今回は海外アクティビィテーについて書こうと思うのである。
アクティビティといえば、気球とか色々あるわけであるが、基本的に海外(途上国)の方が日本よりも色々な意味でリスクが高いことだけは確かである。
なぜ、リスクが高いか?そりゃそうだ。みんな日本人より適当だからである。
日本は安全基準なんかが決まっていることが多くて、少しでもトラブルがあると、クレームが発生するから業者も必死なんであろう。
でも海外、特に途上国なんて、安全基準なんてあるのかって感じである。大体、車の運転ですら、歩行者じゃなくて車優先である。
トラブルなんて、よく聞く話である。
その分、アクティビティ担当者の裁量?が大きいので、日本じゃ絶対に有り得ないことも出来てしまうのでリターンも高い訳であるが・・・・・。
僕はこれまでの参加したアクテビィテー?を幾つか思い出すと
メキシコ
カンクンではクルーザーで沖合に出てシュノーケリング。参加者は8名くらい。
深さ15メートルから20メートルの地点で海に入って救命胴衣を着けてシュノーケリング開始。ガイドは兄ちゃん1名である。
しばらくすると、ガイドの兄ちゃんが「救命胴衣を持っといてやるから潜って来いよ」と声を掛けてきたので、大昔水泳部の僕は、以後、ほとんど救命胴衣を外して、素潜りで遊んでた訳である。
日本じゃ考えられんだろう。沖合で救命胴衣を外すなんて。
それに、8名に1名のガイドである。
どう考えても安全基準はないのである。
まあ、僕が溺れても勝手に救命胴衣を外して潜ったとなるんだろうが・・・
ちなみにアメリカ人青年1名も救命胴衣を外して潜っていた。
何も起きなかったから言えることだが「最高!!」の一言であった。
ボリビア
ラパスのアクテビティで一番有名なのが「デスロード」。
標高6000メートルから1500メートルの山道をマウンテンバイクで疾走するサイクリングである。
6000メートルから出発 高地過ぎて、すでに息苦しい
最初だけアスファルト舗装の道を走るが、後は未舗装路、巨大な水たまり、道を横切る小さな川をひたすら疾走する訳である。
ぶっ飛ばして山道を下るのはおもろいの一言であるが、時折、崖から落ちて死人が出るとのことである。
僕が参加した半年前にも、日本人の女の子が崖から落ちて亡くなったと聴いている。
こんなコースは日本じゃ絶対に有り得ないスリル満点のコース設定である。
スリル満点なのはコース設定だけじゃない!レンタルのマウンテンバイクもスリル満点である。
僕が疾走中、後輪が強制ブレーキで危なく転倒しかけたが、何とか態勢を立て直しセーフ。
マウンテンバイクを見ると、変速機(ディレイラーって部品だと思う)が内側に曲がってスポークに当たって強制ブレーキを起こしたのである。
更によく見るとこの変速機は明らかに素人の手によるハンダ付っぽい溶接がされているのである。
こんなコースを走る自転車なら故障頻度も非常に高いだろうし、部品も高いだろうから業者が自力で直してコスト削減しているのである。
安全基準?どう考えてもないでしょう。急カーブで強制ブレーキが掛かっていれば、間違いなく、崖から落ちていたと思われるのである。
ちなみに、予備自転車もあるからサイクリングはすぐに再開と安心である。どこが安心やねんと突っ込む声も聞えるが。
もう一つ、ボリビアであるが、これは知人談である。
ラパスでは登山も体験できるらしく、山でピッケルの使い方等をひとしきり習った後、数泊の登山開始(かなり本格的らしい)。ところが、3泊目で吹雪となり、ガイドが道に迷いプチ遭難してしまい、一日オーバーして何とか下山したそうである。彼は「マジで死にかけた。」っと怒り心頭であった。
いきなり実践でピッケル使うんだから安全基準なんてないですわな。
チュニジア
以前にブログに書いた砂漠での四輪バイクやラクダに乗るなんてのもアクテビィティに入るかもである。
多分1人で四輪バイクをレンタルして、あのウネリまくりのサハラ砂漠を走ったらあっという間に遭難間違いなしである。
バクシーシ攻撃のラクダ使いも「ラクダ上では絶対に手を放すな。」と煩いくらい言ってきたから、決して安全な乗り物ではないんだろう。まあ第一に乗り心地は最悪だが。
スロベニア
ポストイナ鍾乳洞の話である。
鍾乳洞の入口付近からジェットコースターちっくなトロッコで奥まで移動するのであるが、結構速度が出る割には、シートベルトなんてないのである。当然、立ちながら写真撮影できるが、そこは鍾乳洞なので、中腰でも鍾乳石にぶち当たるスリリング設計である。
日本なら、必要以上に速度の遅い安全基準第一の不親切設計となること請け合いであるが。
鍾乳洞内は案内人と一緒に説明を受けなくてはいけないが、写真を撮ったりしてウダウダしていると案内人に置いて行かれる始末である。最低限の照明が設置されているが、これがタイマー設定で、置いて行かれて真っ暗になると焦ってしまうのであった。
船なんてのも一種のアクテビティかもしれない。
15年以上前であるが、カンボジアのプノンペンからシェムリアップ行く際、宿の親父から「バスで行くなら山賊でるし、湖を船で行くと海賊でるがどっちにする?」って意味不明なことを言われたのあった。
何となく海賊の方マシかなと思い、船にしたのだが、案の定、海賊が現れたのであった。
フライングダッチマン号じゃなくて、機関銃で武装した海賊が乗るモーターボートである
我らが船長も心得ており、すぐに近くの村に全力で避難するのであった。さすが船長!と思うも束の間、今度は、浅瀬に入り、動けなくなるので僕たち乗客が船から降りて押すのであった。
殺されるよりマシであるが、なんで乗客が押さなアカンねん![]()
というような感じで、アクティビティ?は日本で考えるように安全管理が徹底されていないことも多いので、リスクはある程度覚悟しなくてはいけないと思う。
また、保険適用外ということもあるので、そのあたりも注意して参加した方が良いと思うのである。




