正しく知る地球温暖化 / 赤祖父俊一著 | MBAによるキャリアチェンジへの挑戦

正しく知る地球温暖化 / 赤祖父俊一著

最近、かなり暑いですね!しかし、これは、決して、CO2による地球温暖化によるものではないと思います。


皆さんは、地球温暖化はCO2などの温室効果ガスによってもたらされている説がウソだという話があるのを知っていますか?


2007年にノーベル平和賞を温室効果ガス削減に貢献したとして、アルゴアと国際気候変動パネル(IPCC)がノーベル平和賞(科学部門ではないことに注意!!)を受賞しているにもかかわらずです。


私は、大前研一ライブで大前氏がそのような話をしていたことをきっかけとして、いろんなところで耳にするようになりました。


「正しく知る地球温暖化」は、アラスカ大学国際北極圏研究センターの所長として、自然変動が極めて顕著な北極圏で自然科学者として大活躍された赤祖父俊一 教授(以下の写真)が書いた本です。


MBAによるキャリアチェンジへの挑戦-akasofu


赤祖父教授はオーロラ研究の世界的権威で、自然科学者の日本人(現在は米国籍)としてとても尊敬をしています。15年前くらいに、赤祖父教授がどのようにオーロラの現象を解明していったかについて語ったNHK教育の番組を興味深く視聴したことをきっかけとして、初めての海外旅行はアラスカにオーロラを見に行きました。


この本の結論は、現在進行中の温暖化の約6分の5は地球の自然変動であり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるのはわずか約6分の1である可能性が高いということです。すなわち、現在進行している温暖化の約6分の5は、「小氷河期」という比較的寒かった期間(1400~1800年)から地球が回復中のためであるとのこと。


また、炭酸ガスの急激な増加は1946年くらいから始まったが、長期間のデータでみると、1800年から現在までの温暖化のレベルは直線的で一定であるとのこと。また、アルゴアやIPCCが使っていた1900年頃から突然温暖化に転じたというホッケースティックのチャートは「小氷河期」が示されておらず、米国科学アカデミーより間違いであるとの指摘があり、IPCCは使用しなくなったことは知られていません。


炭酸ガスの分子は赤外線を吸収して振動し、放射します。そのため、大気中に炭酸ガスの分子の層ができると、その層から地球に向かって赤外線が放射され、それを吸収する地球表面の温度が上昇し、また冷えるのを防ぐことになります。


以上の物理的プロセスは正しいのですが、IPCCは主に炭酸ガスが温室効果に大きな影響を与えているとして、上記の物理的プロセスをシュミレーションして将来の温暖化予想を発表しています。しかし、温暖化のプロセスは炭酸ガスだけではなく、まだ解明されていない自然変動のメカニズムが大きく寄与している可能性がとても高いと考えられています。それにもかかわらず、IPCCは、100年以上前に記録されたデータや自然変動を考慮せずに、最近のデータと物理的プロセスのみに着目して、間違った仮説のもとにシュミレーションをしていると批判されています。IPCCが考えるほど、地球の自然現象はシンプルではないとのことです。


また、1800年から続いている現在までの一定の温暖化の上昇率は0.5℃/100年であり、過去100年の海水面の上昇率はたったの1.7センチメートル/100年です。海水浴に行ったことがある人は、どれだけささいなことなのか、わかりますよね?温暖化によって、多くの島が沈没するというのは、間違いにすぎません。


また、マスコミによって氷河の末端で大きな氷塊が崩れ落ちるシーンが地球温暖化と結びつけられて報道されているが、温暖化しなくても起こるごく当たり前の北極圏で見られる自然現象であるとのこと。


長期間のデータや自然変動の要因を無視して温室効果ガスのみを温暖化の原因として強調することや、温室効果ガスの増加によって地球が急激に温暖化するというIPCCの主張は間違っていると思いました。


この記事を読んで温室効果ガスによる地球温暖化問題に疑問を持たれた方は、是非、この本を読んでみて下さい。とても読みやすい本です。いかにマスコミやIPCCに騙されていたのかが、よく分かります。


Amazonのレビューも是非、見て下さい。

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