御車(くぅさん車)の次の車
とある土曜日、息子と二人で車屋さん回りをした。
車を選ぶ基準が、「事故っても死なない車」というお子らのリクエストと、漁師まち含む田舎のチョイ乗り(コンビニは高速道路利用で行く)に便利な「丈の短い」(車長が長くない)車。
50㎞ぐらい街方向に移動して、初めて訪問する3軒の車屋さんで3台の車の検討トークとなんやかんや。
車を変えるのもさみしいものがある。
今の車は、くぅさん乗車のための「御車(みくるま=Queenが乗るから)」。Qさんが弱っている今、買いに行くのにとっても抵抗がある。でも、うちの息子の車の車検が8月、御車が息子の車になって、まこまこが新車に乗る。
その次の週の木曜日、実家に印鑑証明と実印を持って出かける用があり、その途中で1軒の車屋さんで試乗。乗ってみて、違和感がなかったけど、途中で2回ほどワイパー回した晴天の試乗。見積書など見ながら、息子と「いいね♪」。
見積書を指さして「これください」というと、営業さんがぽかんとしていた。手慣れた息子が「いつもこんなノリです」。営業さんは、慌てて「丸めた数字」の見積書を再提示してきた。
準備よく印鑑証明も実印も持っている。契約して、ナンバーも決めて、「とりあえず必要な費用はクレジット決済しますよ~(車ってディーラーさん以外に支払われる税金などあるでしょ)」の軽いノリで一部お支払い。残りは銀行振り込みでと、ローン金利の話をさせることなく振込用紙をもらって終了。
週が明けてお支払い完了。車はまだしばらく来ないけど。
過去記事を見ていると、御車と呼ばれる前はルーキーさんと呼ばれていた模様。
こちらが在りし日のルーキーさん↓
御車を買った時の経緯↓
右側下寝
前庭障害のあるくぅさんは首がひん曲がっている。写真のとおり、体は横向き、下顎は上。
左右のバランスが違うので、首をかしげて同じ方向にぐるぐる回るが、反対回りに誘導しようものなら、前回りをするごとくでんぐりかえってしまう。
ここ数か月は、寝るときは左側を下にして寝ていた。右下にすると、飛び起きるように、ときにパニックしたように、右下寝を拒否する。
ところが……。
4月中旬から右側を下にして寝るようになった。
正しくは、右下にして寝かせても、そのまま寝ている。
左ももや四肢の左側の毛が擦り切れているのを見せて、寝ている。
褥瘡対策にはいいのかもしれないが、それだけ弱ってきている。
4月下旬あたりから、くたーっと寝るような感じで、ずいぶんと動かない時間も延びた。と同時に、フードの消費量が減った。健康時の半分ほどにまでなった。
ゴールデンウイーク明けには、1週間後、10日後はないだろうと思えた。
あれから1週間が経とうとしている。相変わらず右側下で寝ている。立つことはほぼない。食餌、給水、排せつには介助が必要。