三日とろろ
先立つ不幸、お許し下さい!
今回は自殺について。
実はコレについては以前ちょっとだけ堅い
ハナシをした時、3部作のセットで書いて
おこうかと思っていたのです。
漠然と、ぼんやりと「こんなこと書こう
かなー」と思って止めてしまいましたが、
先日うさぎちゃんエッセーで似たような
話がありましたので、思い出したのです。
念のため、何度も書くのですが。
ここは大変だったり世知辛い現実なんかを
分析して知ったつもりになって、そんで
冗談めかして笑い飛ばして生きる力に変え
たり死んだりするブログです。
堅い話でも重く受け取られないようご注意
くださいな。
ちなみにこちら堅い話の1,2部になりま
す。
20151226 電力が不足しています。
20151227 宗教って、そうなのー?
私は生まれも育ちも秋田です。
自殺率の高さで全国に名を轟かしている
ことと思いますし、私自身も未遂とは言え
考えたり試したりした事があるのです。
自殺については一日の長があるのです。
(なんだそれ)
ただ世間的には、死ぬことはあまりよろし
くないと言われておりまして。
特に自殺は悪く言われるものです。
死ぬことは恩返しじゃないとか。
死んでゴメンじゃないでしょうとか。
生きたいと言えとか、ね。
そういう(↑)人たちは「生きたいと思う
理由があるけれど、生きることを困難と
させる障害がある」という立場です。
自分とは違います。
ここでいう障害は、ハンデじゃなくて
ハードルですね。
「生きて◯◯をしたいけれど難しい」と
いうのを、壁や敵に打ち勝って得る…
そんなハッピーエンドが待っているので
す。
自分とは違います。
生きることそのものが嫌、負担、楽しく
ない、生きて◯◯する…の◯◯がない。
そもそも、敵に打ち勝つために共に同じ
方向を向けるような仲間がいない。
そんな理由で死を望む人もいるのでしょ
う。
以前、こぶとりじいさんの話をした事が
あるのですが…
生きていて楽しいと思っている人がその
楽しさを死にたい人に伝えるのは無理で
す。
死にたいと思う人の思いをどんなに聞い
ても生きたいと思う人に伝えるのは無理
です。
良くて「ああ、こいつはそう思っている
のか」と思いやってやる程度であり、
自分側に引き込むなんてのは無理です。
無理、無理。
説得は絶対無理です。
「話せばわかる」と思っている人が私の
この言葉を「説得」しても理解してもら
えないように、無理なのです。
私はこの辺りの説明に「人と魚」を例に
して話をした事があります。
ブログではなくて、自殺騒動を起こした
時に会社の人にです。
魚は海で生きて当たり前。
人は陸で生きて当たり前。
人が海に入ろうと思ったら、息を吸い混み
「さあ入るぞ!」と思って潜る。
それくらいしないと入り込めない。
でもその中はただいるだけで苦しい。
息継ぎのために陸(水上)に戻って、
ようやく一時の「自分の時間」を得る。
その苦しみは魚にはわからない。
「何で陸に居るんだ」
「何で潜るのに力がいるんだ」
「普通潜るだろ」
「みんなそうしているんだから」
と、水の奥深くに引きずり込む。
そして海に深く長く潜るほど、陸が遠く、
辛く、嫌になり、死にたくなる…と。
この時の魚を一般人、健常者。
この時の人を死にたいタイプの人。
この時の海を人間社会。
この時の陸を自分の部屋や二次元…という
風に置き換えて見て下さい。
引きこもりの人を力づくで社会に引きずり
出すのは、大海原でサメに噛みつかれ底に
引きずり込まれたのと同じ…てのは、どう
かな?
一言で言えば「生きてて辛い」に尽きるの
ですが、健常者は「何が辛いんだ」とか、
「でも生きていくしかないだろ」と言うの
です。
辛い所に入れと言うのです。
自分は辛くないから。
自分は生きてて楽しいから。
海(社会)の中には居られない。
陸(部屋)の中では食べていけない。
じゃあ死ぬしか無いじゃない!
という思いを伝えるための例えでした。
まあ、伝わった試しがないんですがね。
助けてもくれない。
わかってもくれない。
思ってもくれない。
でも死んだらバカだとか何とか言う。
そんな方々が動かしている世界なのです。
無理して頑張っても分かってくれないし、
楽に死のうとする事も分かってくれない
のです。
死んだ方がマシですね。
mixiかツイッターかで言った、書いたかも
知れませんが。
生きたい人を一方的に殺すのは罪です。
死にたい人を強制的に生かそうとするのも
私は同じくらいの罪だと考えています。
他人の生き死にを自分がどうにかできると
いう傲慢という罪です。
生きたい人が死にたい人から「死にたい」
と聞いた時、自分勝手な事を言うな的な
怒りを覚えるのでしょうが。
死にたい人が生きたい人から「死ぬなんて
馬鹿だ」とか「生きろ」と聞いた時、それ
は説得や叱咤、激励などになるわけもなく
同じような怒りにしかならないのです。
自分勝手な事を言うな、と。
こちらの気も知らないで、と。
知ったかぶりです。
叱咤かぶりです。
自殺で死んだ人に「相談して欲しかった」
とか「何か力になれたのに」なんてのは、
死人を利用した自分のポイントアップ、
自己満足にすぎないのです。
私は誰かを救える人…。
手を差し伸べ「ようとする」優しい人…。
そう思いたいのでしょう。
30年前のドラマで使われていたような、
カビ臭い説得台詞で変わる自殺なら放って
おいても死にゃあしません。
何も言わずに死ぬのなら、何か言ったって
死ぬものです。
助けることは出来ません。
助かるのなら、その人が勝手に助かるだけ
です。
ということで私は完全自殺肯定派です。
「みんな死ね!」と言うつもりは全くない
のですが、「死にたきゃ死ね」くらいです
かね。
このへん、うさぎちゃんも同じ温度の考え
だとエッセーで言っていましたよ。
あと、私の文章は神坂一先生と中村うさぎ
先生の小説を見て培われたと認識しており
ます。
最近は西尾維新先生の影響を受けているか
も知れませんね。
今週は囮物語を読みました。
どの巻もホントハズレなしですわ。
文章をたくさん読むなんてつかれるのです
が、止まらないのです。
読み終わって読み疲れた頃にはもう夕方。
お酒の時間です。
こんな毎日がもうしばらく続きます。
ふとももの間にいる猫ちゃんものんびり
です。
いやあ無職サイコー!
生きててよかったー!