■あらすじ
●倉沢比呂子…なんでか呪われた
●井原直人…妻を事故で亡くした
●井原美雪…直人の妻、事故死
●井原春翔…直人と美雪の息子
●大門謙信…霊能力者
庭付き一戸建てを買って幸せに暮らしていた井原一家。
ある日息子の春翔がトカゲのしっぽを持ってきた。
「庭に埋めて呪文を唱えたら、尻尾からトカゲが生えてくる」と教える直人。
復活の呪文は「エロイムエッサイム」だよ。
春翔が毎日唱えてると
トカゲが埋めた父の中から走り出し、
春翔は、やったー！と、とても喜ぶのだった。
かつての同僚だった倉沢比呂子が
ネット記者として頑張ってることを知る直人。
そんな直人に緊急連絡。
嫁と子が交通事故でヤバイですぅ！
病院に駆けつけると嫁はシボンヌ。
春翔は心肺停止。
だが大きな雷が鳴った後、春翔は持ち直す。
ブライキング・ボスか！
母、美雪の死に納得いかない春翔は、
美雪の体の一部を土に埋め、
「エロイムエッサイム」
と日夜唱え続けるのだった。
一方、比呂子はかつて直人に好意を抱いていたが、
美雪の生霊に襲われ
恐怖のどん底に突き落とされた過去がある。
会社も辞め、直人とはもう縁が切れたとは思ったものの、
美雪の葬式に出向いたことで再び縁が生まれてしまった。
そしてまたもや何者かが比呂子に襲い掛かるやないのん。
直人に連絡を取ろうとしたらずっと休んでるらしい。
家まで行ったら
家は荒れ果てていた。
直人は比呂子を追い出すが
比呂子は手持ちのカメラで庭をとっさに撮影。
後から確認したら庭のこんもり土が盛り上がってるところに
人の眼らしきものが…。
なにこれ、
まさか
美雪さんが復活してるの？
霊能力者？の大門から
「おめーにはとんでもねぇものが憑いてるっぺよ
」
と言われ、最初は一笑に付していた比呂子だが
あまりの恐怖の連続に
ついに大門に縋ることに。
「幽霊なんてこの世にはおらへん。
怖いのは生霊。
それより怖くて強力なのは、
一回死んで生き返った人間」
と教えられる比呂子。
比呂子に襲い掛かる呪のパゥワァはあまりに強大で
大門は取り憑かれKILLされてしまう。
大門の弟子もまたシボンヌ。
比呂子は美雪の経歴を調べることにした。
かつて美雪はある宗教団体の祖の娘だったん。
だが祖である母親は死亡し、
美雪は教会の養護施設に送られる。
そこでも比呂子をいじめた女の子が不可解な死を遂げている。
美雪を倒さないと呪いは解けないと大門に言われていた比呂子は直人の家に行く。
そこで復活した美雪に襲われる比呂子と直人。
美雪を何とか倒してもすぐ再生してきやがる。
だが走ってくる列車が美雪を巻き込み、
美雪はバラバラに。
これで全てが終わった。
はずなのに。
美雪の母にも常人とは違う能力があったこと、
その力は美雪にも遺伝していたことからわかる事実。
つまり「力」は
親から子へ遺伝する…
と言うことは…。
比呂子に呪をかけていたのは、
亡くなった深雪の怨霊なんかじゃなかった。
諸悪の根源は
春翔、お前か！
春翔は再び美雪を蘇らせ
母と二人で暮らしていこうとしていた。
「お姉ちゃんのことが好きなパパはもう要らない」
美雪が再生していく。
やめるんだ春翔。
やめて春翔くん！
おめーひとりで生活していけると思うてんのか、
このクソガキが！
とは誰も言わない。
そんなパゥワァを振るいまくる春翔に、
落雷！
春翔が死亡し、
今度こそ終わるかにゃ～～。
バカやろう直人が庭に
春翔を埋め、
エロイムエッサイムと狂ったように念じている。
盛り上がった土の下からは
子供の笑い声が…。
■おしまい
■感想
出典： (C)2023映画「禁じられた遊び」製作委員会
原作既読。
原作の時から思ってたんだけど、
一回でもそういう関係があった、ならまだしも
「なんかいい人…好っきゃで
（ほんのり）」
くらいの想いを抱いただけで
生霊に呪われるて理不尽すぎん？
「ウチのダーリンに手を出すなっちゃ！」
仄かなあこがれでもあかんのん？
不倫でもしてしもたら、刃傷沙汰どころじゃ済まへんがな。
美雪がファーストサマーウイカさん。
特段怖いビジュアルではなかったけれど、
春翔くんが、
ほんと――――に
可愛くなくて。
既読なのでオチを知ってるから余計に、なのかもですが、
とにかく不気味なんすよ。
もうさ、
物部さんに来てもらって、
何とかしようよ。
息子を。
そもそも「エロイムエッサイム」って呪文を唱えたら生き返るで、と言う嘘（が真実になっちゃった）を教えたパパ上直人の責任は重大ぞよ。
ちゃんと「我は求め訴えたり」まで教えなきゃ！
あるいは「まわれ地獄の魔法陣」
そこかい
ホラー初心者には、それなりに怖いと思います。
ホラー観まくりの人には物足りないかも。
フロントガラスに突っ込んでくる鴉くらい、
もっとうまく処理しれ！
行方不明の旦那を追いかける（本筋には全く関係ない小ネタ）清水ミチコさんが面白くて良かった。
シソンヌ長谷川さんの大門と、
その弟子のパツキン兄ちゃんが、
なかなかいいキャラ。
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この映画のテーマは。
これ！
原作は
『禁じられた遊び』『カケラ女』『忌少女』『禁じられた遊び ふたたび』
と言うシリーズになってます。
『カケラ女』以降、全部積読中。
バカなの？
これを機会に読めばいいのに。
思うよね、
アタイもそう思った。
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