東京は、2回目の緊急事態宣言が発令され、10日が過ぎましたね。
コロナの猛威はさらに深刻になっていますが、皆さんお元気ですか?ともこです。
今日お話するのは、私の姉についてです。
姉はもともとスピリチュアルな世界に関心をもっていました。振り返ると、30年前「西野流呼吸法」に通って、気の力で体に触れずに相手を吹っ飛ばす術を習ったのが始まりだったと思います。(姉は吹っ飛ばされることはあっても、吹っ飛ばすことはできなかったようですが、、、ビデオで練習風景を見て驚いたのをおぼえています。杖をついてヨロヨロ歩いていたおじいちゃんが吹っ飛ばされた後、スタスタ歩けるようになって喜んでいたり、、、私には理解不能ですが、気の流れで皆、体調がよくなるのだそうです)
私が膝を痛めて歩けなくなった時は、みつばちの針で病気を治す人やら、磁場のようなもので病気を
治す人やら、西洋医学では治せない病気を治してくれるといって、紹介されたことがあります。
姉の友だちには、色々な人がいるんだなと驚きました。
7年くらい前に、「ダウジングで龍神様のお告げを聞くことができる友だちがいるんだけど、すっごく当たるから面白いよー」というメールがありました。姉は悩みがある友だちを連れていったり、自分でも迷っていることがあったら見てもらっているようでした。そこで、お告げ通りにしてうまくいった人や、逆にお告げを守らずに違う選択をしたことで大変な目にあってしまった人たちを近くで見ることで、ますます信じていったようでした。
そして、4年前、姉の旦那様が心臓病で救急車に運ばれたものの、手術も治療も不可能だとどこの医者にも断られてしまってからは、ますます傾倒していき、姉はその世界の友だち4人に頼んで遠隔治療(良い気を流してもらう)を定期的にやってもらったり、風水の先生に見てもらって家や病院の気の流れを良くしたり、コインを振ってお告げのとおりに桃ノ木をお告げの方角に貼ったり、黄色いコップにつまようじを入れたものを置いたりありとあらゆることをしていました。
実際、奇跡は起こるようで、旦那様はみるみる回復し、医者は「どうして治ったのかわからない。」と頭をひねっていたようです。
医者に止められているお酒を断つことができなかったので、その後も何度も救急搬送されることになるのですが、そのたびに奇跡の回復を繰り返していました。(1度や2度ではない)医者も「血圧計で測れないほど血圧が下がっているし、心臓も15パーセントしか動いていないのに、生きているのが不思議だ。」と言って、前例のない患者を一目見たいと、先生たちが見学に来るほどでした。
旦那様は、最初は龍神様のおかげとは思わず、「俺の体が強いんだ!俺が自力で治したんだ」と言っていたのですが、晩年は「見えない力で助けてもらっている」「夢に龍神様が出てきた」と言うようになったそうです。そして亡くなる少し前に姉に「俺が亡くなったらあの世から合図をするから、そしたら龍神様の神社に行くように」と伝えたそうです。
そして旦那様が亡くなった後日、「旦那様から合図があったから神社に行ってくる!!」と姉から連絡がありました。帰ってきてから話を聞いてみると、龍神様の神社で旦那様と通じることができ、姉の持っている隕石を通じて、未来からのお告げを聞くことができるようになったというのです。
いやぁ~どうですか、この話??信じられませんよね。。。。
わたしもとても信じられるような世界の話ではないので、聞き流していたのですが、、、姉はこの力?を
利用して、何から何まで決めるようになったのです。自分の事だけではなく、母のことまでも、、、、。
母が心臓にステントを入れる施術をするときには、母の行きたい病院と、姉の「お告げ」とが全く食い違って言い合いとなり、間に挟まれた私はとても困った状態になりました。
母はもちろん「お告げ」なんて信じないタイプの人なので、近くて通いやすいA病院がいい!と一点張り。そりゃそうですよね、、、。姉はA病院で施術したら絶対に悪いことが起きてしまうっっ。と大反対。
理由は「お告げでダメと出ているから」。これでは母を説得することはできません。
結局、A病院で施術を行うことになったのですが、それを聞いて血相を変えた姉が、風水の先生の元へ、、、、。先生にお札を書いてもらって病室に貼ったり、家に置いてある仏像の場所を移動してお水と塩を備えたりと、風水の力でなんとか最悪の状況にならないようバタバタと準備をしていました。
私も姉の尋常じゃない様子を見て、本当になにかあったらどうしよう、、、と不安になっていましたが、
母は全く動じずに、「大丈夫よ、そんなことしなくたって」と笑っていました。
結果どうなったと思いますか、、、、??
施術はミスもなく、終えることができました。ただ、、、、、、退院前日にステントをいれた手首から出血が止まらないというアクシデントが起きてしまったのです。母の腕は腫れて、痛みもでて、とても退院できるように状態ではなくなりました。
医者は原因不明だと言っていましたが、ミスがあったのか、、、そのへんは、わかりません。
退院は遅れましたが、翌日には出血も止まり、退院することができました。
果たして、姉の「お告げ」が当たったのか
退院してきた母に、姉は「ほら、私がいった通りでしょ?」とドヤ顔で言い、母は黙っていました。
皆さんはどう思いますか??信じるのか、信じないのか、、、色々な考え方があると思います。
今も続いている姉のお告げですが、私は「信じない」とは言い切れないでいます。(割と当たっている)
ただ、姉が、お告げに従ってお米を350キロも買い込み(30万円分)、それを私の家に置いてほしいと言ってくることには、目下迷惑しています~~~ これから食糧難に陥って、中国人ブローカーが日本米を買い占めてしまうから、日本のお米を守るために備蓄するんだってーーー
それにしたって、多すぎるんじゃないのーーーーヒエー置くところなんてないよーーーー。
(おしまい)