(①からの続き)
別に、できていないところはできなくて、力不足なところはそれはしょうがないと思います。
むしろ、「何でできなかったかのか、力不足だったのか原因を理解していて、それに気づいて、どんな風に努力してきたのか、今どうしているのか」を伝えればよいと思います。
そもそも最初からパーフェクトに出来る人なんてそうそういません。失敗があって、色々痛い目をして、そこに気づいて直していける人のほうがよっぽど重宝がられると思います。(ある程度の器用さも必要なときもあるので、不器用さの程度にもよりますが、、。)
たとえば、「あなたはコミュニケーションを円滑とれますか?(人間関係を良好にとれますか?)って質問されてなんと主張しますか?」
そのときの回答としてだめだなと思った事例を紹介します。
ただ、この質問に持って行く前に、面接側からその子がコミュニケーションをとれそうかどうかな・・・と心証を確認する質問として、
「親友はどのくらいいるの?」
「普段、学生生活では、何人ぐらいの子と接しているの?」
「アルバイトやサークルではどのくらいの人数でどのくらいの年齢幅の人とつきあってるの?そのときのあなたの立ち位置はどうなの?なんか困ったことなかった?困ったことがあったときにあなたはどうしてたの?」
等色々聞いてさぐりを入れていきます。
(もちろん本人の受け答えの様子からも判断します。)
その際に、「特段部活をやっておらず、バイトもやってなさそうだと、この子は大丈夫なのかな」と注意深く聞いていきます。
そして、受験者の方は「円滑にコミュニケーションが取れます」と主張したとします。
そうすると面接官は「その根拠は?」と確認します。
そこで受験者の方は「普段仲間と接していて、その中僕は、みんなの方向性を導く役割を果たしていたから」と主張されたとします。
そうすると
「普段の仲間って、さっきの質問では5人ぐらいだよね?しかも大学生活で、年齢層も同じくらいで、同じ環境だから、そんなに揉めなかっただけじゃないの?それでも良好に取れると言えるの?」
「会社だと色々な年齢幅の人がいて、様々な考え方を持った人がいて、その方に納得をもって説明しないといけないけど、あなたの今までの経験からでできると言えるの?その考え方は恐縮だけど、正直甘いんじゃないの?」
と、それまでに聞いていた質問と合わせて、考え方を確認します。
そこで、
「今はできてないけど、たまたまそういう環境やチャンスがなかっただけできっとできます。」と主張するとします。
そうすると、面接している方からすると開きなったような形に聞こえてしまい、考え方が甘いなと判断されてしまいます。
それではどういう風に回答していけば良いのでしょうか?(一例です)
(続きは③へ)