若さって何だ3 | 花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

旧タイトル「34歳、無職です。」
→「東証一部上場企業の製品設計が最低賃金の警備員になった件」

50代で早期退職して、花鳥風月を
愛でて、晴耕雨読な余生を満喫する
事をめざすブログ。

振り向かないことなのです。


過去回はこちら。


若さって何だ2
https://ameblo.jp/malicetetsu/entry-12775323031.html


若さって何だ
https://ameblo.jp/malicetetsu/entry-12668937524.html


結婚してないのか、俺以外の奴も…
https://ameblo.jp/malicetetsu/entry-12774520207.html


先日、ブログにて

「夢を追うのと現実を生きるのは別。
 ただし両立も出来る。
 泥臭い現実の学校や仕事が嫌だから
 と言って遊びみたいな仕事で食べて
 いこうとしなさんな(意訳)」

という旨の記述をしたのでした。


ちょうどのタイミングでとある記事を
見かけたのでご紹介。


「夢追い型の専門学校」から見える
進路格差の悲惨
https://toyokeizai.net/articles/-/631520


要約。


・各種専門学校で就職率に差がある。
 医療、教育、情報処理などが高い。
 一方、服飾、演劇、外国語、音楽と
 いった専攻では低くなっている。
 ※具体的な数字はURL記事をご覧
 ください

・就職状況により、専門学校の分野は
 3つに分類できる。

・「就職型」
 工業、教育など専攻した分野にほぼ
 就職できるタイプ

・「デビュー型」
 俳優、ミュージシャン、漫才師など
 パフォーマンス系は卒業後に全員が
 就職するのは困難なタイプ

・「折衷型」
 アニメ、ゲームなどのコミュニケー
 ションアーツ系はアシスタントや
 見習いとして独立前雇用が見込める
 タイプ

・奨学金を利用した進学者が多いが、
 専門学校での学習が安定した就職に
 繋がらなければ、生活設計が難しい
 (専門性が活かせる職でなければ、
  大卒より低い賃金となり、返済が
  厳しい状況になる)

・専門学校は、就職に強いイメージを
 打ち出し高校生にアピールするが、
 「夢」を経済的自立に結びつけると
 いう役割を果たしているだろうか


ですって!


あと、記事内にとある方の論文が記載
されておりましたので、以下抜粋。


 学力が低い層の高校生が選択する
 傾向が強い音楽やアニメ・ゲーム
 等の分野には独自の慣例があり、
 また、就職率も高くないと想像でき
 る。

 自分の「好き」を重視してこれらの
 分野を選んだ高校生が、将来長きに
 わたってその分野に関連する仕事に
 従事できる可能性、経済的に十分に
 自立できる可能性は残念ながら高く
 ないと推測せざるを得ない。

 そもそも、アニメ・ゲーム業界は、
 有名なアニメ監督や人気のゲーム
 クリエイター、大手ゲーム会社
 正社員などの年収は高いが、
 アニメやゲーム制作の実務に関わる
 人の多くは収入が低いという格差で
 も知られている。

 つまり、学力の低い層からの
 専門学校進学は、その分野に関する
 先天的な才能に恵まれている場合を
 除いて、将来の格差解消には結びつ
 き難いといって間違いないだろう。


ですって…


もう少し こう 何というか
手心というか…





私の言いたい事も同じなのですが。

こうキッチリした文章にされるとまた
趣がありますね。


パリピ孔明というアニメがあります。
唐突ですが。





「歌」で成功する事を夢見る女の子を
転生した諸葛孔明が支える、といった
ストーリーのお話。

お話の中でライバルとなるグループが
あるのですが。





彼女らは高校の頃で既にバンドを結成
しており、そこで観客を湧かせる程の
演奏が出来ておりました。

卒業後にプロを目指し活動したものの
すぐには売れず、バイトしながらの
バンド活動をしていたのでした。

大物プロデューサーに見込まれ、金や
露出やパフォーマンスの指導などで、
バンドに重きを置かないスタイルでの
活動をして売れていくのですが…

自分のやりたい音楽じゃない、と葛藤
する…


みたいな設定のキャラクターです。


これを受けて、娯楽系の仕事を目指す
者たちへ言いたい事は以下。


1.高校生からスタートでは遅い

夢っぽい事を叶える人はそれが夢では
ないのです。

小さい頃からの日常だったのです。

高1で既にバンド活動ということは、
中2とかにはもう結成してたのかな?
じゃあ中1とかには楽器やってたので
はないかな?

中1で楽器やろうってことは、小学生
から音楽には触れていたんでしょうか
ね?

原作の設定は知りませんが、現実的に
「高1で学園祭ライブを盛り上げる」
なんて事が出来るとしたら…を考えて
みました。


あるいは楽器の指南をしてくれる様な
知り合いが身近にいたとか。

高1で影響を受けたので始めました、
では、その道で食べていくのは困難な
道になるのです。

先の論文の言葉を借りると、先天的な
才能に恵まれでもしない限り、ね。


ちょっと余談。

この文章を書いている今は、ワールド
カップで日本がドイツに勝利した事で
テレビが賑わっているのでした。

勝利の立役者と言われている浅野拓磨
選手。

兄弟の影響で幼い頃からサッカーを
しており、小学生で既にチームに所属
してのプレーだった、との事です。


あと、体操の白井健三選手。

兄が体操をしていて、自身も3歳から
体操を始めたとの事です。

彼が金メダルを獲得したのは17歳。
高校生くらいの年代に既に結果を出し
ていたのです。


何が言いたいかというと、ただ独りで
練習だけしてたりとか、動画や漫画を
見て、いいなー俺も目立ちてえなーと
考えていたとか。

そんな青春時代を送った訳ではない、
という事なのです。

ま、アスリートと職業を同一視してる
訳ではありませんが。


高校1年生あたりでまだユーザー側の
意識でいる程度では、娯楽系の仕事で
安定してやっていくのは難しいのかと
思うのです。

その位の年齢のころには、身内以外の
ある程度の人間に認められている位の
実績や成績がないと、ね。

パリピ孔明の彼女らのように、学園祭
ライブとか。
同人ゲームや漫画を完成させていて、
友人からの評価もそこそことかね。


2.供給者は辛い

そのコンテンツの消費者の立場でいて
どこかで唐突に才能に目覚めるなんて
そうそうないのです。

供給者になる、お金や熱狂を生み出す
人間になるのは、幼い頃からの環境、
親の趣味や教育など、運命とも言える
巡り合せがもたらす結果なのです。


いつの動画か忘れましたが、最近少し
引用頻度が減っていたエフ氏の動画。

おもちゃメーカーの人事だかの人が、
面接指導に来てくれた時の事。

「御社のおもちゃは楽しくて、よく
 あそんでいました!だから御社を
 志望しました!」

みたいなのを志望動機として言う子が
居て。

「ありがとうございます。
 いい『お客さん』ですね。」

みたいな、影のある反応をしてたかと
思います。


ユーザー目線なんですね。

なぜクリエイター側になりたいと思う
のか、が志望動機になるのでしょう。

そこが無く、漠然と
「好きなものに関わっていたーい」
では、
「らくしたーい、辛いことやーなの」
でしかないのです。

仕事する、供給する上で、辛い事など
少なからず訪れるのです。

そこを乗り越えるだけの意志があるか
素質があるか、「覚悟」があるか…

それを面接では見極めたいのですし、
求職者側はそこを面接で伝えなければ
ならないのです。

業界ならではのルールなどを勉強する
必要もあるでしょうから、そういった
学業の努力や能力も必要なのです。

たとえ創るものが娯楽であってもね。

やりたくない事も、お金を生むため、
売るためには、やらなきゃならないの
です。


ちょっと余談。

喜ばしい事に、私のいる警備会社では
若手の人材が数名いるのですが。

もし彼らが辞めるとしても、私は止め
ないのです。

安定した就業のために別の道を選ぼう
とするのであればね。

オッサンになって次の選択肢が厳しい
状態で無職にさせるよりなら、若さを
ウリに出来るうちに次の道を選ばせて
あげたいのです。

生活保護を求めたり、ニートやプーと
して生きるようにしたくないのです。

ただ、
「つらいでーす、やめまーす」
では次の就業が難しいので思い直して
欲しいのです。


十中八九、面接では
「前職の警備業を退職された理由を
 お聞かせください」
の質問が来るのです。

そこで
「いやああんなに長時間の拘束がある
 なんて聞いてなくて」
「時間外の仕事が多くて、カレンダー
 通りの勤務じゃなくて、友達と遊ぶ
 のも一苦労でした」
みたいな回答をしようものなら。

「ウチに入ってからも聞いてないから
 で嫌な事があると辞めるんだな」
「ウチも時間外や休出あるけど、なら
 コイツはダメだな」
とか思われちゃうのです。


なぜ辞めたいか。
次にどこに行きたいか。
なぜそこならやっていけると思うか。
そこは警備でやってけなかった要素が
「ない」と断言できるか。

そういった事を考えてほしいのです。

例えば「人と合わなかった」て理由で
辞めたとしたら。

次の職場は嫌な人がいないと調べたの
か?
また嫌な人がいたら辞めるのか?
いい人が居なくなったら辞めるのか?
と問いたくなるのです。


大差ない理由でいろいろ辞めてきてる
私が偉そうに言える立場ではないので
すけれどもね。

ま、だからこそです。

そういう理由で辞めてきてるからこそ
バカ正直にそのまま言っちゃったら
採ってなんかもらえないよ、と助言を
してあげたいおじさんなのです。

ウソでまかせブラフメッキ虎の皮でも
何でも使えるものは使っていいので、
「コイツなら金を払っても使えるな」
と思わせる『何か』を面接で示せねば
ならないのです。


とはいえ他人の人生は他人のもの。

私に止める権利なんてありません。

あくまで相談しにきてくれたらお話を
してあげようかな、位の思いですが。

閑話休題。


3.生活力や根性が必要

夢っぽい事を追うのも生活なのです。

バイトしながらバンド活動もする。

飯を食うための「現実」の仕事もして
「夢」を追う活動も出来る。

「両方」やらなくっちゃあならないっ
てのが夢追い人のつらいところなので
す。

その「覚悟」が出来ているか、って話
なのです。





ここから地獄のお話。

当たり前ですが、両方やるのはすごく
疲れます。

寝る間も惜しんでやらねばならないの
です。

それだけの労力をつぎ込んでも、夢を
掴めるかはわからないのです。


だったら、初めからその労力を現実の
仕事の方に100%つぎ込んでたら…

いくらの金になってただろうか。

歳を取って後悔しても遅いのです。


20歳とかの若いウチはいいけれど。

1ヶ月、2ヶ月、半年過ぎた。
リア友は少し減って。

25歳、30歳、10年過ぎた。
焦りも出てきた。

そこから夢を掴めるか?

それでも夢の輝きが衰えなければ…
情熱の火が消えなければ、まだマシ。

もう今の時代にそぐわないセンスや、
若手の台頭に飲まれ、心が折れて。

気づいた頃には40歳フリーター。

バイト帰りは家で独り、時代遅れの
オリジナル曲を奏でる人生なのです。


悪いとは言ってません。
楽しそうだけどね。

金か健康か仲間があればね。
後悔がなければね。


でもおそらく「趣味」のバンド活動に
金をつぎ込み貯金もなし。

無理な二足のわらじのスケジュールで
体はボロボロ。

周りは既に家庭を持っていて、身近な
知り合いは離れていった。


若さもお金もなく、夢すら失われて、
残されたのは非情な現実。


本格的に病気をしたらどうしよう。

こんな歳じゃ、バイトからの正社員も
見込めない…それどころかいつクビに
なるかわからない…

貯金もない、親も老い先短い…

かつての仲間にすがろうか…いやいや
そこまで落ちぶれたくはない…でも…


親に心配かけた人生だったな…
せめて親の面倒をみなきゃな…

まずは自分で自分をみなきゃな…
それも難しいな…

でもこれからどうしような…

どうしようもないな…

どうしてこうなったかな…

いつからこうなったかな…

いつから…

いつ…


今なのです!!





夢を追うかどうかを決めた、今。

そんな道を選んだ時に、こんな地獄の
人生が決まったのです。

人生が地獄になったのです。

思い直すのも今のうちなのです。


孤独の悲哀とか、社会への不満とか。

憂鬱な日々とか増えてくトラウマとか
若人特有のネガティブな心境をうまく
歌にできたら、格好いい事もあるので
しょうが。

底辺人生な中年の慟哭は身につまされ
感動よりも痛々しいものなのです。


あと、人と関係する力もですね。

バンドの仲間、スタジオの管理者、
敏腕プロデューサーへと繋がるコネ。

コミュ障では務まらないのです。


学校や会社は他人と関わったり、責任
負わないといけないから嫌…

だから好きな「遊び」の延長みたいな
事を仕事にしたい…

てのは逃げなのです。

逃げと言うか、逆にもっと厳しく人と
関わらなければならなくなるのです。


むしろ会社員の方が、ビジネス的な
人との繋がりで済むのです。

お金払ってやってるわけですからね。
お金のために仕事で付き合ってるわけ
なのですからね。

心の繋がりなんて要らないのです。

上っ面だけキレイっぽくしておきゃあ
やっていけるのです。

上っ面だけでも、働いている間ずっと
キレイにできて、それを通しきれれば
それはもう礼儀正しい人なのです。


4.世の中ね、顔かお金かなのよ

結局世の中、相応に金が注ぎ込まれた
ものが売れるのです。

充分な技術を使って、時間と人を多く
かけて、大勢の人に発信して。

いいツラいい身体の奴を広告塔にして
劣情を煽るのが「売れる」のです。


「人たらし」なんて言葉があります。

人に好かれる、好印象を与える人とは
そういう「造り」になってるのです。

そういう言動ができるものなのです。


「たらし」めが……





パリピ孔明のアニメは最後は「歌」が
決め手になりましたがね。

純然たる歌だけで、人を魅了したり、
お金を払わせたりなど、現実世界では
できるものではないのです。

純然たる声だけで声優の仕事が来たり
純然たる漫画の面白さだけで漫画家と
して連載を続けてられたり…

そんな風にはならないのです。


キャラクター、顔、身体…
話題、フォロワー数、コラボ相手と。

オプション的な強さを持ち合わせてる
強敵がたくさんいるのです。

今の世は、それさえあれば明確な実力
なしでも、そういう遊びの延長で金が
稼げちゃったりするのです。

無論そこから長く稼ぐには、広く売り
続ける企業のプロデュース力が必要な
わけですが。

そこまで力を入れてもらえる作家など
ほんの一握り。


アマチュアブログ漫画家みたいなのが
ちまちまと食べていけたり。

インボイスで廃業しかけるような弱小
声優みたいなのが、若いうちだけなら
やっていけたり。

それって、ある意味不健全なのです。


例えば、漫画。

私の若かった頃、漫画といえば…
ジャンプ、サンデー、マガジン位しか
ありませんでした。

チャンピオンも好きですけどね…


集英社、小学館、講談社。
出版元もビッグネームなのです。

そういう所で、長年編集をやっている
プロが、厳選に厳選を重ねてデビュー
させた作品、作者…

そういう人だけが「漫画家」、漫画を
生業としていると名乗れる職業だった
のです。

それ位に練り上げられた物こそが金を
生み出せる漫画だったのです。


今は娯楽過多なのです。

娯楽なんて、それ位のものだけあれば
充分であるべきなのです。

ただでさえ、インターネットの普及で
世界中の映像や作品を選択することが
できるというのに。

更にそこからアマチュア作家も現れて
有象無象の珠玉混合なのです。


大手出版社が練り上げた作品だけで
充分なのです。

それ以外に欲しい人は同人活動とかを
本職の合間に趣味でやればよくて。

趣味レベルのクオリティでお金になる
仕事になるほうが不健全なのです。


ここで専門学校の話に戻ります。

「専門学校や業界が生徒を集めるため
 存続するための活動をしており、
 長く食べていく能力の習得や就業に
 結びついていない」
という冒頭の話に繋がるのです。


娯楽色の強い、冒頭の引用を借りるの
なら「就職型」でない専攻の業界。

能力がある奴を生み出したところで、
その能力を使ってお金を生み、ご飯を
食べていける状態になっていないので
はないか、と思うのです。


免税だと支援だの、闇だの裏だのと。

あれこれ国に負担してもらって、影で
犠牲者を生んで。

それでようやく生かしてもらっている
状態なのです。


おまえ もしかして まだ

自分に漫画を描く能力が備われば、
それだけで漫画で食べていけるとでも
思ってるんじゃないかね?

自分に洋服を作る能力が備われば、
デザイナーとしてやっていけるとでも
思ってるんじゃないかね?

自分に演技をする能力が備われば、
劇団としてやっていけるとでも思って
るんじゃないかね?





例えば、漫画。

コマ割りやトーン、セリフ入れなどの
漫画としての体裁が整ったもの…

ユーザーとしてはそれが当然なわけで
すが。

整っていたとしても漫画として面白く
なければ読まれません。

面白かったとしても、特に今の世は、
無料で膨大な量の作品が読めます。

どんどん新しい作品も生まれます。

ちょっとした話題作なんてのはすぐに
生まれ、そしてすぐ消えます。

「漫画」を描く能力があっても。

「漫画家」として長く生きていけるの
は、極々少人数なのです。


例えば、服飾。

着られる服を作れるだけで服屋として
やっていけるわけではないのです。

ユーザーとして服は着られるのが当然
言うまでもないお話でして。

そこから機能性や耐久性や価格、あと
洗濯や速乾性やデザインなどを求めて
いくものと思います。

全てを満たす大手衣類屋が既にあるの
です。

ユニクロ、GU、しまむらですね。

それ以上のものを、服飾のお勉強だけ
した人間が作れるでしょうか。

需要に答えられるでしょうか。

過度に独自性やオシャレを追求してる
衣類を所望する人がそんなにたくさん
いるでしょうか。

特に昨今、コロナという災厄が猛威を
振るっております。

病状は一段落しても、オシャレしての
お出かけというレベルで出かけられる
のはまだ先でしょう。

更に昨今はロシア侵攻の影響が強いと
思われる各種値上げラッシュも重なり
家計は苦しくなる一方なのです。

オシャレ等の娯楽は真っ先に削られる
出費の1つかと思われます。

今までの売上が期待できないのです。

その波に飲まれた1つの衣類屋がある
のです。

オシャレチックで有名なレナウン。
このクラスの老舗も破綻するのです。


レナウン破綻1年
23歳元社員の挫折
「服が好きなだけじゃやってけない」
https://www.wwdjapan.com/articles/1221698


最後の一言の思いが重いのです。

「ファッションは趣味と割り切りま
 す。
 デジタルの知見を磨いて、将来
 副業として関われたらいいですね」

ですって。


例えば、音楽や俳優。
ライブや舞台で活動する人ですね。

こちらもコロナの影響を大きく受けた
業種と言えるかと思われます。

狭い空間に大勢を集めて、ワーワーと
声を上げさせる、盛り上げる。

そんな活動は真っ先に槍玉に上がった
のです。

秋田の誇る劇団わらび座もコロナ禍の
影響が避けられなかったのでした。


劇団「わらび座」
民事再生法の手続き開始
再生へ期待とエール
https://www.asahi.com/articles/ASPC2728DPC2ULUC02Q.html


大手、有名所と言える団体でさえ、
少しの災厄や不景気で経営が危うく
なるのが娯楽業界なのです。

その大手や有名所でやっていくには、
能力だけではなく、やる気と興味と
若さに加えて才能も必要なのです。


専門学校に通って、知識だけつけても
ダメなのです。

ダメなのに。

専門学校はさも知識だけで好きな事を
仕事に出来るように謳い生徒を集めて
いるのです。

専門学校はそれが仕事ですからね。


闇の深い専門学校を存続させるための
養分になる人生を送る人間をこれ以上
生み出さないためにも。

誰も湧かせられない、湧かせた事の
ない人間が、娯楽業界を目指すなんて
事はするべきではないのです。

するべきではないと周知するべきなの
です。


前も引用したかも知れませんが。


声優目指す39歳の専門学校生
「お母さんも応援してくれる」
https://www.news-postseven.com/archives/20200307_1546334.html?DETAIL


何か胸糞系の漫画を1作読んだ位の
読後感の悪さがあるのです。

「正気かという夢見人がいる」
「恐ろしい現実」
「理解し難い」
そんな言葉が生易しい、もっと過酷な
現実がそこにあるのです。

いや、現実か?
むしろ嘘であってくれ!

そう言いたくもなる程の痛々しさなの
です。


本文を借りて少しだけ概要ご紹介。


色白でぷくぷくと太った頭髪さみしい
男の子とインタビュアーに評価された
39歳男性(石井さん:仮名)が声優
養成学校に通う。

自身は派遣で働いている。

学費はダブルワークする母親が出して
くれる。

話すと彼は世間知らずな幼さを残して
おり、外見や実年齢に対しちぐはぐ。

有名声優をこき下ろしたり。
声優の彼女を欲しがったり。
ラノベ作家も目指したいと言ったり。
声優になれない時は
「学校のせい、怒る」との事。

そんな彼を声優コースの女性担当者は
笑顔であしらっている。


その2人に対してインタビューすると
いう形式で語られた本記事。

もちろん、声優の卵を紹介するもので
はなく。

声優養成学校の紹介記事でもなく。

「しくじった」世代の紹介記事なので
した。


声優志望の彼は「しくじった」存在と
言われているのです。

身の程を知らず、声で人を魅了した
経験もなしに、成功者の光に引き寄せ
られて声優の道なんぞに迷い込んだの
です。

飛んで火に入る夏の虫なのです。

危険も認識できず、燃える火の光に
飛び込み焼け死ぬムシケラなのです。


以下、シメの言葉から抜粋。


 いまだから言うわけではないが、
 はっきり言って石井さんが声優に
 なれるわけがないし、ラノベ作家も
 まあ、無理だろうと取材時から
 思っていた。

 「もしかしたら」と可能性もなきに
 しもあらずだが、スーザンボイルは
 発見されるのが遅かった天才の
 奇跡の話だ。

 リアルは残酷だ。

 そんなところに気づかせることなく
 商売するのもプロだ。

 憧れや夢をビジネスに変えるプロ
 集団にかかれば、子供おじさんなど
 ひとたまりもない。

 商売としてはありだろうが、社会は
 このような夢の搾取によっても
 蝕まれている。


ですって………


もう少し こう 何というか
手心というか…





加減しろ莫迦!





結論は過去回からずっといい続けてる
事の繰り返しになります。

夢だけを追い続けたら人生しくじるの
です。

現実を生きる為の手堅い仕事も同時に
務めるのです。


電気水道ガス、交通物流通信などなど
インフラ系は手堅いのです。

教師福祉介護医療、人と関わる仕事も
なり手不足も相まって競争率は低いと
思われます。

あとは警備ですね。


ここだけの話。

ウチの警備は人が足りないのです。

どこもだと思います…


私は施設に配属される常駐警備業務と
いう役割なのですが。

雪のシーズンだと臨時で除雪のための
警備員を用意したりもします。

あと、別部署なのですが、機械警備が
発報した時に駆けつける機械警備員の
お仕事もあります。

施設や道路を直したりする際の工事に
あたる交通誘導警備もいます。

全部足りてないのです。


私見ですが、警備業は少なくとも今後
すぐには廃れない程度の需要があると
見ているのです。

参考まで、私も入社時に概要は講習を
受けた、警備業のはじまり。

類似の内容を、文教大学のアーカイブ
より無断閲覧させてもらいました。

こういうのが残ってるのが、ネットの
いい所だわね。


社会文化調査実習2002-03年度報告集
https://www.bunkyo.ac.jp/~koogenga/


警備業界史
https://www.bunkyo.ac.jp/~koogenga/keebi/gyoukaisi.htm


レイアウトがおどろおどろしいけど、
2003年ころのアーカイブだそうなので
独特のセンスは仕方ないのかもね。


細かい話は端折りますが。

要はここ数十年の傾向から見て、

・自宅と店舗が同じな自営業よりも、
 自宅と職場が別の会社の働き方が
 主となり、営業終了後に店舗が無人
 となるようになってきた

・テロや盗難など日常の平和を脅かす
 存在がより身近になってきた

・歴史的な事故では警備による活動で
 多くの命が救われてきている

と、より警備が必要となる流れが来て
いるのです。


加えて、警備員は高齢でも務めやすい
事で知られています。

タイマンバトルをする武力が求められ
ている仕事じゃないのです。

今後の高齢化社会、生活保護や年金に
頼るだけでなく、自立自活し、社会と
関わり続ける事ができる警備業。

務める人間の平和への意識も高めて
くれると期待されているのです。

と、何かの本で読みました。


年金生活でブラブラしてる高齢者は、
クレーマーや万引き常習者など迷惑を
かける側に回り得る生活ですからね。

政府自治体としても、高齢者でも労働
続けてほしい所でしょうし、無碍には
しないでしょうなのです。

警察と関わったり、捜査協力をしたり
する事もありますからね。

地元に根付く大きな施設や、インフラ
工事の警備もしますから。

もう半分公務員みたいなものじゃない
でしょうかね。


私自身、今だけでなく老後も見据えて
警備業を選択しているのです。

この先ずっと最先端技術を学び続け、
更に新しいものを開発するなんて無理
なのです。

人の上に立つ管理職みたいなのも到底
出来ませんし。

デスクワークばかりでは、体も弱って
来てしまいます。

40代の今、警備業を経験しておけば
老化防止できますし、親の介護などで
将来離職したとしても、60代位から
でも復職の見込みがあるのではないか
…そう、警備業ならね。

そんな思惑があるのです。


悪いことばかりじゃないのよ、警備。


迂闊な夢追い人にならずに、警備業を
やりなさいよ!

やってくださいよ!

ウチ、また1人外されたのですよ!

来年さらに1人辞めそうなのですよ!

高齢でいつ辞めるかわからない隊員も
いるし、欠員が出たら、現存の隊員の
休みを減らして凌ぐしかないのです!


夢を追うより不審者を追いなさい!

警備じゃなくてもいいから!


闇深い専門学校の学費などいらない!

サポートしてくれる窓口もある!

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