うたふく2018 | MaL Blog

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先週末、福島県の郡山で行われたアカペライベント「うたふく」に出演してきました。
一昨年に初めて伺って以来、毎年声をかけていただいています。

今年で8回目になるこのイベント。最初の回が企画されたのが2011年。企画期間中に東日本大震災が起こったそうです。

ホームページにはこうあります。

『音楽の街「楽都郡山」を宣言した郡山市民として、「うたのちから=アカペラ」でもりあげたい!それを復興の足がかりとして、 「うたのちから」で、震災からたちあがる郡山市民、および県民の方々に、元気をあたえるためにはじまった「うた」によるお祭りです。』

あの大変な最中から始まり、それまでその街に定着していなかったアカペラを地域のお祭りにするという一大プロジェクト。8回目を迎え、街中で同時5ステージを展開するまでに。
主催者の皆さんの苦労・奮闘はもう並大抵ではなく、本当に呼んでいただけること、毎年

参加できること、感謝に堪えません。

今年は僕が一人で伺う予定だったのですが、急遽アキラも行くことに決定し、それぞれのソロと二人で一曲の計3シーンをお届けしてきました。

二人でお送りしたのはループマシーンRC-505をセンターにおいて、Bob Marleyの超名曲”No Woman No Cry”をお届けしました。ツインボーカルで。

 

 

 


僕は高校時代に寮に入っていたのですが、1975年にリリースされたこの曲が1995年当時の僕らの中で時を超えて大流行し、寮の廊下を歩けばどこかしらの部屋からこの曲が聴こえるような時期がありました。
ずっとやりたかった青春の曲。夏の終わりの夕暮れに、みんなで歌いたかった曲。
それを今回初めてアキラとステージに乗せてきました。


No Woman No Cryの歌詞にこんな一節があります

Good friends we have, oh, good friends we've lost Along the way.

In this great future, you can't forget your past, So dry your tears, I seh.
ここまでの道の途中、自分たちには良い仲間がいた、そして失ってもきた。
この先に輝かしい未来が待っている。でもあなたが過去を忘れることはない。
だから涙を拭いて。

郡山駅前ステージの広い空の下、大切に歌わせてもらいました。



この日は僕の大好きなグループ「たむらまろ」が最後に素晴らしいステージを見せてくれました。僕の一曲一緒に演奏しましたが、まるでグループが一つの生き物のようになって曲を進めていくスタイルは一緒に演奏していて心地よかったですね。

本当にすばらしいグループ。今後の活躍にも期待です。

夜はこれでもかと飲みました。今回の振り返りと共に来年の話もしました。
このイベントには昨年から台湾の日本人グループも参加していて、今月の台湾での再会を約束しました。
みんなが前を向いていて、本当に気持ちよく時間が過ぎて行って、終わってしまうのが勿体無いくらいでした。

この日は、久しぶりに「音楽をやっていてよかったな」と改めて言葉にしたくなる1日でした。

ありがとうございました!