癌という言葉... 本当に嫌な言葉ですね...
診断された誰もが「がん=死」のイメージを思い浮かべてしまうのかもしれません...
その病名を言い渡された瞬間... 「自分はもう死ぬのだろうか...」 「抗がん剤で髪が抜けてしまうの??」と、様々な不安が頭に湧き上がっては駆け巡り、動悸がする人、パニックになってしまう人、頭が真っ白になってしまう人などなど... 平気でいられる人なんてほとんどいません
でもね、、、ちょっと待ってください
☆ 癌で死んでしまうと決まっているのは、何も治療しなかった時のこと!
☆ 癌になっても完治する人はたくさんいるということ!
☆ 今は抗がん剤以外の治療もたくさん出てきており、あなたの癌に抗がん剤を使うとは
限らないこと!
☆ たとえ抗がん剤が必要でも、今は副作用に対する薬がとっても発達しており、
イメージしているような辛い副作用の頻度は減ってきているということ!
☆ 脱毛は抗がん剤が終わると必ずまた生えてくる一時的な問題であること!
☆ 脱毛している期間はとっても素敵なウィッグや帽子を楽しむこともできるということ!
それが、あなたの知らないがんの真実です
あなたの状態が、もしも転移をしておらず、ステージ1~3でとどまっているならば、決してあきらめたり悲観しすぎたりせず、「完治をめざしてがんばれる!!」と思ってください
少し冷静に考えるためには、前回書いたようにまず不安な気持ちを解放してあげることです。
http://ameblo.jp/mama-sasaetai/entry-12215467603.html
そして、自分にとって今するべき最善のことはなにか、ということを冷静に考えてほしいのです。
がんであるという診断がついた瞬間に治療法が決まるということは、ほとんどありません。
遠くの臓器に転移していないか、そのがんはその場所でどの程度広がっているのか、
どの程度の深さがあるのか、、、
さらなる精密検査でしっかりと闘う相手を評価してからでないと、治療方針は立てようがないのです。
今は個別化治療といって、「あなたの病気にもっとも最適な治療法」を数ある選択肢の中から選んで行う時代です。そこにはもちろん、あなたの意思や希望も考慮されます
しかし、がんと診断された時点では、その数ある選択肢のどれが一番最適か、それは医者にも断言できません
だから、その時点で、死ぬんじゃないか、とか、抗がん剤は受けたくない、とか不安に思ったり心配したりするのはちょっと早すぎるのです。
その時点で、当てはまらないかもしれない選択肢まで全部心配していては、その先、とても身が持ちません
そんな可能性もあるかもしれない、とは思いつつも、まずはその前の検査や診察予約を早めにとることに集中してください。そして、お仕事をしている人、子育てをしている人は、治療のために入院などが必要になったとき、誰か助けてくれる体制を整えられるか、も考え始めることが大切です。
まとめますと...
癌と診断されたら、
① 湧き上がってくる不安や恐怖をすべて吐き出し、
② 治す!!ためには何が必要かを考えましょう。
③ それにはまず、病気の正確な評価が大切です。検査の日程や治療方針決定の受診日程を早めに組めるよう仕事や都合を調整しましょう。
どうですか? たいていの方は先回りして心配しすぎてはいませんでしたか?
検査日を待つ間や手術を待つ間になにもできることがなくて不安になる方は、自分の生活が今までのままでよいのか??を考える時間にしてみてください
食事は?お酒は?タバコは?運動は??
これから病気と闘う体力を損ねる原因はありませんか? 自分の中にある病気を抑え込み、広がりにくいカラダを作れる環境にありますか??
病気は今までの自分を見直すきっかけにしてくださいね