「寝姿勢」とは、読んで字のごとく、寝ている姿勢のことを指します
一般的には、仰向け、うつ伏せ、横向きなどです
寝姿勢が悪いと首や肩に痛みが出たり、睡眠の質の低下など、
身体へ様々な悪影響を及ぼします
身体にとって理想的な寝姿勢で睡眠をとることは
効率よい疲労回復のために非常に重要な要素と言えます
では、理想的な寝姿勢とはどんな姿勢なのでしょうか
仰向けで寝ている際は、人がまっすぐに立っているときと同様に、
横から見た背骨がなだらかなS字にキープ される姿勢が良いとされています
横向きで寝る際は、 背骨が床と並行にまっすぐにすることが大切です
枕の高さをうまく調節し、できるだけ自然なS字ラインを作るよう意識しましょう
ー仰向けのメリットー
仰向けは寝姿勢の中で最も安定している姿勢なので、
背骨が正しい位置でまっすぐになりやすく、猫背などが改善できる効果があります
寝返りが打ちやすかったり、体温調節がしやすい、
肩こりにお悩みの方にもおすすめの姿勢です
ー仰向けのデメリットー
大きく口を開けて寝てしまうと、舌が喉へ落ちてくるため、
気道が狭くなり呼吸がしづらくなってしまうことがあります
いびきをかいたり睡眠時無呼吸症候群の方には、あまりおすすめできないとも言えます
ー横向きのメリットー
横向きは、腰の角度を自由に調節でき腰に負担が少ない姿勢であるため、
腰痛持ちの方には適した姿勢です
右向きに寝ることで、身体の構造上血液循環が良くなったり消化がスムーズになったりと、
内臓への負担がかかりにくい点もメリットです
ー横向きのデメリットー
横向きは寝返りが打ちにくい姿勢でもあるため、 長時間片方の面を下にしていると
血流が悪くなってしまったり、逆に肩腰の凝りの原因となります
身体や顔の一方が圧迫され続けることで、様々なゆがみに繋がる可能性もあります
寝姿勢でも頭の高さや背骨を自然で正しい状態に保つことで、
体の圧力が分散され、血液の循環が良くなります
その結果、体に負荷をかけることなくしっかりと休息を与えることができるのです