今日はとある作品のご紹介です。
ヤンジャン(スマホアプリ)で無料
公開中の漫画「NEETING LIFE」
(ニーティングライフ)
作品を知ったのはツイッターの広告で
流れてきたためなのですが。
数日後、東洋経済オンラインでも紹介
されていたのでした。
こちらから入ると、スマホアプリやら
会員登録やら不要で読めますので、
リンクもご紹介。
45歳で退職し
「夢のニート生活」
始めた男のリアル
https://toyokeizai.net/articles/comic/610479
あらすじ…というよりかは、主人公の
人生。
優秀な兄弟とは異なり、超ブラックの
会社の営業に勤めている主人公。
作中はコロナ禍を彷彿とさせる情勢で
感染症が蔓延する社会。
「自粛疲れ」によるストレスなど全く
ないタイプであり、いわゆるニートの
ような生活を夢見ていた主人公は、
【会社でのある出来事】をきっかけに
全てが虚しくなり、消費を抑え貯蓄を
開始。
45歳にして早期退職。
2000万円の貯金を抱えて、木造の
ボロアパートで一人暮らしを開始。
室内にはテント、その中で寝袋生活。
洗濯は部屋干し、暖房はカセットガス
使用のストーブ。
買い物は宅配、ゴミ捨ては窓から。
食事はレトルト、トイレはしびん。
あとは缶チューハイとツマミを食べて
趣味の電子書籍閲覧。
人に笑われそうな生活…だが、そこは
彼にとっては「偉大なる宮殿」。
『このままでいい
このまま何かに追い立てられる事も
なく
分不相応な欲求に囚われず
人間関係に思い悩まず
怒りや嫉妬や恨みや憎しみなど
負の感情に心を乱されることのない
穏やかな毎日をただ繰り返し
人生を終えてしまいたい』
そんな今の人生を、鴨長明の方丈記を
引用し、俗世間や過ぎた欲望を捨てて
過ごしていく…
計算上、45歳から65歳まで支出は
1920万円。
家賃 :32,000円
食費 :15,000円
水道・光熱費: 6,500円
年金・保険料:22,000円
月あたり: 80,000円
年あたり: 960,000円
20年分:19,200,000円
もしそれまで持たなかった時のために
「首が通るよう輪にしたロープ」と、
「ビニールプール」を用意。
家族からの愛があった頃を思い出し、
それでも「脱出」したいと思った時は
来世に期待して「決行」しよう…
こんな感じです。
他人とは思えない!!!!!!!!!
特に『 』で括った所の文章は本文を
ほぼそのまま引用しちゃいました。
その部分は見開きで、主人公(45歳
無職、無精髭と伸ばしっぱなしの髪)
が、涅槃仏の様な笑みを浮かべて眠る
イラストが描かれているのでした。
他人とは思えない!!!!!!!!!
!!!!!!!!!11111111
以前のブログで、この文章と同じ様な
内容の発言をしていたような記憶が
あります。
大手企業の給料なんかいらないとか。
チューハイとツマミだけでいいとか。
人付き合いなんか煩わしいだけとか。
このまま空とか眺めて生きたいとか。
まあ、実際のところ…
似たような考えを抱く「おじさん」が
少なからずいるわけで。
いるからこそ、こんな漫画が誕生し、
連載に至ったのでしょう。
方丈記とやらはよくわかりませんが、
こちらが参考になるかも知れません。
現代の私たちにも通じる、
人生哲学としての『方丈記』
https://benesse.jp/contents/history/hojoki/
ちなみに。
本作のストーリーは、
①無職くらしの説明
②越してきた隣人(10代女の子)との
オンラインゲームを通じての交流
③会社勤め時代の顔見知りから貯金を
狙われる
という流れになっております。
現時点で、その後の展開は公開されて
おりませんので、どうなることやら!
興味のある方は書籍購入か課金をして
作者様に貢献してあげてください。
僕はやらないけどね!
ちなみに、多少ネタバレになるのです
が…。
【会社でのある出来事】
とは、ストーリー中の
③会社勤め時代の顔見知り
に関係する所なのです。
つまり、
「もう俗世とは関わり合いたくない」
と思わせるような出来事を職場で経験
しており、そう思わせた人間はやはり
自分の財を奪おうとしていた…
てことですね。
私が人間嫌いと言っているのはこれが
あるからなのです。
他人は、私の財を狙っている。
財に絡む以外で私に近づく者などいる
わけがない。
その位で考えているのです。
その位の考えになるような出来事が、
私も前の職場であったのです。
人を心から信じる、人に心を許す。
そんな心は、私にはもう無いのです。
もう二度とは、人に心や財を許す事は
ないのです。
心という器は
ひとたび、ひとたび
ひびが入れば二度とは
二度とは
あと、主人公がやったアレ。
「無職だとして何にいくら出費して、
年金まで何年だから総額でいくらに
なるか計算」
私もやってましたね。
ブログの過去ログを探せば、どこかに
あると思いますが、忘れました。
元データのエクセルを今見返している
ところです。
私の計算と、主人公の計算を見比べて
みるのですよ。
個人的な感想ですが、主人公の生活は
おそらく破綻すると思います。
まず第一に、雑貨代がない。
歯ブラシ歯磨き、洗剤、衣類。
あと20年持たすとしても、ゼロって
ことはないのです。
せめて月1000円、年1万円くらいは
見ておかないと。
第二に、電化製品代がない。
趣味のタブレットはもちろん、洗濯機
エアコンストーブの買い替えを考えて
おかなければなのです。
主人公は、声で動作するアレクサ的な
デバイスも購入しておりました。
5年で買い替えるとしても、年あたり
5万円くらいは使うのではないでしょ
うかね。
第三に、通信費…どこ…?
ネットラジオみたいなサービスを利用
して、80年代JPOPを垂れ流していると
書いてありました。
ハイスペックなオンラインゲームを
嗜んでいるご様子。
格安スマホのテザリングってことは
ないでしょうから、光回線だとして。
ネット代、電話代として月6000円、
年7万円くらいいるのでは?
おまけに医療費。
歯医者や内科など、年1万円位。
あと「予備費」。
不慮の事態に年1万円位。
ざっと見ただけでも、年15万足りて
ないのです。
やはり賃貸はダメね。
月32,000円の家賃は安くないのです。
ダメダメここではあなたも持ち家。
今の私のお家。
私もリフォーム代を出したのです。
おかげでローンなしなのです。
実家を建て直しして、今築15年とか?
そんな位なのです。
40歳の私が死ぬまで…80歳位かな?
あと40年、オンボロになるまで済むと
すれば、わずかな固定資産税だけで
生きていけるのです。
ま、屋根壁のリフォーム位はのちのち
要るのかしらね。
そういう時のため、今も私は警備員を
続けているのです。
まだまだお金が必要なのです。
あと、もし引きこもり生活をするなら
なおさら、ちょっとした事で運動を
した方がよいと思うのです。
1年程度ですが、2度ほど無職生活を
経験した身。
「なにもしない」で健康が維持できる
ほど、人間の体はつよくないのです。
仕事でもないと体や心を動かさない。
引きこもりでいるとどんどん体は鈍る
のです。
臓器や歯は衰えるのです。
儲蓄は減っていくのです。
精神がすり減るのです。
私は居合の趣味がありましたので、
引きこもり暮らしになったらまた再開
しようと考えております。
防犯にもなりますしね。
あと、猫ちゃん飼育は続けたいと思う
のです。
独りでも猫ちゃんがいると楽しい。
何かと声をかけるので、喉も錆びつか
ない。
ジジイと猫ちゃんの隠居生活です。
あと前述の通り、私は持ち家があるの
で、家賃がいらない上にシャワーあり
入浴も可、さっぱり清潔なのです。
本作のように、無職独身の生活だった
としても、「生活」まで陰鬱に引きこ
もりをしなくてもいいわけです。
スーパーで買い物して自炊できるし、
トイレもウォシュレットで人間らしく
できるのです。
早く健やかな無職生活を送りたいな。