みなさまこんにちは。花房です。


だいぶ冬が近づき、朝晩は寒いですがいかがおすごしでしょうか。


本日は特にご紹介するお話も、

私の身辺にかわったこともあってのことではありませんが、

秋深まる美しい空気の一時にごあいさつにと思い立ちました。


お顔の見えぬ向こうにいらっしゃる皆様へ。


ご縁を大切にしてくださいね。











秋の日中に。




花房灯子。





この話はしておかなければ。

いや、こころにとどめておくべきなのかな。

・・・多くの似たような男たちが、道を間違えないようにいま語ろうか。



放蕩の嫁に、離婚を突き付けた男だ。

結婚して、ずっと黙っていた。

意見や気持ちは伝え続けた。

けんかになったことはない。

いつも、嫁のやりたいようにさせたけれど、嫌なものは嫌だと伝えてきた。

嘘をついて出るようになった。

嘘だけはやめろと再三言った。

口数が多い方でも、話が上手な方でもない。

おれみたいな男が、離婚を伝えるのは本気の時だけだ。

好きだけど、もう限界だった。

あのときは。


だからそういった。

あいつも、おれの二言目で本気だとわかったらしく、

これまでの遊びや仕事や人間関係を投げて、よそに不義理をして戻った。

おれは許さない姿勢をみせた。

あいつは、それのすべてを自らの不徳と責任をみせた。

本人いわく、「本当に大事なものが家庭だとわかった」そうだ。


金を稼ぐ。そして遊ぶ。エネルギーのありあまった女。

一方おれは、再就職に苦をし、経済的に苦をかけた負い目からあいつを自由にさせすぎた。

有り難いと思う気持ちが、

嘘を繰り返し遊び呆ける女を許せないと思う気持ちに負けて行ったのだった。


そして決意した。

別れよう。

そのほうが、お互いのためだと。

自由に生きて、稼ぎ、遊ぶのがあいつらしさなら、自分はそれを望まない。あいつらしさを望まないのだ。

そんな暮らしはやめたほうがいいと。

おれも苦しい。

おれだけのためにいてほしい。

結婚する前から、ふたりが合わないのはわかっていた。

そう思った。


関係を再構築して、幸せに暮らしだしたある日嫁が言った。

「あの日のことを思い出すと、今でも息が苦しくなる」

あの日。

おれが、離婚しよう、本気だ。出ていけ。といったあの日。

「おれも、息ぐるしくなる。あれは、賭けだった」

賭け・・・

本気でなければ、伝わらない、そういう賭けだ。

駆け引きじゃない。


「お前が、自分を曲げてまでおれに飛び込んでくれたからやり直せた。あのとき、もしもおまえがあれほどにー絶対に別れないーと、何日も何日も食い下がってくれなかったら今頃」


今頃、

男であるおれはすっと、いつまでたってもあの時なぜ許せなかったのか、あのときなぜ思いとどまらなかったのかとずっと後悔しても、あとの祭りで、

女はそのとき深い傷を負うだろうが現実を見、立ち直って自分の道を生き、過去など振り返らないだろう。


世間は、女の放蕩を許した情けない男だと嗤うかもしれない。

だけど、罪を許しそばに居続けることの勇気に比べたら、すててしまうことはなんとたやすく、後悔の多いことであろうかと思う。


おまけに、自分は感謝している。




嫁のこころも、花房はお伺いした。


「本当の愛って、その人のしたいことをすべて受け入れることじゃないかなあと思います。私は、自由にさせてくれる夫が好きだったけど、愛してなかったのかもしれません。あのとき、本当にあの人のこころの叫びを聴いて、なんと愚かな妻だったと目が覚めました。

この人の愛情を失うくらいだったら、そのほか自分が持っている友情や親情や人間関係のすべての義理を失ってもいいと、本気で思いましたから。

そんな苦しさを与えて、教えてくれた夫を今心から愛しているといえます。

花房さん的には、愛っていろんな形があるんでしょうけど、私の愛はこういった形です。

私は、彼に感謝してます。」




その時に不義理をしたり結果的に約束を破ってしまった友人たちは、理由を知って受け入れてくれたそうです。



あなたは、あなたの愛する相手のこころが本当に望むものが何であるか、真に理解していますか?











花房灯子


花房さん。私の話を聞いてください。

私は17歳でお嫁に行きました。

嫁いだ先の主人は37歳、今での37歳は若いですけど、当時はすごくオジサンな男性のところにこさせられたなあと思いました。

18歳のときに、出入りしていた業者の若者といい仲になって、妊娠しましたが、体の周期的に旦那さんの子だと私にはわかっていました。

でも、連れ戻された私は旦那さんにひどく折檻されて、6か所骨折、そのときの殴られたのが原因で左の眼の視力はほとんどなくなりました。

歯も折れました。

なんとか出産してみると私の訴えたとおり息子は旦那さんにそっくりでしたが、それから旦那さんは異常に私に執着し、折檻し、監視のめを光らせていました。

よその男と契った過去のため姑や舅の私の扱いもそれはそれほどのものでした。

二人目の息子を生んでからも、旦那さんはずっと暴力を私に与え続けました。

だからほら、今でも見えるとこ、傷だらけでしょう。

いまならば、旦那さんがすごく気の毒なひとだとわかりますが、当時は恐ろしかった。やっとのこと離婚して、浮気の相手との同棲生活が始まると思ったら、

離婚すると思っていなかったといいのこしてそいつ奥さんのところへ戻っていったの。

そして私は一人になった。息子たちもそれぞれに家庭を持っていたしね。

さみしかったのかなあ、次の男は、最初の夫の反動なのかすごく若い子。私よりも22歳年下でね、ふふ、長男さんよりも下だったのよ。

蜜月という言葉を連想させるようなお付き合い。二人とも独身だったけれども、こそこそデートしたりしてね。

入籍まで半年と待たなかったのに、彼塀の中へ行っちゃった。お薬と、窃盗でね。

私は待つつもりだったんだけど、女が訪ねてきたの。彼の子供とやらを抱っこしてね。女、18歳とか言った。子供が産まれたら結婚するといっていなくなって、その女の子ね、探偵さんをやとってまで探したら私と入籍してたっていうんで、どういうことかとやってきたの。

赤ちゃんみてたら、もういいかなって気になっちゃって、塀から出るまでに離婚成立よ。もう、出てるんじゃないかなあ。

このあいだまで好いて一緒にいた男の人はね、ここ見て・・・

すごいでしょ、内出血。打撲してるのよ。これ、やった人。

お金持って、どこかいってしまったの。老後のお金と思ってためてたものだったけど、かけてみようっておもったのね、あいつに。

花房さん、私の人生ってどんなの?占って・・・

ううん、やっぱり、占いいいわ。だって、さみしい、むなしいもたくさんあるけど、何か意味があるんでしょうね。きっと。それは、そういうのだけはなんだかわかるの。

まだ、これからだものね。今やっと還暦なんだもの。怪我ばかりだけど、私大きな病気は一度もないの。だから、思うように生きるわ。だって・・・


どんな恋でもないよりまし、なんでしょ?

こんなのばかりの人生だけど、咲いて、散って、咲いて、散って、それが花でしょう。

腹をくくって生きてみたことある?人から馬鹿だといわれても。ふふ。

ばあさまでも、花は咲くの。



































私、この女性好きです。

いつもにこにこしてるから好きです。