タイ教育支援NGO「マレットファン(夢のたね)」のブログ  -5ページ目

タイ教育支援NGO「マレットファン(夢のたね)」のブログ 

「マレット・ファン」は、タイ語で「夢のたね」という意味。「こども」にかかわる「おとな」の能力およびモチベーションの向上をめざし、研修や交流プロジェクトを実施しています。タイ、日本、そしてアジアに夢のたねをまく活動をブログでも広げていきたいです!

2月8日(日)13時より、大阪市立子育ていろいろ相談センター にて、

加藤啓子さんと「えほん展」をトークする講演会を開催します!


当センターにて12年間、

『えほん展いろいろ』の企画にかかわってこられてた加藤さんと、

その12年の歩みと広がりから学び、

今年、バンコクで初の『えほん展』を予定しているマレットファンの合同企画です。


チラシはこちら をどうぞ。


写真:バンコクえほん展の相談のため、加藤さんを訪ねたマレットファン



『えほん展いろいろ』は、年に1度、

当センターの大きな会場に絵本を展示する4日間のイベント。


1,000冊を超す絵本が表紙をみせてずらーっと並ぶ会場は、

子どもじゃなくても、心が躍りだしそうなほど、

魅力的な空間です。





「いろいろな絵本に、

 いーっぱいの子どもやおとなが、

 それぞれのタイミングで出会って、

 それぞれ心地いいなぁっておもえる方法で楽しめたらいいよね」


これが、仕掛け人の加藤啓子さん、

そして、それを支える素晴らしいスタッフさんたちの想い。



写真:2014年「えほん展いろいろ」最終日、片付けを終えてスタッフさんと記念撮影


今や、その想いは着実に形となり、

大阪府下はもちろん、他地域でも、

『えほん展いろいろ』からの波及効果が見られています。



加藤さんたちが提唱してこられた、

絵本との新しいふれあい方が、

保育園、幼稚園、小学校、図書館、そして子育てプラザで、

芽をだし、その地に応じた規模・スタイルで実践されているのです。


写真:大阪市港区子育てプラザでの「絵本のひろば」



そして昨年、『えほん展いろいろ」は、その役割を全うし、

12回目にして最終回を迎えました。


偶然にもマレットファンは今年、バンコクで初の『えほん展』を企画。

最終回の『えほん展』に設営から参加させていただくことになり、

12年の積み重ねを学ぶこととなったのです。


この偶然を必然ととらえ企画したのが、

今回のフリ―トーク講演会。


『えほん展いろいろ これまでとこれから』




















どうして、これほど、『えほん展』は魅力的なのか?


何が普通の絵本の読み方、空間づくりと違うのか?


仕掛け人の加藤啓子さんと仕掛けられた(?)マレットファンが、

これまでのエピソードを交えながら、

その秘密を解き明かします。




マレットファンスタッフそれぞれの団体設立に至る経緯、

バンコク初の『えほん展』にかける夢もお話しします!


絵本に関心のある方だけじゃなく、

いろんな方に楽しんでもらえる内容です。


ぜひ、私たちに会いに来てください!



この講演会の案内は、

加藤啓子さんのブログ でも、当日、応援に来てくれる『織り人』さんのブログ でも、
ご覧いただけます。



マレットファン

松尾久美



1月末より2週間ほど、マレットファンの3人で

東京、九州、大阪と出張にまいります。


東京では飯田橋のボランティアセンターにおいて、

3人での初の講演会を開催することとなりました

(東京以外のイベントも追って掲載いたします)。


テーマは、

「いま、タイの子どもたちは

 -わたしたちがNGOをつくったワケ-」です。



写真:大阪での講演会の様子(2014年11月29日)


経済格差をはらむタイの子どもたちのいまを紹介しながら、

3人それぞれの生い立ち、NGO設立に至る経緯をおはなしします。


昨年、大阪にて同テーマでの講演をさせて頂いた際、

参加くださった方から、次のような嬉しい声を頂きました。


「元気になった」

「とにかく楽しかった」


「どうして活動しているのか、よくわかった」

「国際交流に参加してみたいと思った」


などなど。


そこで、東京周辺のみなさんにも聞いて頂きたいと企画しました。

タイの絵本やあそび、すてきな雑貨などもご紹介します。


寒さの厳しい時期ですが、暑くて熱いタイにふれて、

元気になりませんか?


※詳しくはチラシをご覧ください。

 下記チラシ画像をクリックすると拡大されます。


 































マレットファンは、

「こども」にかかわるすべての「おとな」の応援団。


私たちの活動を通じて、あるいは相互交流によって、

日本の「こども」や「おとな」に元気になってもらうこと、

これも私たちのたいせつな使命です。


これまで国際交流に関心のなかった方にも、

タイやアジアの国と楽しく出会う、

そんなきっかけづくりができればと思っています。


お近くの方、ぜひ、いらしてください!


そして、東京方面にお知り合いのいらっしゃる方、

どんどん広げていただけるとうれしいです。


マレットファン

松尾久美

あけましておめでとうございます!

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


マレットファンも5日より元気に活動を開始しています。






初日は段ボールの面展台30台のご注文をいただき、

縁起のよいスタートを切りました。


昨年、研修依頼をくださった青少年育成局からのご注文。

バンコクでのイベントでお使いくださるとのこと。

さっそく鋭意、製作中です。




そして6日、年末に注文しておいたイスが届きました!

これまでは事務所と同じく、ご好意で木製の素敵なイスをお借りしていたのですが、

2年の重みに耐えかねてミシミシと音を立てるようになっていたのです。


これはたいへんと予算書をにらんでいた折、

偶然にもイスのご寄附をしてくださるという方がいらして

購入するに至ったのです。




新しいイスだと、なんとなく仕事がはかどる気分です。
回転もできます(笑)。



今年も必要とされる活動を

この絵本たちのように笑顔で実施していけるよう

精進してまいります!


ご協力とご声援をどうぞよろしくお願いいたします。


※写真左から絵本の名前と作者名です。

「だいすきなもの」 公文健太郎さん

「はじめてのおつかい(タイ語版)」 林明子さん

「よこむいてにこっ」 高畠純さん


マレットファン

松尾久美

今年は12月30日の本日が一般的な仕事納めの日。


4月に正月を祝うタイでは、12月の年末年始のお休みは日本よりも短めです。

※例年、国民の休日となるのは、12月31日、1月1、2日の3日間。


昨日は、事務所近くの郵便局にて、
タイ国内でお世話になった方々への年賀状を出してきました
(日本のみなさんへは一足先にお送りしています)。




タイでも年末年始のこの時期に、
昨年のお礼や新年の幸運祈願をこめて手紙を送りあう習慣があります。


年内に届くように送るのが一般的ですが、
マレットファンからは遅くなってしまい、お手元に届くのは年始となりそうです。





実は昨年の年賀状は、タイ行きも、日本行きも、
ほぼ大半が届かず、行方不明となってしまいました。


タイ語で年賀状は『ソーコーソー(ส.ค.ส.)』と言います。
幸せを送る(ส่งความสุข)という文の略です。
今年こそは、みなさんのお手元に幸せをお送りできるように!

との想いをこめて、郵便局の方に託しました。

ちなみに昨年とは別の郵便局です。



そして、本日は大掃除。

今年は、多くのみなさんに支えられて様々な挑戦ができた年でした。
2015年はマレットファンの3年目。

新たな挑戦に向かい気持ちよくスタートを切れるように、

事務所も心も頭もすっきり、整理整頓したいと思います。




来年も引き続き、夢のたねにしっかりとした実がなるよう、

よい事業を模索していきます。

応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


日本のみなさんも、よい年をお迎えになりますよう、

スタッフ一同、お祈りしています。


マレットファン

松尾久美


12月25日、『ダルン・イハサーン幼稚園』のオープンハウスに参加してきました。



園を一般公開する年間行事で、

新年度(5月スタート)から入園を検討する地域の子どもたち、保護者に、

園の方針や活動の様子などを実際に感じてもらうための大切なイベントです。




朝6時半、車から多くの絵本や面展台をおろし、

細い小道を借りた台車でゴロゴロ、よろよろと進みます。



門の前には、立派なイベントの横断幕が、、、。

ゲスト参加のマレットファンの名前もちゃんと書いてくださっていて感激しました。




勢いづいて、さっそく園内にお邪魔し、

マレットファンのコーナー設置に取り掛かりました。







あれやこれやと試行錯誤して、ようやくマレットファンコーナーができあがったころ、

セレモニーが始まりました。

理事長からのご挨拶、子どもたちによるアラビア語での礼拝、

日常的な手遊びなどが園庭で続きます。


その後、絵本コーナーに元気よく入ってきた子どもたちに、

数冊の絵本をスタッフが読んでから、

自由に読んでもらう時間を作りました。




『これ読んで』、『こっちが先!』


絵本に大喜びの子どもたちにもみくちゃにされながら、

何冊も、何ページも、楽しみました。

※もみくちゃだったため、写真がありません(笑)。


そして、気付いたら、あちらこちらで同じような姿が広がっています。







絵本コーナーの隣に設置していたおもちゃコーナーも大好評でした。


また、うれしいことに、フェイスブックで活動の様子をご覧いただいていたという

保護者のお一人から、『マレットファンのファンなんです!』という、

お声がけもいただきました。


今回の企画は、ジム園長のご依頼により実現したものです。

10月のワークショップ に参加くださって以来、

活動に賛同くださり、応援をしてくれてきた方です。


伝統ある当園の大切なイベントに、

わたしたちを信頼して、お呼びくださったご厚意に深く感謝し、

すてきな出会いに感激しながら、また、ゴロゴロと台車を押して帰路につきました。




※バンコク郊外に位置する当地区は古くからムスリムの居住区だったそうです。

 約20年前、ムスリムの子どもたちに必要な教育環境をとの住民の想いから、

 アラビア語で『善行の家』を意味する『ダルン・イハサーン』幼稚園を設立しました。


 地区の象徴であるモスク(上の写真)の隣に立つ当園は、

 まさに住民の善行への切なる願いが体現された施設。


 幼稚園のみならず、地域のコミュニティセンターとしての役割を果たしています。

 住民会議の場であり、夜間中学などインフォーマル教育の場であり、

 青少年への奨学金を検討する場でもあります。

 

 タイにおけるムスリムの人口は約400万人(Pew Research Center より)。

 仏教を国教とし、仏教徒が国民の9割以上であるタイの中では宗教マイノリティとなります。


 マレーシアと国境を接する南部3県のようにムスリムが多数を占める県もありますが、

 バンコクを始めとして、全国に当地区のような小規模のコミュニティが点在しています。

 


 最後に、本日のセレモニーにおける理事長の言葉を紹介します。


 『現在、テクノロジーによる近代的な病と、政治的な不安定さを抱えるタイにおいて、

 我らムスリムの教えを習慣として、子どもたちに伝えることこそ、

 子どもたちが強く生きていく上で重要なことです』


 マイノリティとして、どうアイデンティティを確立するか、

 マイノリティだからこその強みをどこに見出すのか、


 常にそこに直面している人だからこその強い言葉に心打たれ、

 宗教、民族、国の多様性を複雑にはらむタイの奥深さに、

 また、考えさせられた瞬間でした。


マレットファン

松尾久美


12月20日、「絵本コーナーをつくろう!」ワークショップを実施し、

50人の保育士さん、絵本出版社の方などの参加をいただきました。


午前中はいろいろな絵本を読みながら、

まずはおとなが絵本を楽しむことを提唱。






午後からは、いよいよ絵本コーナーの核となる段ボールの面展台づくりです。

真剣な表情で説明に耳をかたむけ、丁寧に作り上げていかれました。







つづいて、絵本コーナーでの時間を豊かにするための牛乳パックの人形づくり。







作り終えた人形で即席の劇(コント?)があちこちで繰り広げられ、

ほっこりするひと時となりました。






休憩時間中には、マレットファンの選んだ絵本販売コーナーにて

面展台に並べる絵本を探す姿もありました。





タイでも多くの絵本が出版されつつあります。

しかし、書店の児童書コーナーに目立つのはほとんどが知育絵本。

勉強をさせるための絵本を、子どもたちが心から楽しむはずはありません。


まずは、タイの子どもにかかわるおとなたちが、自分の好きな絵本に出会い、

その絵本をもって子どもたちと関われる、そんな体験をいっぱいしてもらえるよう、

マレットファンはお手伝いをしていきたいと思っています。



今回の企画はその第一歩。

みなさんがきれいに仕上げた面展台を肩にかけてうれしそうに会場を出る姿に、

ひとまず、ほっと息をついたスタッフ一同でした。


※今回のワークショップ実施は、

 さいたまの国際交流NPO『ivory space 』さんによるご協力をいただいています。

 ありがとうございました!


マレットファン

松尾久美

12月13日、マレットファンで初めてアートセラピーのワークショップを実施しました。

大阪の子どもにかかわる専門家3名の方のご協力で実現した企画です。




子どもたちとのアートセラピー教室を開いていらっしゃる小田さん、




そして、書道を子どもたちに楽しんでもらう活動家の檜谷さん、



子ども家庭相談員を20年以上続けてらっしゃる藤井さん。

(写真左から1番目)



”アートによる癒し”、”内面を表現する手段としてのアート”は、

タイでも少しずつ認知度が高まってきています。


今回はまず、アートでの感情の発散を体験してもらうための基本編となりました。





講師さんたちの導きで、アート(墨、絵の具の世界)を楽しみながら、

きれいに書くもの、描くものという既成概念を徐々に壊していきます。






『自身の心が促す通り、筆や手を動かしてください!』

との声を待つ間もなく、

参加者さんたちは自然と目の前の大きな紙に

色をのせていくことに没頭していく様子が印象的でした。




学校、幼稚園、地域活動などで、

子どもと関わる方々、61人の参加があった今回のワークショップ。







会場の熱気が徐々に高まっていったのは、

床と壁に張りつめたビニールのせいでなく、

61人の心の声の発散によるものと感じさせられる、

充実したワークショップとなりました。







連日のハードスケジュールの中、笑顔で講師をつとめてくださったみなさん、

本当にありがとうございました!


マレットファン

松尾久美

12月初旬のある日、赤十字財団の保育士さんお二人が事務所にいらっしゃり、

段ボール面展台6台を購入していかれました。




お二人ともマレットファンのワークショップに参加されて面展台を知り、

予算ができたら、自身の保育園にも絵本コーナーを設置したいと考えてくださっていたとのことです。


6台をうきうきと車に積み込む姿に、子どもたちとの素敵な時間・空間を思いやり、

私たちもうれしくなりました。


今月は、これ以降、数件のお問合せを受けており、

急ぎ、製作をしているところです。





この大好評の段ボール面展台は、リクエスト多数につき、

今月20日にワークショップを実施することになっています。



面展台でできる絵本との、のんびりした時間やほっこりした時間が、

タイ国内にどんどん広がるといいなと思います。



※上は東北タイでの、小学校の絵本コーナーの様子


マレットファン

松尾久美


来年4月初旬、バンコク都図書館TKパーク との共催で

「えほん展」を開催することになりました。


※図書館のエントランス


TKパーク(Thai Knowledge Park)は、

バンコクの中心街にあるデパート最上階に設置された、

都営の大型図書館です。



11月5日、記念すべき第一回目の打合せのため、

デパート開店待ちの末、張り切って図書館へ向かいました。





「えほん展」の目的は、子どもにも、おとなにも、いろいろな絵本にふれてもらい、

自分の好きな絵本に出会ってもらうこと。


すべての子どもにとっての良い絵本なんて存在するはずはなく、

その子どものその時の気持ちにぴったりの絵本はいつも違うかもしれません。




だからこそ、読書推進という名目のもと、いわゆる良い絵本を押し付けるのでなく、

「こういうのも、ああいうのもあって面白いね」というメッセージを

この「えほん展」で伝えたいのです。


そして、このメッセージはそのまま、

子どもにも、おとなにも、国にも、文化にも、いろんなものに当てはまります。


「こういう人も、ああいう人もいて、

 こういう文化も、ああいう文化もあって、

 こういう見方、ああいう考え方もあって面白いね、


 だから、面白いんだね」と。

 


担当のジェーさん(上写真の中央)からの深い理解をいただき、

実現する念願の企画。


ジェーさんとは、昨年の「加藤啓子さんのバンコク特別講演 」に

参加くださって以来、懇意にしていただいています。


絵本や子どもの活動に対しての考え方で意気投合し

このような大きな企画での協働がかなうほどになったのです。


今月からの日本での修行 も含め、

あと半年、しっかり中身を詰めていきたいと思います。


タイ、日本、そして、世界の個性的な絵本がフロアいっぱいに展示されます。

バンコクにいらっしゃる方、ぜひ、いらしてくださいね!


マレットファン

松尾久美

10月13日、カンチャナブリ県にある児童養護施設

「子ども財団子ども村」 の職員さん27名に対して、

コミュニケーションのワークショップを実施してきました。




様々なゲームを駆使した体験学習を通し

コミュニケーション・協力のあり方を見直すのが目的です。




ここ「子ども村」は、県内の中心地から離れた森の奥の広大な敷地に

いくつもの宿舎や教室を設置しています。


いわば閉ざされた環境の中で、子どもたちとの共同生活をする職員のみなさん。

課題に集中して挑むときの団結力は爆発的でした。






※課題達成に歓声をあげる様子




そして、最後の振り返りの中では、




日頃より、よく知っている仲間同志であるからこそ、

見落としていたこともある、



質の高いコミュニケーションと協力には、

「明確な目標の共有」と「前向きな言葉かけ」が必要なんだよね、


毎日の仕事もこれくらい協力できたら、どれだけ気持ちがいいだろう、


と清々しい表情で語ってくださっていました。



とてもシンプルで当たり前に思うこれらの要素なのですが、

慣れ親しんだ集団の中で、日々の活動に追われていると、

なかなか思うように全うできないものですよね。


そんなことに、はっと気づく時間を仲間と共有したことが、

今後の活動の糧になるといいなぁと思いながら、

バンコクへと戻ってきました。





※ 「子ども財団」 は1978年前に設立された、タイNGOの先駆けであり、

 子ども支援の団体として認知度が高い団体です。

 養護施設の運営のほかに、子ども向けの図書出版、
 災害時の緊急救援の事業も行っています。

 

 タイでは、行政による福祉施策では全てのニーズをカバーするに至りません。

 ここ「子ども村」のように児童養護の施設、あるいは障がい者、高齢者支援の分野は、

 まだまだNGOの活躍の場と言えるようです。 


マレットファン

松尾久美