ヴァーダラック 呪われた血族(ネタバレ)~画像なし~ | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  ■あらすじ

 

 

●アギレ…獣医、村の外れに住んでる

●ナタリア…アギレの娘

●アレクシス…ナタリアの彼氏

 

村の皆さんとはほぼ没交渉で暮らしてるナタリア一家。

家族は父、兄、姉、姉の娘の5人暮らし。

 

 

父親で家長のアギレは、毎夜毎夜厳重に戸締りをし、ナタリアが

「ウチもっと普通の女の子みたいに遊びたいんや」

言うても許可してくれない。

 

 

そんなナタリアもお年頃故、

アレクシスと言う彼氏がおる。

当然パパ上は大反対。

 


ある夜、父の眼を盗んでアレクシスに会いに行った帰りに、

見知らぬ、自称親戚男に声をかけられ車に乗ったナタリア。

 

 

途中で男が苦しみだし、

顔を上げたら化け物になってはったやん。

ナタリア貞操どころか命の危機。

 

 

そこを救ってくれたアレクシスと家に逃げ帰り、パパ上にご報告。

パパ上はむっちゃ戸締りして

家族の秘密を教えてくれた。

 

 

実はナタリア一族は吸血鬼に狙われてるん。

狙われて襲われたら吸血鬼になるん。

この吸血鬼、親戚と言うか一族の人間を襲いよるん。

 

 

どうやら兄と姉は兄姉同士で関係を持って姪っ子ちゃんを生んだっぽいガーンびっくりマーク

 

 

この多様性の時代に、なぜそんな非効率な増殖法をしてるのか?

そんなこと一族の人間ではない我らにわかるはずなし。

 

 

とにかく「俺関係ないのに」と巻き込まれたアレクシス。

 

 

パパ上は

「絶対外に出るな、

わしが帰ってくるのが昼なら迎え入れろ、

夜なら殺せ」

言うて銃を持って出て行きはる。

 

 

みんな大人しゅう明日の朝まで籠城じゃぜ~。

 

 

…という、

そんな簡単なことすら出来ない一家。

 

 

家族でモメモメ。

 

 

パパ上が帰宅するも時間帯が微妙~~~。

夜明け前?

「日が射したら家に帰ろうとここで待ってたんや」

 

 

ナタリア以外の家族は疑惑~。

吸血鬼に嚙まれたんちゃうん?

うちらも危ないんちゃうん?

 

 

そう思うならパパ上を木にでも括り付けて、

出でよ太陽!

ってしたらええんちゃうん。

そんですぐ逃げられるように準備したらええやん。

 

 

しない。

そしてまたモメモメ。

モメモメの結果、パパ上は結局吸血鬼に。

 

 

逃げようとしても夜に。

 

 

もたもたしてるうちにまたもやモメモメ。

モメモメの果てにアレクシスは兄と姉を射殺。

ナタリアは姪っ子ちゃんを救いに行くが既に吸血鬼に。

 

 

逃げるアレクシスとナタリア。

でも結局彼らも襲われ…。

 

 

ふたりは村を離れアレクシスの家に向かう。

アレクシスのパパ上とママ上はびっくりしながらも歓迎?

食事の時にナタリアが首をゴキッ。

何やねんその変な音は。

 

 

不穏なラストで。

 

 

■おしまい 

 

WOWOWさんが日本初放送らしいので、

お密でさがしてもなかったっぺ。

 

 

  ■感想

 

そんなわけで画像もないっぺ

SUMANU!

 

 

OPのアレクシスの家に伺うナタリアのシーンが、ラストのシーンに繋がってるのね。

これはなかなか善きウインクOK

 

 

親戚しか狙わない吸血鬼。

すぐ絶滅危惧種やんと思ってたけど、

ナタリアみたいに人間と恋仲になって、

その家族と姻戚関係を結んじゃったら、そこも親戚やから襲ってもOK、ってことなんかな。

 

 

それを考えると、

吸血鬼の血脈を広げないために、

他者とかかわりを持たず、

家族を家に閉じ込めてたパパ上は至極真っ当だったってことやん。

 

 

吸血鬼の造形が、いまいち。

口にぶつぶつ付いとるんかと言うような出来上がり。

 

 

この映画は、吸血鬼より家族間の信頼の無さが怖い。

渡鬼海外版。

主にヒロインナタリアの「ウチが正しいねん」が悉く間違ってるのがね。

 

 

アレクシスも親とうまくいってなかったんやろなーってのが伝わって来て、

両親をエサにする(多分エサにするんでしょ?)ことに申し訳なさとか感じてないように見えるのが…。

 

 

全体的に画面が暗いし、ショッキングなシーンもほぼ無いので地味。

 

 

何故、昼間に行動しない!

何故、ちょっと考えたらわかることをしない!

何故、そんなワガママなん!

そんな何故の嵐に襲われますが、

そういうの、ひとまずこっち置いとこう。

 

 

さすれば一風変わった吸血鬼映画として

楽しめますぞよ。

 

 

アタイが一番驚いたのは、

そんな危機的状況でイタすんか、チミ達はー!

 

 

この映画のテーマは。

考えなしの若者が

たいてい物事を

悪化させる。

上矢印

これ!

 

 

好き嫌いが分かれる、

むしろつまんないという方の方が多い映画だと思いますが、

OPとEDが繋がってる持っていき方、

つまり後味がすげぇ良くない、

ここは好ポイントです。

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