貞彦273話 『どんな離婚をするか』

 

 

1回目の調停が終わって
からしばらくすると、
四条先生から次の調停に
向けての打ち合わせと、
今後の方針を決めたい
という連絡がきていた。

私もそのことに
ついて、なんとなく
見えている自分の考え
を四条先生に伝えよう
と思っていて、明確に
まとめてみる。


お金が1番の貞彦さんは

予想通り、親権を1番に

主張してきた。

その目的は、親権を

取引きに使いたいから。

 

私が1番ほしい親権を

奪えば、養育費と財産

分与を諦めるよう提示して、

親権を交換条件に

だしてくるはず。

もし私が正社員として
働けたなら、最初から
親権だけを求めて
調停はすぐ終わる
のかもしれないけど、
そこまで働けないから、

養育費だけは欲しい。

ぷう助のお金としても

将来、学びたい事や

行きたい学校へ行か

せてあげられるお金

だと思っている。

けれど1回目の調停で
わかったのは、想像
以上に精神的な苦痛が
大きかったという事。

調停後の数日間は、
不安定な気持ちのまま
日常生活をおくらなく
てはいけなくて、やっと
元に戻ったら2回目の
調停に向けて相手方の
書面がくるはず。

落ち込みたくないのに
気持ちは沈むし、
頑張って平常心に
戻したところでまた

調停が来て…
の繰り返し。

私はずっと、親権の
次に養育費も譲れない
と思っていたけど、
こんなに苦痛なら
養育費もどこかの
タイミングで諦めて、
貞彦さんの要望を
受け入れ離婚する
ことも考え始める。

ただ、この答えは
すぐにださなくて
いいと思う。

まだ調停は1回目で
次第に私が慣れいく
可能性だってあるし、
あまりにも精神的な
苦痛が大きくて、
養育費を得るよりも

調停で争い続ける

事のほうが、ぷう助との

日常生活を害する
と思ったら決断すれば

いい。

財産分与については、
要求はしているけど
内心はないものとして
考えている。

弁護士費用を払わなく
てはいけないから、
財産の半分は求めつつ
調停の話し合いで、

弁護士費用の額だけ

もらえれば離婚できる

ところまでいったら、

譲歩するつもりでいるし、
それでも駄目なら
財産分与は諦めて
離婚を早めたいと思う。

婚姻費用については、
支払わないと差し
押さえられてしまう
可能性があるから、
色々言ってはくる
だろうけど、支払う
はずだと四条先生は
いっている。

婚姻費用を支払って
もらう期間が長ければ
その分、もらえない
慰謝料や財産分与の
分として考えたらいい
と最初に教えてもらった

けど、その事についても
調停をやり続ける苦痛と

お金を天秤ではかるように
進んでいく。

打ち合わせでは、この考えを

四条先生に伝えようと思う。


そして最後にメールボックスへ
届いている、ためてしまった

メールの返信を考える。

町会の行事に参加したり、

母子家庭を公にしたことに
よって、顔見知り程度の人

から、宗教や占いなどの

紹介メールが届くように

なっていた。

 

 

☆まだスマホがなく携帯電話が

主流の時のお話です。

現在は離婚して平穏に暮らしています。

 

☆個人の特定につながらないよう

一部の表現をかえています。

 

 

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『はらぺこあおむし』
の作者エリックカール氏
の絵本です。

はらぺこあおむしは、
だれもが知っている
とても有名な絵本ですが、
それ以外にも素敵な
絵本がたくさん出版
されています。

『おほしさまかいて』は、
小さな子でも、わかり
やすい鮮やかな絵が多く
太陽、猫、鳥、お花、
そして大きなお星さまが

でてきます。

大人の目線で読む
内容は、絵描きの
人生が描かれています。

絵描きが色々な絵を

書いていく人生は、

太陽が昇る世界で
始まり、人間は物を作り
植物や動物と共存しながら、
自然のなかで生きて
いきます。

命の時間は刻々と進んで
いき、最後は太陽が沈んだ
夜空へ、永遠の旅にでる
お話です。

この絵本の素晴らしい
所は、大人が読むと
内容の意味は深く
心に残るものですが、
子供の目線になると、
とてもシンプルに
優しく進んでいく
お話で、他の絵本と
なにも変わりなく
楽しめる1冊になる
ところです。

年齢が上がっても
長く楽しめる絵本なので、

購入する絵本としても

おすすめです。

 

 

最後の最後までお読み

頂きありがとうございます。

明日も、希望を忘れない

1日をすごせますように。