あちこちで、
捻じ曲げられた真実があるということ。
真実か偽りか。
↓またまた、現代文の例文、笑。
「最強!」のアウトプット術/出口汪 著より
歴史の真実って、何でしょうか。
教科書に書かれている歴史は、専門家たちがおおむね正しいと認めたものです。
では、なぜ専門家たちが正しいと認めたのかというと、その最大の根拠は証拠が残されているということです。その証拠とは古代史で言えば移籍などですが、文字が残されるようになってからは主に史料と呼ばれるものです。史料に書き残されているから、それがおそらく真実に近いと考えるのでしょう。
では、なぜ史料に書き残されているのでしょうか。それはその史料が時の権力者によって都合がよかったからではないかと思えるのです。たとえば戦時中でも国家に都合の悪い文章は書けなかったし、もしみつかれば作者は投獄されました。古事記や日本書紀が今の時代に残っているのも、やはり勝利者の視点で書かれていたからに違いありません。滅ぼされた王朝の視点で書かれていたなら、私たちの歴史はまったく別のものになっていたことでしょう。
私たちが知っている歴史が真実とは限らないというところに、歴史の本当の真実があるのです。
いや、ほんとね。
巷の情報も操作されたものがあること思うと、
真実は何だろね、って思うよねー。
現代文の読み解き方、
アウトプット術の本なのだけど、
例文の主張が結構ツボです。