【2026年9月最新】EC English全校閉校について|マルタ現地で確認した状況
こんにちは。マルタスタディの池松です。昨日、2026年9月14日(月)のマルタ時間17時過ぎ、私たちマルタスタディのもとに、EC Englishから非常に重要な連絡が届きました。内容は、世界各国にあるEC Englishの全校を閉鎖し、授業を即時停止するというものでした。私たちが受信したECからの正式なメールには、9月14日をもって授業および教育サービスの提供を停止し、翌15日には最低限のスタッフのみが学校に残ることが記載されていました。その後、1時間も経たないうちにマルタ国内のニュースでも報道が始まり、同日の夜には大きなニュースとなりました。翌朝、私とクリスは直接ECへ訪問本日9月15日の朝、私と代表のクリスはセントジュリアンズにあるEC Maltaへ直接向かいました。メールやSNSだけを見ながら状況を判断するのではなく、実際に現場がどうなっているのかを自分たちの目で確認すること、そして何より、ECに通っている私たちの学生さんと直接会って話をすることが大切だと考えたからです。ECの前で学生さんと会い、現時点で分かっていること、まだ分かっていないこと、そして私たちがどのように対応を進めているのかを説明しました。現地に来ていたのは私たちだけではありません。韓国マーケットや南米マーケットなど、さまざまな国の学生を担当している留学エージェントの方々もECの前に集まっており、それぞれが自分たちの学生のために情報収集や対応を行っていました。また、現地でお話しした一部の学生さんや関係者からは、今回の事態について非常に直前まで十分な情報を得られておらず、SNSやニュースを通して状況の深刻さを知ったという話も聞きました。もちろん、これは私たちが今日現地で話した方々から聞いた内容であり、すべてのECの学生さんや先生が同じタイミング、同じ方法で知らされたという意味ではありません。しかし、現場に大きな混乱とショックがあったことは確かです。ECは「小さな学校」ではありません今回のニュースがマルタの留学業界にこれほど大きな衝撃を与えている理由があります。ECは1991年にマルタで設立され、その後、世界各国へ展開する大規模な語学学校グループへ成長しました。コロナ前には8か国で学校を運営し、年間数万人の学生を受け入れていた大きな教育企業です。そのため、今回の記事はECで働いていた先生やスタッフの方を批判するためのものではありません。むしろ、突然仕事を失う可能性のある先生やスタッフの方々も、今回の出来事によって大きな影響を受けています。実は、最終的な閉校発表の数日前には一つの兆候がありました。前週の金曜日、ECは「予期せぬ運営上の事情」を理由に、新しく到着する学生の受け入れを一時停止していました。この段階でELT Councilも状況を注視していることを公表していました。FELTOMとELT Councilとは?ここで、マルタの語学学校業界の仕組みについて少し説明したいと思います。FELTOM(Federation of English Language Teaching Organisations Malta)は、マルタの英語教育機関を代表する団体です。非営利の自主規制団体として、加盟校に対する教育品質、学生サポート、安全性などの基準を設けています。今回の閉校前まで、ECを含めて14校がFELTOMの加盟校として掲載されていました。一方のELT Councilは、マルタ国内の語学学校を監督する公的な規制機関です。語学学校のライセンス発行や、教育・運営基準の確認など、マルタのEnglish Language Teaching業界を監督する役割を持っています。今回ECが閉校したことを受け、FELTOMは、ECを除く13の加盟校が影響を受けた学生の受け入れに協力することを発表しています。対象となっているのは、Alpha School of English、AM Language、BELS Gozo、BELS Malta、Berlitz English Language Academy、Cavendish School of English、Clubclass、Easy School of Languages、ESE、IELS、inlingua Malta、NSTS、Sprachcaffe Languages PLUSの13校です。現在FELTOMは、加盟校、EC、ELT Council、関係当局と連携しながら、まず現在マルタで勉強している学生を優先して振り分けを行っています。ECが閉校したからといって、ECに通っていた学生全員のマルタ留学そのものがその場で終了する、ということではありません。ただし、ここは正確に書いておきたいと思います。現時点で公表されているのは、FELTOMと各学校による協力・再配置の仕組みが実際に動いているということです。「ECの学生なら自動的に13校の中から好きな学校を自由に選べる」という意味ではありません。学校ごとに空き状況、授業内容、年齢制限、コース、時間割、滞在先などが違います。今回のように非常に多くの学生が同時に影響を受けるケースでは、すべての学生の振り分けが一日で完了するとは限りません。すでに支払いをしていて、これからECへ来る予定だった方は?ECから私たちに届いた正式な案内では、今後ECへ到着する新規学生を受け入れることはできないと明記されています。さらに、ECの予約を持っている学生に対して、現在のEC予約だけを前提として学校へ向けて渡航を開始しないよう、エージェント側にも案内が出ています。そのため、ECのBooking Confirmationを持っているからといって、そのまま予定通り飛行機に乗り、ECへ向かえば大丈夫という状況ではありません。まず代わりとなる学校、そして必要であれば滞在先を正式に確保する必要があります。マルタスタディを通してECへお申し込みいただいた学生さんについては、昨日の連絡以降、一人ひとりのケースを確認しながら対応しています。現時点では、すでにマルタにいる方、これからマルタへ来る予定の方を含め、今回EC閉校の影響を受けたマルタスタディの学生さん全員について、それぞれの対応方針を確保しています。マルタ全体、世界中のEC学生すべての問題がすでに解決したという意味ではありません。私たち自身のお客様について、全体の発表をただ待つのではなく、一人ずつ先に動いているという意味です。今週でコースが終了する学生さんもいました今回、特に「現地にいるエージェントであること」の意味を感じたケースがありました。私たちの学生さんの一人は、もともとのコース終了まで残り数日しかありませんでした。何百人という学生を一斉に振り分ける大きな仕組みの中で順番を待っていると、学校が決まる前に本来のコース終了日を迎えてしまう可能性もあります。そのため、我々はECで状況を確認した後、そのまま別の語学学校へ直接向かい、学生さんの状況説明を行い、結果として、残っている授業期間について現実的な解決策を見つけることができました。もちろん、複数の選択肢がある場合には学生さん本人とも相談します。「転校できればどこでもいい」ということではなく、新しい学校がその学生さんに合っているかも大切だからです。こういう時に、マルタ国内の学校との日頃からの関係や、直接学校へ行けるということが大きな意味を持ちます。メールの返信を待つよりも、電話がつながるのを待つよりも、時には学校まで行って、「今日、この学生さんに解決策が必要です。どうすればいい?」と直接話す方が早いことがあります。ECの滞在先はどうなる?学校の授業と滞在先は、分けて考える必要があります。ECの正式な連絡によると、現在ECの滞在先を利用している学生については、9月19日(土)まで一時的に滞在および学生サポートを継続するとされています。ただし、別の語学学校へ移ることが決まれば、自動的に新しい滞在先まで付いてくるという意味ではありません。授業の転校と滞在先の変更は、場合によっては別々に対応する必要があります。そのため私たちも、学生さんごとに「学校」と「滞在先」を分けて確認しています。SNSの情報だけを見て急いでホテルを予約したり、現在の滞在先をキャンセルしたりする前に、自分のケースがどのようになっているのか確認してください。学生ビザはどうなるの?長期留学中の方にとって、一番不安なことの一つだと思います。ここについては、少し安心できる公式情報があります。Identitàの現在の学生ビザFAQでは、Student D-Visaを持っている学生が学校を変更すること自体は可能と明記されています。その場合、新しい学校からCentral Visa Unitへ学校変更について連絡する必要があります。つまり、学校が閉校したからといって、その瞬間に「もうマルタに滞在できない」ということではありません。ただし、正式な手続きをせずに自己判断で別の学校へ通い始めればいい、という意味でもありません。ビザや滞在許可に関係する方については、新しい学校と連携しながら正しく変更を進める必要があります。私たちも学生さんごとのビザ状況を確認しながら対応しています。すでに払ったお金や返金はどうなる?ここについては、特に慎重に説明したいと思います。9月15日の現時点では、「必ず現金で返金されます」とも、「絶対に返金されません」とも私たちは言いません。どちらも、まだ確定していないからです。Affected students should keep their invoice, receipt, booking confirmation, payment proof and emails.——これはとても大切です。今もっとも急ぐべきことは、学生さんの安全、滞在先、学校、授業、そして必要なビザ手続きを整えることです。金銭的な清算については、それより長い時間がかかる可能性があります。なぜマルタスタディは「マルタだけ」に特化しているのか今回のような出来事が起きると、私たちがなぜ長年マルタだけに特化するという形で仕事をしてきたのかを改めて感じます。私たちは、オーストラリア、アメリカ、イギリス、アイルランド、マルタ……という形で世界各国へ学生を送るエージェントではありません。マルタに会社と拠点があり、スタッフもマルタで生活しています。そして日々、マルタの学校や学生さんと直接関わっています。私たちのウェブサイトでも、マルタ現地を拠点とする留学エージェントとして、留学中の現地サポートを行っていることをご案内しています。私たちは定期的に学校へ足を運びます。学校とはメールだけではなく電話でも話します。学生さんとも実際に会い、授業や滞在先、マルタでの生活がどうなのかを聞きます。多くの学生さんについては到着前に学校へ直接行き、鍵やWelcome Packなどを受け取ります。そして私たち自身が空港へお迎えに行くことも多くあります。初めてのマルタで、空港を出た時に知っている人が待っている。それだけでも安心できる方は多いと思います。また、学校との契約やビザの条件上可能なケースでは、学生さんの渡航より必要以上に早く学校へ全額を送金しないよう、支払いタイミングについても注意しています。もちろん、ビザ申請のため一定額の支払い証明が必要になるケースもありますので、すべての予約で同じ方法が使えるわけではありません。でも、お金をいつ、どこへ、どのくらい支払うのかまで含めて留学計画を考えることは、リスク管理の一つだと私たちは考えています。これをしていれば絶対にトラブルが起きない、とは言いません。今回のECのような出来事がある以上、そんな約束は誰にもできません。でも、何かが起きた時に、私たちはマルタにいます。ECの閉校=マルタ留学が危険、ではありません今回ECが閉校したことを見て、「マルタの語学学校全部が危ないのでは?」「今マルタへ留学するのはやめた方がいい?」と思う方もいるかもしれません。私たちは、そのようには考えていません。一つの大きな企業が経営上の問題によって閉鎖したことと、マルタという留学先そのものの安全性や、すべての語学学校の経営状態は同じ問題ではありません。むしろ今日私たちが現場で見たもう一つの事実は、マルタという小さな国だからこそ、学校、エージェント、FELTOM、関係機関が比較的早くつながれるということでした。現在13のFELTOM加盟校が今回の対応に参加しています。もちろん、日本からマルタ留学を考えている方が以前より慎重になっている理由もよく分かります。円安。航空券の値上がり。そして学生ビザ制度の変更。現在Identitàでは、EU圏外から105日以上のコースを受講する学生について、渡航前にStudent D-Visaを取得することを求めており、コース開始の少なくとも8週間前までの申請が推奨されています。つまり以前よりも、早めの準備が大切になっています。でも、マルタ留学ができなくなったわけではありません。学校選び、コース期間、滞在先、学校までの交通費、食費、航空券、支払いタイミングなどを一つずつ考えることで、予算を大きく変えることもできます。見積書だけを見ると一番安い学校でも、毎日の交通費や追加料金まで入れると別の学校より高くなることもあります。逆に、少し授業料が高くても、徒歩で通えて生活費を抑えられる学校の方がトータルでは安くなることもあります。大切なのは、一番安い数字を探すことではなく、その人にとって無理のない留学を作ることだと思います。EC閉校の影響を受けている方へマルタスタディを通してECへお申し込みいただいた学生さんについては、私たちから引き続き個別にご連絡します。現在マルタにいる方も、これから渡航する方も、一人ずつ状況を確認しています。他社やECへ直接お申し込みされた方については、現在のECの予約確認書だけをもとに渡航せず、まず新しい学校と必要な滞在先が正式に確定していることを確認してください。また、請求書、領収書、Booking Confirmation、銀行送金記録、クレジットカードの支払い記録、ECとのメールなどはすべて保存しておいてください。学生ビザが関係する場合は、新しい学校側と連携し、Central Visa Unitへの変更連絡が正しく行われることも確認する必要があります。そして、SNSで見た一つの投稿だけをもとに、航空券をキャンセルしたり大きな追加費用を支払ったりする前に、必ず自分のケースを確認してください。今回の状況は非常に速く変化しています。昨日正しかった情報が、今日には更新されている可能性もあります。最後に。私たちが大切にしていることマルタスタディでは、大量の学生さんを学校へ送ることよりも、一人ひとりの状況をきちんと把握できることを大切にしています。学校へ予約を入れてConfirmationを受け取ったら、それで私たちの仕事が終わるとは考えていません。むしろ学生さんがマルタへ到着してから、本当のサポートが始まることもあります。学校は合っているのか。滞在先に問題はないのか。ビザは大丈夫なのか。困っていることはないのか。そして今回のような時には、「来週対応すればいいことなのか」それとも、「今日動かなければいけないことなのか」を判断する必要があります。今回のEC閉校は、本当に残念な出来事です。突然予定を変更しなければならなくなった学生さんやご家族はもちろん、長年ECで学生を支えてきた先生やスタッフの皆さんにとっても、とても厳しい状況だと思います。でも今回の出来事で、私たち自身が長年大切にしてきた考えを改めて確認しました。現地エージェントの価値は、「何も起きない」と約束することではありません。何かが起きた時に、そこにいて、すぐ動けること。今日の朝、私とクリスがECへ向かった理由もその一つです。これからも、マルタスタディの学生さん一人ひとりに対して、同じように対応していきます。※本記事は2026年9月15日時点で確認できている情報をもとに作成しています。EC、FELTOM、ELT Council、Identità、清算手続きに関する当局等から新しい正式情報が発表された場合、随時内容を更新いたします。マルタ留学の問合せやご相談はこちら📩https://www.malta-study.com/contactLINEで気軽に問い合わせ💬も受付中!〈関連SNSはこちら〉マルタスタディホームページ→www.malta-study.comInstagram→maltastudy.instagramTwitter→@maltastudyFacebook→https://www.facebook.com/maltastudyjp/