
やめたと思っていた句作、また始めたくなりました。


出張の往復に、いつもは乗らない路線に乗ります。車窓の景色の色が違うのがとても面白い。

午後のポカポカした車内では読書したり、うとうとしたり。ものすごくリラックスできます。

道中のお供は2度目の「楽園のカンヴァス」。
何年ぶりかな?
やっぱり面白くて、まるで初めて読むみたいに夢中になります。

「記憶力の悪いことの利点は、同じよいものを何度も、初めてのものとして楽しむことができるということである。」
というニーチェの言葉の英文を、やはり美大時代のクラスメイトがFacebookの記事にして教えてくれました。
「ユルユルで行けるお年頃になれたみたい。」
という呟きに深く同意。

それにしてもニーチェの綴り、
「Nietzsche」なんや。これはたぶん、覚えられない。

「楽園のカンヴァス」の面白さを、彼女と共有できたのが嬉しいです。
美術館の学芸員としてのキャリアを持つ原田マハさんならではの、古今東西の美術にまつわるストーリーは、私たち好みですね。
私から彼女にオススメするのは「奇跡の人」。
彼女に薦められたのは、「太陽の棘」。

少し前には、また別のクラスメイトの記事から、カズオイシグロの「私を離さないで」を読むことにしました。これもよい出会いでした。

みんな素敵なアンテナ持ってるなぁ。
感謝しています。



そして私は高田郁さんの時代小説のファンでもあります。
以前勤めていた学校の若い司書さんに「みをつくし料理帖」を薦められたのです。
まだ、ここまで人気が高まる前のことです。よくぞ教えてくれたなぁ。

本日、書店で「あきない世傳金と銀」の5巻を購入しました。
お待ちかねでした。
江戸時代の浪花の呉服商が舞台です。



京阪沿線の街の商店街。
ノスタルジックな気分になる。
このお花はなんという名前だろう?

きれいだな、と思う。


暖かくて、コートを着ずに出かけました。
途中で、マフラーもはずしました。
毎朝、極暖レギンスにレッグウォーマーに靴下の重ね履き…するだけでも時間かかっていましたが、徐々に厚着から解放されそうなのがホンマに嬉しいです。

わざわざ梅林の中をうろうろして帰ります。
鼻をくんくん。

昨日は天神さんやったんやな。

春が近いな。



晩ごはん。

桃山台の「肉の寿屋」に、このところ毎週買い物に行くようになりました。
こちらのお店の店員さんたちはみなさん大ベテラン。行列のできる大繁盛店なので、並んでいる間も、テキパキと、優しく接客される様子にみとれています。

お店オリジナルの、手軽な餃子セットが気に入っています。
小ぶりな皮とよく練られた具がセットになっています。

私包む人、あなた焼く人。
焼きながら夫が、フライパンのテフロンがそろそろへたってきたと嘆いていました。
そうかい。

ウドとちくわのきんぴら。

具だくさんの赤だし味噌汁。

西京味噌漬けの鮭を焼きました。

野沢菜漬けは夫のスキー土産。
志賀高原に滑りに行っていました。

「久しぶりのおうちのご飯。」
と言って喜んでくれました。
スキー場の安い宿泊施設のご飯は「マルシンハンバーグ」みたいなの、だそうです。

スキー土産もうひとつ。
信州小布施の栗のお菓子です。
わーい!大好物。

さっそく食後のコーヒーのお供に。

夫がひときれ。残りは全部私が。


我が家のチューリップ。

みんな、好きな方向いてるのね。

あっという間に2月が行ってしまう。狐につままれた気分です。