シンイLove♥魅惑の高麗ライフ -2ページ目

シンイLove♥魅惑の高麗ライフ

あくまでも管理人の妄想の世界です。
ご了承の上お読みくださいませ。

 

 

 

こんにちはm(__)m

 

いつもお立ち寄りくださりありがとうございます。

 

急ではございますが、東京に行ってきます。

長女宅でトラブル発生です。

どれくらいになるかはわかりませんが、多分一週間ぐらい??

先だっても長くお休みしましたのに申し訳ございません。

 

取り急ぎお知らせまで…

 

何だか今年はトラブル多い(-_-;)

とにかく行ってきますm(__)m

 

 

てんてんmama

 
 
 
 
「正直に話して下さい」
 
ミンスに懇願するヘジン
ミンスは首を横に振るだけで、無言のままだったが
そんなミンスにウォノンは言った
 
「父さん…私が話します…」
 
だがミンスは力なく首を振りながら
 
「だがそれではチェ・ヨン君との約束を違える事になる」
 
「そうですね…ですが…兄上には後程私が話します
今はジノの気持ちを優先しましょう」
 
ウォノンはそう言うと、何やらメモにさらさら書いた
ジノとヘジンはそのメモを目を丸くして見ている
 
「全部…漢字?見たことない字も…」
 
ヘジンは改めてウォノンをまじまじと見る
 
「へぇ~やっぱりね、そうなのね…」
 
そんなヘジンに微笑みを向けるウォノン
すると何故か突然に目をそらすヘジン
ウォノンはばあやを呼ぶとメモを渡した
 
「叔父上には昼のお誘いは遠慮させていただくと伝えて…
でこの書き付けは兄上に渡して、兄上が叔父上を
お迎えにあがると聞いている」
 
ばあやは黙ってメモを受け取ると
 
「確かにお届け致します」
 
そう言ってリビングを出て行った
 
「ウォノン、何と書いたのだ」
 
ミンスが訊くと
 
「私自身の事をジノ君とヘジンさんに話すと書きました
ジノ君は兄上に付いて行きたい…そう思ってるはず
私の事を聞いてもらって、高麗の真実を教えたい」
 
ミンスはもうギブアップだった
ここにきて下手な誤魔化しなどできる訳もなく
黙って頷くしかなかった
ウォノンはソファーの背もたれから身体を起こし
浅く座り直した、そしてまずは自分が誰かを話し始めた
 
「私は高麗30代の王であった慶昌君である」
 
「「へっ?えっ?王様!!!うっそ~~!」」
 
驚きのあまり同時に声が裏返ってしまう二人
これにはウォノンも笑ってしまう
それからチェ・ヨンが近衛として守ってくれた事
辛かった在位期間ではあったが
大国元からいきなり降された廃位
王宮を追われチェ・ヨンと離れ離れになり
江華島での幽閉生活、そこでウンスに出会った事
 
ここではジノが元に対する怒りに顔を赤らめ
ヘジンは目を潤ませた、ウォノンはそれが嬉しい
その後チェ・ヨンとウンスと共に
江華島を脱出してララに会った事
 
「えええ~~~っララお姉さん家出じゃなかったの?」
 
またしても驚くジノとヘジン
そして高麗では既に死んだ事になっていて
戻っても辛い隠遁生活になる事
ウォノンは自分の身に起こった事を包み隠さずに話した
 
そしてその頃一階の仕事部屋には
ウォノンのメモが届けられていた
ヨンはメモを読んでから
腕組みをして天井を見上げたままだ
ウンスもため息しか出てこない
ジノに知られてしまった…
 
知られてしまっただけならまだ良い
普段からあれだけチェ・ヨンを慕っているのだ
ジノが口にする言葉は
チェ・ヨンにもウンスにもわかっていた
 
「行かなくて良いの…心配なんでしょう
ワン・ギさんのお迎えは私だけでも大丈夫よ」
 
ヨンは天井を見上げたまま
 
「いや…迎えを済ませてからにしよう」
 
そう言うと勢いをつけて立ち上がる
 
「行くぞ…」
 
そう言うヨンにウンスは黙って付いて行った

 

 

 
 
 
 
 
「それで用事は何だったんだ」
 
ウォノンの肩をぽんと叩きその隣りに座るミンス
 
「それが…院長先生に聞きたいことがあって」
 
ジノの声は少々トーンダウンした
そこまで言って後が続かない
その様子を見ていたヘジンが
 
「院長先生…実は」
 
と言いかけたがミンスはそれを制した
 
「ジノ…私の所に後先考えずに来るほど
お前にとっては大切な用件なのだろう」
 
ジノが頷くのを確認すると
 
「それなら自分で言いなさい
ヘジンも気持ちはわかるが待ってやりなさい」
 
穏やかなミンスの声に、ジノは少し安心した
しばらく何か考えていたようだったが
まっすぐにミンスを見つめると
 
「師匠は何処から来たんですか?
高麗ですか?
もうすぐに高麗に帰ってしまうって本当ですか」
 
一気に言ってしまったが、ミンスは笑わなかった
 
「聞きたい事とはその事か?」
 
ヘジンはミンスの隣りに居るウォノンが気になった
ジノの言葉を聞いて視線が彷徨い
どうにも落ち着かない様子に見えた
 
「院長先生、何で笑わないの?
これって笑える話でしょう、頭変だって言われても
ぜんぜんおかしくない話でしょう
私、はじめにに聞いたとき馬鹿らしくて笑いました
笑わないのはジノの話しが本当だから?」
 
一気に話すヘジンにもミンスは黙ったままだ
しばらくの沈黙の後
 
「ウォノンの病気治療のためアメリカから来たんだ
ウォノンの事は伏せていたが、アメリカから来た事は
はじめに伝えたと思うが、忘れたのか?」
 
一切動揺することなく静かに話すミンス
だがジノはそんな事で納得しない
 
「でも院長先生、トクマン兄ちゃんが…」
 
そう言いかけたジノを今度はヘジンが止めると
 
「Hello ウォノン
I warm today(今日は暖かいね)」
 
ウォノンに向かって話しかけるヘジン
一方のウォノンはHelloがこんにちは
という挨拶だと言うのは分かったが、それ以外はわからない
焦ったように隣のミンスを見る
ミンスは微笑んでウォノンの頭を軽く撫でる
 
「アメリカで育ったのなら
これくらいの英語はわかるでしょう」
 
ヘジンがウォノンに追い打ちをかけるように
問いただす、だがミンスはそれを無視するように
ジノに訊ねる
 
「ジノ…トクマン君から何を聞いたんだ」
 
「別に僕に話した訳じゃないです
トクマン兄ちゃん、テマン兄ちゃんとカンギョが
話してたのを偶然聞いたんだ…
ドラマの話しとか言って誤魔化してたけど…
あれからずっと調べたんです
僕は師匠がチェ・ヨン将軍だと思ってます」
 
ミンスは深く長い息を吐く
 
「彼等はアメリカから来たんだ
ウォノンの手術も成功したからもうすぐアメリカに帰る…」
 
だがジノも今ではヘジンもそれを信じようとはしない
 
「院長先生は嘘つきだ…」
 
ジノは泣きだし、ヘジンはジノの肩を抱き
 
「否定するなら最初からするべきでしょう
明確な否定もせずに、今頃になってアメリカに帰るだなんて
信じろって言う方が無理があるわ
ジノにとってチェ・ヨンさんは、大切な人なの
唯一無条件で信じられる人なの
知りもしないくせに…親や家族の居ない私達にとって
一生に一度巡り会えるかどうかの人なんだよ…」
 
それでもミンスは無言だった、だが…
しかし予想外にウォノンが反応した
 
「ジノの気持ちは痛いほどわかる…
私もチェ・ヨンに守られ、チェ・ヨンを頼りにここへ来た
そして父さんに会うことができたのだ…」
 
「父さんって…ウォノンは院長先生の子供になるの?」
 
ヘジンは驚きの声をあげた