食べ物と器。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

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北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

子供の頃からぜんざいが好きで。

ぜんざいとお汁粉とどっちが好きかっていうと、お汁粉はほとんど食べたことがないくらいぜんざいが好きです。

実家の祖母や母は、時折小豆を炊いておやつにぜんざいを大鍋にたんと作ってくれていました。父は大の甘党で、ブレーキ効かないくらいおかわりを重ねて食べていたかも?

これはスーパーマーケットで買ったレトルトのぜんざい。おかわりなんてありません。
休日の、自分のためだけの昼ごはんです。

器は、山下透さん。

現在ミズタマ舎さんで個展を開催中です。
昨年の個展の時に、たしかピスタチオと名付けられていた色のこの器をひとつ購入して、その色の美しさに感動して、こんな写真を撮りました。

カジュアルに使えて洗いやすい。とても重宝しています。

小盆は輪島で。
匙は会津若松で。
マグカップは丹波の立杭焼陶の郷で。


こちらは朝ごはん。
滋賀県の日登美ワイナリーのパンがたいそう美味しくて、前日、ワインを購入した際に、パンもあれこれ選びました。

ワインに合うパンだけど、朝ごはんに、スライスして軽くトーストしました。
夫がざっくり作ってくれたレタスとハムのサラダに、焚き火の時用のお湯で溶くカップスープと。

サラダはIKEAのボウルに。
ふたつのマグカップは、経路は別ですが、どちらも立杭焼。
取り皿も、立杭焼。


体力温存。
夫と朝の買い出しの帰りに実家の両親の顔を見に行き、帰宅してからは、ゆるゆると少し片付け掃除をしながら過ごした日曜日。


晩ごはん。

彩菜みまさかで買えるレトルトのハンバーグは、若者のおかずが一品足りない時の備えに冷蔵庫にストックしてあるのですが、出番のないまま賞味期限が近づいて来たので、今夜のメインディッシュに。

パエリアパンにエリンギとシメジを敷き詰めて、その上にハンバーグを並べ、スライスした玉ねぎを散らして蓋をして蒸し焼きにしました。
20年前に、パルケ・エスパーニャの売店で買ったパエリアパンです。

永源寺土産の生蒟蒻は、ニンジンとひじきと油揚げとシメジと共に煮物にしました。
試食して美味しかったので教えてもらった蒟蒻屋さんの女将さん直伝のレシピは、生姜を利かせて。
愛知県常滑のヤマセ製陶所のすり鉢に盛りました。

夫は無類のわけぎ好き。
めざとく彩菜みまさかの売り場に少しだけ並んでいたわけぎをゲットしていました。
茹でて酢味噌で和えました。
小石原の鶴見窯の飛び鉋の皿に。

作州黒の枝豆は、今週はもうないかもしれないとあきらめかけていたけど、手に入れることができました。
さやの中はもうすっかり熟しているので、長い時間、コトコト火にかけていると、茹で汁が真っ黒になります。
そして、お味はもうほとんどお正月の甘く炊いた黒豆と変わりません。塩ゆでしてるだけなのに、とても柔らかくて甘いのです。
鳥取の青谷の山根窯の鉢に。これはミズタマ舎で買ったものですが、こないだ鳥取ジャズの時にたくみ工芸店で個展をなさっていた山根窯の石原幸二さんと再会出来て感激しました。

スーパーマーケットの鮮魚売り場で見つけたツバスは、一匹買ってお造りとなめろうに。少しだけ昆布〆にして冷蔵庫に隠してあります。って、魚は夫が担当。

刺し身を盛ったのは芦澤和洋さんの角皿。これもミズタマ舎さんで。
芦澤さんはミズタマ舎食いしん坊倶楽部の仲間です。我が家の近くにミズタマ舎さんがあるのはなんて幸せなのでしょう。

なめろうを盛ったのは、美大の同級生で、波佐見の山口祥治さんが大阪でワークショップをなさった時に手解きしていただいた掻き落としの絵皿。クラゲの絵です。
山口さんは現在京都のギャラリーミラクルさんで個展開催中です。

酒は大治郎。
昨日大桝屋さんで選んだばかり。

いつの頃からか、日本酒をワイングラスでいただくようになりました。
夫のは、IKEAの廉価なグラス。
私のは、万博記念公園にある大阪民藝館のショップで。
大阪民藝館と言えば、本日小鹿田の坂本創さんが講演をなさったらしい。会いに行けなかったけれど。
夏に小鹿田まで会いに行って以来ですが、お元気に活躍なさっていると知ると、親戚の若者のように嬉しくなります。

取り皿は益子のものですが、信州松本のちきりや工芸店で出会いました。

落花生を赤く塗った箸置きは、輪島の朝市に旅行したときに、輪島塗の店でお買い物したら、おまけにくださったものです。


食べ物も酒も器も、縁があって私たちのまわりに集まって来た、いとおしいものばかり。
野菜にも、必ず作った人の名前が記してあるものを使っています。
時にはその畑や、キノコを栽培している工房を訪ねて行くこともあります。

毎日食卓を調えて、家族で向き合って食事をし、お酒をいただく度に、幸せが押し寄せて来る気がします。