MBAによるキャリアチェンジへの挑戦 -2ページ目

失敗から「学んだつもり」の経営 / 清水勝彦著

経営戦略論が専門で「戦略の原点」などの著者であるテキサス大学サンアントニオ校の清水勝彦先生が、経営において「失敗から学ぶ」ための条件、学び方を提言するとのことで手にとって読んでみました。


本書のメッセージは、次の通りです。


経営戦略の失敗の因果関係は曖昧で複雑なことがほとんどであるため、失敗した原因を明らかにすることは簡単ではない。


また、失敗の因果関係を解明しようとすればするほど、これまでの見方が分析に入り込み、ますます「学んだつもり」になってしまう


戦略(=成功パターンに関する仮説)の失敗の原因を解明する本当の目的は、「どうすればうまくいくのか」をはっきりさせること。もし、仮説自体は正しく修正を加えるだけですむのであれば、「失敗の因果関係」は直接成功につながるが、失敗の因果関係を特定しても、もし仮説自体が間違っていた場合、そもそもの前提を変えなくてはいけない。何がどのようにして失敗したかという関係は、どうすれば成功するのかという関係とは別物である。すなわち、失敗を裏返しにしても成功になるとは限らない


どうすれば成功できたのかを知るためには、「あるべき姿の明確なイメージ」を持ち、当初の戦略の見方から疑ってかからなければならない


結論としては、「失敗から学ぶ」とは、失敗の体験からの「気づき」「発見」を通じて、これまでの考え方、見方を変える仮説を練り直す作業ということです。


引用されていたアルバート・アインシュタインの次の言葉は、説得力がある言葉だと思いました。


We can’t solve problems by using the same kind of thinking we used when we created them.(問題を引き起こしたのと同じ考え方で、その問題が解決できるはずがない)


ビジネスにおいて失敗と思われるものをどのように成功にまで持っていくのかについて、たくさんのヒントをくれた本でした。

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コンテキスト思考 -論理を超える問題解決の技術-

A.T.カーニーのマネージャー二人が書いた「コンテキスト思考 ‐論理を超える問題解決の技術‐」は、久々に外資系戦略コンサルタントが書いた本では大ヒットでした。


「コンテキスト思考」とは、「モノゴトの裏にある物理的に認識できない“コンテキスト”(背景、前後関係、文脈など)を能動的に洞察する思考法」です。これに対して、「コンテンツ思考」とは、「音声、文字、数字などの物理的に認識できるものに論理や分析などを加える“コンテンツ”ベースの思考法」のことです。


ロジカルシンキング(論理的思考)や欧米のビジネススクールでのケーススタディはまさに「コンテンツ思考」そのものです。


「コンテンツ思考」では差別化することはできなくなっていて、「コンテキスト思考」をするとことにより、周りとは異なる、一歩先を行く結果である「おもしろい成果」を生み出せるようになると主張しています。


私たちの周りには物理的に認識できない曖昧模糊とした「関係性」のコンテキストが存在していて、その「関係性」のコンテキストを能動的に洞察することで「ユニークな視点」を生み出すことができると書いています。


私は経営戦略論の大家であるヘンリー・ミンツバーグがPodcastのHBR IdeaCast「Rethinking the MBA」 でMBA教育を批判しているのを聞いたことがあります。ミンツバーグも同様に「コンテンツ」だけではなく「コンテキスト」の重要性を主張しています。20ページのケースに表面的に書かれている事実だけ読んだとしても、ケースに書かれていない業界や人間関係の暗黙知を知らなければマネージャーは意思決定できないはずだと言っています。つまり、ジョージ・W・ブッシュが表面的に書かれているイラクのケースを読んで、イラク戦争の意思決定できるはずはなく、現実はもっと複雑であるということです。私は、ミンツバーグのマネージャーは「コンテンツ」だけではなく、周りの「関係性」を含めて意思決定すべきであるというのは、正しい主張だと思います。(このPodcastは素晴らしいので、特にMBAの学生は聞いてみて下さい。)


この本の「価値観」の項目については、自分のキャリアを考える上でとても学びが深かったです。価値観は組織や人によって異なるものであり、「コンテキスト」です。周りの他人が「価値(コンテンツ)」を見出だしたものに自分も「価値」を見出だそうとするモノゴトの捉え方を「価値観もどき」とすると、周りがどんな「価値」を見出だすかは関係なく、自分自身にとっての「価値」を見極める深層心理に潜むモノゴトの捉え方を「価値観(ホンモノ)」というべきです。ホンモノの価値観をもつことは、「おもしろい成果」を生み出すための要件である「ぶれない自分軸」の源泉となるのです。SMAPの「世界に一つだけの花」にあるように「ナンバーワンではなくオンリーワン」が大事というメッセージも同じ解釈によって導き出されることと思います。今後、成功するキャリアを築いていく上で、自分の価値観を大事にしてユニークなキャリアを築いていきたいと思いました。


最後に、「目標」と「目的」について。目標はコンテンツであり、他者との共有は容易で記憶に残りやすい一方、目的はコンテキストであり他社との共有は困難で記憶に残りづらいとのこと。リーダーとして「ありたい姿」を伝える際に、目標も大事であるが、目的をどのように他者に理解してもらい行動していただくかについて、とても重要なことだと思いました。


この本を読んで、外資系戦略コンサルタントはコンテンツの分析の王者みたいな印象がありましたが、コンテキストをかなり深く理解することにも努めていることを知り、外資系戦略コンサルタントの印象が少し変わりました。


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ビジネスで失敗する人の10の法則 / ドナルド・キーオ著

今週は京都のアパートへ荷物搬入のため、京都へ往復の旅をしてきました。


その間、本を4冊読みましたが、そのうちの1冊は「ビジネスで失敗する人の10の法則」という本。


1981年から93年までコカ・コーラ社の社長を務め、CEOのゴイズエタとともに、同社を繁栄に導いてきたドナルド・キーオが、成功する方法は分からないが、失敗する方法なら分かるとして、ビジネスが失敗する法則をまとめた本です。


この本の序文をウォーレン・バフェットが書き、ビル・ゲイツやジャック・ウェルチ、ルパート・マードックが讃辞を書いていることから分かるように、ドナルド・キーオはかなり優れた経営者です。


この本で示されるビジネスで失敗する人の法則は以下の通り。
 法則1 リスクをとるのを止める
 法則2 柔軟性をなくす
 法則3 部下を遠ざける
 法則4 自分は無謬(むびゅう)だと考える
 法則5 反則すれすれのところで戦う
 法則6 考えるのに時間を使わない
 法則7 専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する
 法則8 官僚組織を愛する
 法則9 一貫性のないメッセージを送る
 法則10 将来を恐れる
 法則11 仕事への熱意、人生への熱意を失う


著者が携わったニュー・コークや東ドイツへの進出時などコカ・コーラの事例の他に、アメリカのビジネスの事例をわかりやすく取り上げて、それぞれの法則をわかりやすく、説得力をもって説明しいます。


このビジネスで失敗する人の法則は、自分が勤めている会社の経営者や自分の経営者マインドをチェックするときに使えるかなり優れたものであると思いました。


ところで、この本の失敗法則を説明するための一つの事例として取り上げられていたフィリップ・ジンバルドの実験はかなり面白いと思いました。以前に「スタンフォード監獄実験はかなりヤバイ!!」 という記事を書きましたが、ジンバルドはそのスタンフォード監獄実験を指揮したスタンフォード大学の心理学の教授です。


ジンバルドの実験の概要は以下の通り。


1969年にナンバー・プレートを外し、ボンネットを開けた車を1台はニューヨーク市のブロンクスに、もう1台はカルフォルニア州パロアルトに放置。ブロンクスでは車は何分もたたないうちに部品をとられ、壊されてしまった。一方、パロアルトでは1週間以上たっても、車は無傷のままであった。そこである日、ジンバルドはハンマーで車の一部を破壊したところ、通行人がハンマーを交替に使って、車を壊すようになり、数時間で車は完全に破壊されたとのこと。


割れた窓を放置しておくと、すぐに同じビルの残りの窓ガラスも割られるという「割れ窓理論」があるが、些細な問題でも放置しておくと、大きな問題につながるということを証明する実験だと思います。


ジンバルドは、スタンフォード監獄実験も含めて、人間の性を証明するかなり興味深い実験をする心理学者だと思いました。

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7大陸の最高峰を単独・無酸素で登頂を目指す28歳の栗城史多さん

今年の2月にNHKドキュメンタリー「7サミット 極限への挑戦」の再放送で、28歳の栗城史多(くりきのぶかず)さん7大陸の最高峰を単独・無酸素で登頂を目指す姿を見て、とても感動しました。(NHKオンデマンドでこちら より視聴可能)


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-kuriki

高校卒業後に夢も希望も持っていないフリーター・ニート生活を送っていた若者が、ようやく「夢」というものをもち、単独・無酸素で登頂をしていく姿に、当時、目標が明確ではなかった私の心が揺さぶれました。


エベレストを除く6大陸(南極大陸も含む)の最高峰を単独・無酸素で登頂した後、ヒマラヤ山脈の8000m級のチョ・オユー、マスナル、ダウラギリにも単独・無酸素で登頂に成功。彼のすごいことは、自分でテレビカメラを持参して、命がけで登頂している様子をライブで動画配信をしていること。


単独・無酸素で8000m級の高峰を登るので超人的な体力があるかと思われますが、握力、脚力、肺活量ともにすべて日本人男子の平均以下であるとのこと。


それくらいの体力しかない栗城さんが単独・無酸素で登頂している姿を見ると、「不可能」は自分の心が勝手につくっているものであり、自分の中にはまだ無限の可能性があることを教えてくれます。


Youtubeにある世界第7位高峰ダウラギリ(8167m)の単独・無酸素登頂の映像を見ると、勇気を与えてくれます。




栗城史多オフィシャルWEBサイト には、その他のたくさんの動画がありますので、是非、視聴して見て下さい。


目標を持たずに過ごしている方は、NHKオンデマンドの「7サミット 極限への挑戦」 を見て、自分を奮い立たせてみてはいかがでしょうか?


映像を見て、栗城さんに関心を持たれた方は、著書「一歩を超える勇気」を読むことをオススメします。

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正しく知る地球温暖化 / 赤祖父俊一著

最近、かなり暑いですね!しかし、これは、決して、CO2による地球温暖化によるものではないと思います。


皆さんは、地球温暖化はCO2などの温室効果ガスによってもたらされている説がウソだという話があるのを知っていますか?


2007年にノーベル平和賞を温室効果ガス削減に貢献したとして、アルゴアと国際気候変動パネル(IPCC)がノーベル平和賞(科学部門ではないことに注意!!)を受賞しているにもかかわらずです。


私は、大前研一ライブで大前氏がそのような話をしていたことをきっかけとして、いろんなところで耳にするようになりました。


「正しく知る地球温暖化」は、アラスカ大学国際北極圏研究センターの所長として、自然変動が極めて顕著な北極圏で自然科学者として大活躍された赤祖父俊一 教授(以下の写真)が書いた本です。


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-akasofu


赤祖父教授はオーロラ研究の世界的権威で、自然科学者の日本人(現在は米国籍)としてとても尊敬をしています。15年前くらいに、赤祖父教授がどのようにオーロラの現象を解明していったかについて語ったNHK教育の番組を興味深く視聴したことをきっかけとして、初めての海外旅行はアラスカにオーロラを見に行きました。


この本の結論は、現在進行中の温暖化の約6分の5は地球の自然変動であり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるのはわずか約6分の1である可能性が高いということです。すなわち、現在進行している温暖化の約6分の5は、「小氷河期」という比較的寒かった期間(1400~1800年)から地球が回復中のためであるとのこと。


また、炭酸ガスの急激な増加は1946年くらいから始まったが、長期間のデータでみると、1800年から現在までの温暖化のレベルは直線的で一定であるとのこと。また、アルゴアやIPCCが使っていた1900年頃から突然温暖化に転じたというホッケースティックのチャートは「小氷河期」が示されておらず、米国科学アカデミーより間違いであるとの指摘があり、IPCCは使用しなくなったことは知られていません。


炭酸ガスの分子は赤外線を吸収して振動し、放射します。そのため、大気中に炭酸ガスの分子の層ができると、その層から地球に向かって赤外線が放射され、それを吸収する地球表面の温度が上昇し、また冷えるのを防ぐことになります。


以上の物理的プロセスは正しいのですが、IPCCは主に炭酸ガスが温室効果に大きな影響を与えているとして、上記の物理的プロセスをシュミレーションして将来の温暖化予想を発表しています。しかし、温暖化のプロセスは炭酸ガスだけではなく、まだ解明されていない自然変動のメカニズムが大きく寄与している可能性がとても高いと考えられています。それにもかかわらず、IPCCは、100年以上前に記録されたデータや自然変動を考慮せずに、最近のデータと物理的プロセスのみに着目して、間違った仮説のもとにシュミレーションをしていると批判されています。IPCCが考えるほど、地球の自然現象はシンプルではないとのことです。


また、1800年から続いている現在までの一定の温暖化の上昇率は0.5℃/100年であり、過去100年の海水面の上昇率はたったの1.7センチメートル/100年です。海水浴に行ったことがある人は、どれだけささいなことなのか、わかりますよね?温暖化によって、多くの島が沈没するというのは、間違いにすぎません。


また、マスコミによって氷河の末端で大きな氷塊が崩れ落ちるシーンが地球温暖化と結びつけられて報道されているが、温暖化しなくても起こるごく当たり前の北極圏で見られる自然現象であるとのこと。


長期間のデータや自然変動の要因を無視して温室効果ガスのみを温暖化の原因として強調することや、温室効果ガスの増加によって地球が急激に温暖化するというIPCCの主張は間違っていると思いました。


この記事を読んで温室効果ガスによる地球温暖化問題に疑問を持たれた方は、是非、この本を読んでみて下さい。とても読みやすい本です。いかにマスコミやIPCCに騙されていたのかが、よく分かります。


Amazonのレビューも是非、見て下さい。

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために/赤祖父 俊一
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ミリオネア・マインド -大金持ちになれる人-

前々回の記事 で、富を築くための自己啓発書「バビロンの大富豪」を紹介しました。


同じジャンルの自己啓発書である「ミリオネア・マインド ‐大金持ちになれる人‐」は、「大金持ちになれる人は、大金持ちのセルフイメージを持っていること」について、書かれてある本だと思います。


あまりにも素晴らしい本でしたので、一気に読み終わりました。
 
私はフルタイムのMBAの私費の学生であるため、20代に貯めていた資産が大幅に減ってしまいました。卒業後は、これまでの自分への投資をもとにして、いかに富を増やしていくかについて関心があるため、「バビロンの大富豪」同様に興味深い内容でした。


この本によると、ほとんどの宝くじの当選者が巨額を手に入れたとしても、いつの間にか失ってしまうことが追跡調査で証明されていると書かれています。すなわち、自分でうまく扱える程度のお金しか手に残らないということです。


一方、ドナルド・トランプの例が書かれていますが、自分の手で富を築いたたたきあげの大金持ちは全財産を失ったとしても、短期間で取り返すことが多いとのこと。


実際に、ドナルド・トランプのように短期間で富を取り返した日本の起業家を、私も知っています。


大金持ちになれる人は、ビジネス知識や経験が豊富である、頭が良いということではなく、大金持ちのセルフイメージを持っているということがポイントなのです。


セルフイメージの重要性を改めて気づかさせてくれました。


また、「自分の人生に責任を持つ」ということは積極性につながることについても、リマインドしてくれました。過去の自分のキャリアの選択について後悔したと思ったことが就職活動の時にあり、自分がその決断に責任を持っていることを自覚し直した後は、急に積極的な自分に変わり、物事が好転することを実感しました。


面白かったのは、181ページに「バビロンの大富豪」同様に、収入の10パーセントを貯金に回し、投資と不労所得を得るための資金とすることが書かれてあったことです。「バビロンの大富豪」に書かれてあった「黄金の知恵」は正しいことを確信しました。


185ページには、「金持ちになれる人は自分の専門領域を持ち、その分野では一流ということである。」とあり、今度、就職する会社の業界の専門知識と実績では一流を目指していきたいと思いました。


今後とも、この本に書かれてあるように、自分のセルフイメージを高めるとともに、財布を太らせながら、自分の専門分野で一流を目指していきたいと思います。


ところで、訳者解説で本田健さんが書かれた「金持ちになれる人は、セミナーに行く。お金に縁のない人は、学校に行く」の言葉に、ぐっとくるとともに、ピンときました。お金に縁のない人は資格という名の”幻の安定剤”を求め、資格を持つ人は、金持ちに雇われて仕事をする側の人間になるとのこと。私はMBAを求めてしまったが、今後は、金持ちのように自分の専門分野を極めるためにセミナーに行き、自分に必要な実務知識や成功者の考え方をマスターするようにしていきたいと思います。

ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」/ハーブ エッカー
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アンソニー・ロビンズのテーマソング

昨年、シカゴで世界No.1のコーチであるアンソニー・ロビンズ(以下の写真)のUPWに参加した時の感想を書きました。(その時の記事の感想はこちら


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-Tony Robbins


アンソニー・ロビンズのテーマ曲についての記事を書こうと思っていましたが、すっかり遅くなってしまいました。


アンソニー・ロビンズが入場する時などに流れる曲が、HaddawayのLifeです。



歌詞がとってもいいです。(歌詞の全文はこちら


“Life will never be the same, Life is changing”
(人生は決して同じではない、人生は変わっている)


アンソニー・ロビンズのセミナーの興奮がこの曲にアンカリングされています。この曲を聞くと、アンソニー・ロビンズがかっこよく登場してきて、勢いよく手を叩いているシーンを思い出します。


就職活動の面接前など勝負時には、この曲を聞いてピークパフォーマンスの状態に持っていくようにしています。


この曲をiTunesで購入したい方は、以下のアフィリエイトをクリックしてください。

Life (A Re-Mix) /Haddaway
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※モバイル非対応

ところで、アンソニー・ロビンズのUPWに参加した後、明らかに好転反応と思われる体調不良が1週間続きました。それから、自分の人生について後悔をしたくないと考えて、就職活動に対して積極的になりました。


思い返すと、アンソニー・ロビンズのセミナーに参加することで、自分の心が一回りも二回りも大きくなりました。


アンソニー・ロビンズは、私の心の中の永遠のヒーローです。


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バビロンの大富豪 / ジョージ・S・クレイソン著

「バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」を青春18きっぷで京都往復の中で読んでいると、全く退屈しませんでした。むしろ、夢中になって読み続けました。


この本は、富に関する自己啓発書の古典的名著で、古代世界で最も裕福な都市であったバビロンをもとにした寓話です。


現代でも通用する古代バビロンの富を築く「黄金の知恵」を教えてくれます。


私がこれまで最も感銘を受けたベスト3に入る本です。


「素晴らしい」の一言に尽きます


この本を読むのは、MBA入学前に続いて2回目。NLPトレーナーの芝さんが大絶賛をしていたので読んでみると、あまりの素晴らしさに夢中になって早朝まで読み続けて、大感動したことを鮮明に覚えています。


以下のような素敵なメッセージが、古代バビロンの素晴らしい物語とともに語られていきます。


・「稼いだものは、すべてその十分の一以上を自分のものとしてとっておく」
・「貯めた資金は寝かさずに増やすべし」
・「貯めたお金を絶対に失わないように細心の注意を払うこと」 (元本を確保する)
・「幸運はチャンスを掴むことによって誘い込むことができる」
・「決意あるところ、道は開ける。」
・「自分の魂は奴隷のものか、自由人のものか」
・「幸福は”労働の喜び”を知ること」
など


どの物語も感動的ですが、特に、第9話の元奴隷で富豪の大商人シャルゥ・ナダが「労働の喜び」を語る内容を読んでいた時には、涙が出てきました。働くことは奴隷のすることだと言う若者に対して、幸福は”労働の喜び”を知ることを、元奴隷から富豪になった経験をもとに教えていきます。これから仕事に復帰する私にとって、働くことを心から楽しむことの大切さはかけがえのない教えになると思います。


この本を読むと、魂が揺さぶられて、心が澄みきっていくのを実感します。


また、素晴らしい物語はメッセージを強く読者に残すことができるということを実感します。


人生の節目ごとに、何度もこの本を読み直していきたいと思います。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか/ジョージ・S・クレイソン
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青春18きっぷによる京都での家探し&観光の旅

就職先が決まり、8月8日(日)から10日(火)までアパート探しのために、京都まで往復しました。お金を節約するため、今回も青春18切符です。


往路では、小田原で途中下車し、小田原城を見てきました。戦国時代の北条家のことがよく分かりました。


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-odawara_castle


そして、9日(月)はアパート探し。早朝から、賃貸紹介業者と一緒にアパートめぐり。会社から歩いて20分くらいのところに決めました。案内してくれたのは、売上No.1のセールスマン。賃貸業界の裏話など、面白かったです。優れたビジネスマンと話すと、本当に楽しい。


午後15時30分に京都を出発し、浜松で途中下車。浜松餃子とラーメンを食べ、西焼津セントラルホテル へ。前回同様、すごい客の数。サービスと応対を充実させることによって、これほどまでにお客さんが来るようになることは、毎回見ても大感動します。


10日(火)は、西焼津から三島へ移動。


三島に到着後は、伊豆箱根鉄道で修善寺へ。


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-shuzenji

修善寺を見た後は、バスと伊豆急を乗り継いで下田へ。


歴史の教科書に江戸時代に下田は最初の開国場となったことが書いてあったので、昔から行ってみたかったところです。ロープウェイで山に登ると、美しい風景が見えました。ここに昔、黒船が停泊していたのかと思って眺めていました。


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-shimoda


ペリー艦隊来航記念碑です。


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-perry


青春18きっぷでは下田まではバスや伊豆急のため別料金がかかりますが、下田に行って歴史を感じるという素敵な体験が出来て、大満足でした。


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京都で新しい人生を始めます

これまで、就職活動を応援していただいた皆様、ありがとうございます。


9月より、京都で新しい人生を始めることにしました。


7月27日(火)に東証一部上場の京都のメーカーから最終面接通過のお知らせがあり、28日(水)の夜に内定通知と待遇の提示をいただきました。入社の意思表示の最終期限が30日(金)までと、事実上、1日半しかない状態で迷いもありましたが、その会社に入社することに決めました。


職種は知的財産であり、MBAで学んだことよりも前職での中国における模倣品対策の実績と最初の職での外国特許出願と権利化業務を高く評価していただいた上での採用です。


このブログのタイトルは「MBAによるキャリアチェンジへの挑戦」ということで、30歳からMBAでキャリアチェンジを目指すということを目的に書いていました。そのために,MBAだけではなく、アンソニー・ロビンズやNLPのセミナーにも参加して、自己変革することを目指しました。


しかし、今年の6月にある企業のビジネスアナリストのポジションの面接をした時に「これまでやってきた知的財産の権利を守ってきた経験をもったいないと思いませんか?」と言われた時に、心の底から「No」と言えない自分がいました。また、6月に32歳になり、年齢的に新しい業務に挑戦した場合、自分よりも年齢の低い上司がいたり、部下を持ってマネジメント業務をするまでにかなりの時間を要すること、自分の思うように仕事ができないことなどから、これまでの経験を活かせる職種の方が良いと思えるようになってきました。


京都の会社に最終的に入社することを決めた大きな理由は、次の通りです。
① 今後、中国での模倣品対策に力を入れるのにあたり、自分を必要としてくれていること。(模倣品対策のプロで就職マーケットに出ているのは自分だけではないかと思っています。)
② この会社が注力している分野は、今後、確実に巨大となるマーケットで、閉塞感のある日本の製造業の中で珍しい夢のある企業であること。
③ 自分の専門の化学と固体物理学の分野であり、関心があること。
④ 競争が激しい技術分野であり、外国企業との特許ライセンスや特許訴訟業務が多く、技術とビジネスの観点からとても面白いのと、英語力を大いに活かすことができること。
⑤ 特許ライセンス業務では、Dardenで学んだ交渉のスキルを大いに活かすことができること。


デメリットとしては、通常のMBAホルダーの年収に比較すると、とても少ないことです。ただし、中途採用にも関わらず、MBAの2年間を勤続年数に含めるという配慮をしていただいたことは、とても嬉しく思いました。


MBAで学んだことを直接活かせる仕事ではありませんが、ドラクエでいう(ビジネスマンとしての)経験値は確実に上がっていくので、地味な仕事ですがコツコツ頑張りたいと思います。


なお、このポジションを紹介してくれたのは”リクルートエージェント” です。リクルートエージェントは他の人材紹介会社に比べて圧倒的に非公開案件を抱えています。中途採用の場合は、リクルートエージェントがオススメです。


再来週に京都へ引っ越しをします。


このブログを見ていただき、首都圏でご相談のある方は、早急にメール(連絡先はmako_question1あっとやふー.co.jp)で連絡下さい。


来週のスケジュールは詰まっていますが、もし、時間がありましたら、是非、個別にお会いできればと思っています。


今後とも、宜しくお願いします。


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