それでも夜は明ける | malukingのブログ

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 「それでも夜は明ける」という映画を見ました。スティーヴ・マクイーンが監督した2013年のアカデミー賞作品賞、助演女優賞 受賞作。
 19世紀、北部の自由黒人が拉致されて、奴隷として売られ、12年後に帰宅したという実話を基にした話。
 これぞ、映画って感じです。問題提起とその訴求力、重厚感全てが素晴らしい。

 これを見ると、アメリカの黒人奴隷が、単なる「低賃金で働かされる労働者・家政婦」というだけではない事が良く分かる。
 もちろん歴史の教科書で読んで知ってはいたが、映像で目の当たりにするとその酷さがよりリアルに伝わってくる。
 200年以上という期間の長さから考えると、その罪の重さは、日本が中国や朝鮮半島で行った事とは比べ物にならないほど(ただ「短い」というだけで、「軽い」という訳ではないが)であり、アメリカの白人は、黒人たちに謝罪をし続け、環境の改善に最善を尽くすべきだと思う。

 もし、今日生まれた白人の赤ちゃんに黒人の赤ちゃんより「人種」だけが理由に依る「優位」があるならば、それは過去の黒人からの借金である。だから、「過去の先祖が起こした罪を子孫たちが償う道理はない」という考え方は必ずしも正しくはない。

 そんな事を考えてしまう映画でした。