最近、自社の新卒者の会社説明会に立ち会わせてもらう機会がありました。
そこで、僕自身が新卒者として、採用試験を受験をしていた頃を振り返りつつ、気になったことをお話させて頂きます。
僕自身も数十年前は新卒者として様々なところを受験してきました。
そのときは「どういう観点で見られているか、相手はどこに答えを求めているのか」が、まったく分からず、いつも、なんで面接官が、そういう質問をしているのか相手の意図がまったくわからず戸惑った経験があります。
さらに僕自身の回答の仕方もおそらく誤解を招く表現で、適切でなかったために面接官とかみ合わず、ずれてしまったのでなおさらでした。
(話がかみ合わないのなら、「相手の質問の意図を確認した上で、その上で僕はこう考えていますけどいかがでしょうか」と伝えれば良かったのですが、当時の僕にはそれができませんでした。)
ですが前職で採用担当を経験し実は面接はそんなに難しくないことに気付きました!!
なぜなら、特に新卒者の方の場合、主にポテンシャルを見るので内定を得るためには、「どこの業界や、どこの職種をターゲットにするか」と、「どういうところをPRするか」を間違えなければ、そこまで難しくないと思います。
ずばり自分自身がそれに気付くか、気付かないかのちょっとした差のわけです。
もう少しだけ詳しく書くと、新卒者の方の場合主に、
①職種希望の動機や、その会社を選んだ理由が、本人の思いと本人が経験を通して身に付けてきたこととが一致しているか。
②身だしなみや、電話応対や、エントリーシートや履歴書等を通して、一通り社会常識がありそうか。他人と関わり合うことができそうか。
という2点に対応できれば良いわけです。
ただし①については、自分自身がどういう性格で、どういう職種に合いそうか(逆にどういうことは苦手なのか)というところを客観的に判断するところに難しさがあります。
受験までに、色々な人との関わりがあれば、他人と比較して向き不向きが分かってくるのですが、他人とのかかわりが乏しく、社会経験が乏しいとなかなかその職種に合っていそうかどうか、判断するのが難しいわけです。
ですから、大学の就職支援の担当者に自分自身の性格や想いを伝えて、どんな職種だったら合いそうか相談してみるのが良いと思います。
②の社会常識的なことを身に付ける(意識する)には、就職課の方などの指導に対して、己の狭い常識や価値観で判断せず、素直に受け入れることが大切です。
今回、事前に、自社の会社説明会を参加させてもらってびっくりした受験希望者の方が何人もいました。
もしかしたら、これから面接を望む方で以下のことに該当する方はいらっしゃいませんか?
いたらすぐに修正した方が良いですよ!
それは、
①説明会開始の直前までスマホをいじくること。
②10分以上遅刻してくること。
③説明者の話を聞かず、ノートになにもメモらないこと。
④細かいところでいうと、動物のキャラクターのかわいいもこもこした筆箱など職種によってはあんまり適切でない文具を持参すること。
などという方が何人もいました。
ちなみにどこがまずいか気付いていますか?
①これから面接を受けようかもと思っているわけですから、受け取った会社案内等や、それについて気になった点等を、ノートにまとめておくなどすると意欲が見えます。スマホをいじっているというのは興味がそこまでない証拠と移ります。スマホをいじっていることに今緊急性がありますか?そうではなければ終わってからにしましょう。
②学校生活ならOKの場合もありますが、基本的に仕事は納期を守ります。会議でも遅刻は厳禁です。そういう姿を見られます。あと、会場が分かりづらい場合があるので気をつけましょう。
③興味がないことを示してしまいます。とりあえず面接等で使えそうな印象に残ったセリフや確認したいことなどないか確認しましょう。
④あくまでも入社試験につながるものなので、止めた方が無難です。もちろん趣味で使う分にはOKです。
ちなみに僕は採用担当者の方に伝えて、そういう方はうちのグループの採用面接にあげないでもらうようにお願いしました。
そういうことって日頃から意識するか意識しないかで大きく変わってきます。
気をつけよう!