ラテール攻略だと思った? | 花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

旧タイトル「34歳、無職です。」
→「東証一部上場企業の製品設計が最低賃金の警備員になった件」

50代で早期退職して、花鳥風月を
愛でて、晴耕雨読な余生を満喫する
事をめざすブログ。

いよいよ連休みたいですね。

私は今のところ5ヶ月連休なので、全く
有り難くも何とも無いのですがね。
(伏線)


むしろ、ニコニコ動画がすぐエコノミーに
なったり、格安スマホユーザーが増えると
ラテールが重くなったりしていいことなし
なのです。

みなのものはたらけ!(理不尽)


実際問題、格安スマホの回線でネトゲを
プレイするのには無理があるのです。

今更なのですがね。


他のプレイヤーがいたら遅くなります。
アップデートに何時間もかかることが
あります。

あと、操作を止めたのにその動きが映像
だけ維持されて、唐突になかったことに
なったりするのです。

言葉にするとわかりづらいのですが…。


例えば、ダッシュしてハシゴの前で止まろ
うと思ってキーを離しても、映像だけは
通りすぎて走り続けるのです。

コンマ数秒後、唐突にキーを離した位置、
ハシゴの前に瞬間移動するのです。

こういう異常現象がボス戦の最中でも発生
するのです。


一瞬の判断ミスでフルボッコされるような
アクションゲームで、こんな現象が頻繁に
発生するとか、やめたくなりますよ~。

おそらく大半のラテールプレイヤーからも
「こんな状況だったら引退するわ」と言わ
れてしまうレベルだと思います。


しんどいのです。


大勢の人が集まるイベントなんて、とても
参加できませんでした。

行ったは行ったのですよ?

でも即画面完全フリーズでした。


ネトゲでも独り…か…。


でも悪いことばかりではありません。



デゴス倒したああああ!

無料入手したバフアイテムをがぶ飲みして
がんばったら何とかなったのです。


やりこみさん曰く、デゴスはオワコンだ
そうなのです。

今更闇装備(デゴスで入手できる装備)など
すっ飛ばして、別の強い装備を簡単に入手
できるんだそうですよ。

ただ、当然の事ながらデゴスより強いボス
を何度も倒さなければならず、それは今の
私には無理なのです。


だから良いのです。

ショボい回線で、ソロで、暇つぶしで。

無課金で、詳しくなくて、それでも出来る
範囲の遊びで入手できる範囲のレア装備な
のです。

そんな私にデゴス装備は有り難い限りなの
です。


人曰く、こういうのを縛りプレイと言うの
ですよ。

SM的なものではなくて。


某有名な動画で、20年も昔のゲームなの
ですが、レベル稼ぎをしないとか、使える
アイテムや技に制限を設けてクリアすると
いうプレイスタイルで進めて大人気を得た
のがあるのです。

クリアするだけだったらそれほど難しくも
なく、私も学生時代にクリアしたゲームで
した。

それを特殊な条件…拘束…「縛り」をつけ
たがゆえに新たに面白く出来るのです。

「倒し難い環境」はそれだけで動画に付加
価値をつけたのです。


それは私のラテールも同じことです。

もし強いプレイヤーさんに半ば無理やり
連れて行かれて、山程送りつけられて入手
したデゴス装備だとしたら、大して嬉しく
ないでしょう。

これだけ頑張ってようやく自力入手したの
で、愛着も湧くというものなのです。



闇ガンブレかっこいいタル~!


有難うの反対は当たり前、だそうです。

あるのが当たり前な物には、ありがとうの
気持ちは湧き難いものです。


上を上をと目指し、その全てを手に入れ、
それらが当たり前になってしまった時、
その先に待つのは失う事だけなのです。

上に居る事、上で在る事。
それに感謝を忘れるのです。


例えば、今の社会は携帯電話が当たり前で
すよね。

昔なら離れた人と連絡をする事などとても
無理でした。

ポケベルで用がある事を伝えて、どこかで
電話かけろという合図を送る程度でしたで
しょう。

そのポケベルや公衆電話もなかった頃が
あったのです。

というか電話すらなかった事があったので
す。


そんな時代を忘れ、遠くの人と連絡を取る
事が「有り難く」なくなった今、携帯電話
の有り難さなど誰も持っていないのです。

電話を持っています、使えます…など、
何のアピールにもメリットにも幸せにも
ならないのです。


おじいちゃんおばあちゃんからすれば、
パソコン出来る位で「スゴイねー仕事でき
るねー」なのですが。

今の社会でパソコンが出来る「だけ」が
武器になることなどないのです。

もはやパソコンは当たり前のツールなので
す。


かく言う私も、長年思い続けていた猫との
生活が「当たり前」になってしまったせい
か、にゃーんと言われる事に少しうんざり
してきているのです。

あれだけ切望していた猫なのにね。


ですが、それも私は予見していたのです。

私は自分でそう、自分を理解しています。

欲しいなーと思ったものを入手しても、
思った程に喜びは無いという事を。

喜べないという事を。

「当たり前」になる事を。


会社員時代、私はたまにデジタル小物を
買っていたのですが、ウキウキした気分で
それを入手したとしても、多くの場合すぐ
飽きてしまうのです。

思ったほどやれる事がないなー、と。

継続して使うには余すなー、と。


でも買わずに後悔するのは勿体無いと、
お金があるのだから買っちゃえーと思って
買うのですが、毎度すぐ飽きるのです。

で、二束三文で売るのです。


実際、デゴス装備は現装備より火力が弱く
余計な追加効果が攻略には不向きでして。

今ひとつ使いづらいというのが正直な感想
なのです。

防御力が上がるので、高難易度の新たな
ダンジョン攻略には役立ちそうですがね。


いいなーと思うものは、抱いた幻想ほど
いいものではないものです。


よく外人さんが「ニホンに来たらコレを
試したかったデース」て言ってスシとか
テンプラとか、アキバハラジュクとか行く
テレビがありますよね。

あれは多くの場合「イヤーやっぱりスゴイ
ニホンいいとこ来て良かったYO!」みたく
言ってくれるのですが。

それだけのパワーとか、それだけ事を純粋
に楽しむ心が羨ましい限りなのです。


私だったら行く気にもなれないし、「多分
それほどでもないだろうなー」と思って
しまいますし、実際体験しても「やっぱり
この程度かー」となりますし、結局慣れた
元の環境や食べ物を見て「普通が一番」と
なってしまうのです。


旅行とか会食とか、特別なゴチソウとか。
純粋に「行ってよかったな~」なんて思い
したことがないのです。

あと、多分結婚もそうです。

私のありふれた人生を紅く色付ける様な、
たおやかな恋など期待しても、そんな話は
ないのです。


世に出回る結婚失敗談の数々と、離婚率が
3割という現実が全てを物語るので、私が
ここで事例を挙げるのは割愛しますが。

こんなヒネクレでヒキコモリで人間嫌いな
私が、その3割を回避できる理屈が無いの
です。


恋など一時の流行病。

その時何となく「ビビビ」とか何とかを
感じたとしても、その後の人生を背負うに
はあまりに代償が大きすぎるのです。

それが失敗であっても、自分が結婚すると
判断したという責任が何より重いのです。


嫁さんとソリが合わなくても。

子供が言う事をきかなくても。

子供が老後の面倒を見てくれなくても。

子供の面倒をいつまでも見ないといけなく
ても。

子供が先立ったとしても。

そういう運命を歩むのを誰かのせいにした
り、ツライその現実を慰めてくれる人など
いないというツライ現実がツライのです。

それが親なのです。


だったら。

「ああ、やっぱり独りが一番だ」となるの
に決まっているのです。


実の親でもそうですからね。

親となら暮らせるだろう…と思ってみても
暮らす程に離れたくなるのです。

もう永遠に独りで良いのです。


こんな気持ちでも、親がいるのが当たり前
だから、生きているのが当たり前だから
思えるのかも知れませんね。

当たり前ほど有り難くないものです。


実はデゴス氏も、死んでもすぐに再入場し
たらHPが減った状態で再戦闘できるので
した。

すっかり忘れてました。


なので今や一日3回のデゴス討伐が日課と
なってしまいました。

ノーミスで倒せるのは滅多にないのですが
何回死んでも、何度でもやりなおせるので
とりあえず倒しています。

以前からそうしていれば、もっと早くに
倒せてたのです。

そう思うと倒せた喜びも半額なのです。

ちぇっ。


私は別に「当たり前でも有難がれ」とは
微塵も言いません。

むしろ逆なのです。


有り難くないのは、それを当たり前だと
思っているからなのです。

当たり前な環境下なためなのです。


当たり前な環境に置いておいて有難がれと
言う方が無理なのです。

外国人が「ニホンジン羨ましいネー」と
言いますが、少なくない数のニホンジンは
海外ののんびりした所で文明から離れて
慎ましやかに暮らしたいと思うのです。

言語やら治安やらの問題で、日本国内の
田舎暮らしで妥協する脱サラさんなんかも
いたりするようですがね。


ということで。

ゲームの日記と見せかけて、いつもの分析
トークでした。


他の誰が羨もうが、あって当たり前の物は
自分には有り難くない場合もあります。

他の誰かが持っていて当たり前と思う物で
も、自分には有り難い場合もあります。

今の自分の気持ちが正解でいいんじゃない
でしょうかね。