SPFとPA いまさら聞けない人のため | 美容師の独り言 Liebevoll

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アラフィフ美容師の呟き
身体を鍛えながら
気ままに生きてます。

紫外線は地球に届く太陽光線の内でも

波長が短くエネルギーの高い光線です。

紫外線はUVA波、UVB波、UVC波の3種類に分けられます。


UVA波(波長320~400nmの紫外線)

UVA波はわたし達のお肌の表皮の奥にある真皮まで到達し、

コラーゲンやエラスチン線維を破壊し

活性酸素を発生させて遺伝子を傷つけたり、皮膚免疫力を低下させ

お肌のシミ、シワ、ソバカス、たるみなど肌の老化原因になります。

UVA波を防ぐにはPAの高い日焼け止めを使用する必要があります


UVB波(波長280~320nmの紫外線)

UVB波も皮膚の奥にある表皮まで到達し、

表皮のDNAや細胞膜を破壊し、表皮に炎症や軽い火傷などの

皮膚のトラブルを引き起こします。UVA波と比べて非常に強力で

短い時間でダメージを与える紫外線で

傷ついた細胞が皮膚ガンに発展することもあるほどです。

UVA波を防ぐにはSPFの高い日焼け止め剤を使用する必要があります


UVC波(波長200~280nmの紫外線)

UVC波はUVB波よりも強力な紫外線ですが、

オゾン層で吸収されるため地表には届かないはずでした。

しかし、近年のフロンガス等によるオゾン層破壊によって、

影響が出てくる可能性も示唆されています。


ではSPFとはSun Protection Factor(紫外線防御指数)の略

UVB波の防止効果を表す数値です。

日焼けを起こす時間を20分前後と仮定します。

その20分を「SPF1」として基準としています。

SPF30の日やけ止めなら、20分×30倍で約10時間、

紫外線(UVB波)から肌を防ぐことができます。

最近はSPF50以上は表示しないという決まりができたため、

50以上のものには50+などの表示が適用されていますが、

SPF値は30前後で一番紫外線防御率が高く、

それ以上でも実はそんなに防御率は上がらないようです。


PAとはProtection grade of UVAの略でUVA波を

どのくらい防止できるかという目安で3段階に区分され、

効果の度合いを「+」の数で表示し、 PA+~PA+++まであります


しかしながら強いものほど肌の負担も大きいので

すべてに言えることですが上手に使いましょう


女性は見た目が実年齢±10%になるそうです

30歳の人は27歳から33歳ならまだいいのですが

肌の状態でさらに大きく違うみたいですよ・・・・・


日傘や帽子もかなり効果的です。

手遅れになる前に頑張って・・・・・


ちなみに自分は割りと長袖を着ます。夏でも・・・