オバマ大統領広島スピーチから学びます | 石渡誠 Language Teaching for a Better World

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Language Teaching Revolutions Inc.
FORWARD代表 石渡誠

早くも6月、あと半年少しで今年も終わり。充実した年にするための一つの取り組みが、スピーチの朗唱ブーストキャンプです。英語はもとより、お互いからも学び合うことで、様々な成長をもたらしてくれるものです。年に3回主催していますが、春の回が先月ありました。

 

1週間連夜の練習会を経て、最終日は朝から晩まで、一気に学びを高めるものです。コロナ禍でオンライン開催となってから、既に7回目。今回は86名の受講生と7名の講師が参加して、アマンダゴーマン女史の The Hill We Clime 最終編に取り組みました。

 

(7日間連夜の事前練習会)


 

(メインキャンプは朝から始まり、気がつけば外は真っ暗)

 

真剣に取り組めば取り組むほど、朗唱練習の素晴らしさや効果が発揮されます。
 

奇しくも今週発行された Newsweek 日本版のオンラインにこのような題名の記事がありました。

英会話で「本当に英語が身につく」は不可能。だが昔の日本には優れた外国語学習法があった

 

江戸時代の寺子屋での指導のように、明治の初期に、「英語の名文や演説の素読・暗唱」の実践が大きな効果をあげていたことがあるということに触れられていました。

 

私は「暗唱」という言葉を、9年前から「朗唱」に代えているのですが、江戸時代の寺子屋教育用語からヒントを得たものです。
(当時変更した理由と、「朗唱」の効果について、ブログで8回に分けて書いてあります。)

 

さて、来月7月からは、アマンダ女史の詩から、新たなスピーチに取り組むこととなりました。現在の世界情勢をみても、このスピーチを通して、学びを深めたいと思わせるものです。

 

現職米国大統領として初めて被爆地・広島を訪れたオバマの平和公園でのスピーチがそれです。

 


次回秋のブーストキャンプでは、このスピーチを練習することを伝えたところ、今回のブーストキャンプ参加者から、既に77名も次回へ申し込みがありました。

 

戦争、核兵器、人類と平和、さまざまなことを、この重厚で厳粛なスピーチを朗唱しながら学んでいきます。ご興味のある方はぜひご一緒に練習してください。