かの有名なビル・エヴァンスのWaltz For Debbyを母国語で歌ったスウェーデンのsinger モニカ・ゼタールンドのストーリー。電話交換手をしながら歌手活動を続け成功するも、その裏では酒に溺れ我儘放題。家族や多くのものを犠牲にしながらも頂点を目指して突き進んだモニカ。
見ていられないほど荒れた生活を送りながらも、ステージに立つ姿は輝きを放ち、人々を魅了します。
ジャズを何語で歌うかというのは、歌手ならば何度も直面する問題。私は日本語で歌おうとは思わないけれど、スウェーデン語の歌詞は(英語の歌詞と内容が違いましたが)ピタッとはまっていました。
劇中、流れてくる音楽は好きな曲ばかり。ファッションもモニカが暮らす家も素敵だし、ジャズ好きでなくても楽しめる映画だと思います。
私の場合は「代役でフラナガンと共演」「エラ・フィッツジェラルドに歌を聴いてもらう」「エヴァンスのピアノで彼の曲を歌う」というだけでもう、震えが止まらない感じでした。泣くツボも、ちょっと違ったかも(笑)
思いがけずそんな刺激ももらい、つくづく観て良かったです♡♡♡