読書メーター4月のまとめ(2024) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

4月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5858
ナイス数:1296(ありがとうございます)


#指令ゲーム (双葉文庫)#指令ゲーム (双葉文庫)感想
登場人物の誰にも共感も感情移入も出来なかったけど、つまらないかと言われたらそんなこともなく微妙な出来上がり。ただこれを原案にしてオリオル・パウロ監督あたりが映像化してくれたらすっごい面白いのが出来るんじゃないかしらん。ネタばらしのカットがポンポンポン「そうやったんか」からの~ラスト、微笑む二人の姿でEND。
読了日:04月30日 著者:明利 英司


殺める女神の島殺める女神の島感想
離島に集められたミスコン・ファイナリストたち。主催者のシャチョーが襲われたことから女たちの醜い争いが始まるよー。表向きは奇麗でも中身はドロドロ。「ウチな~、ホンマは料理なんか出来ひんねん」(CV涼花萌)なんやてー?ラストのアレにはびっくらぽん。のっけから「生還者」がいることはわかってたけど、そう来たか。
読了日:04月27日 著者:秋吉 理香子


近畿地方のある場所について近畿地方のある場所について感想
モキュメンタリー。怖いというより不気味且つ考察したくなる系。どなたか我とともに考察して下さらぬか?あ、わし、話聞くだけね~(ヲイ)。で、この手法が映画になったら『呪●』なんですね。間を開けずに一気に読んだ方が断然面白いです。一つ苦言を呈するならば、文字が異常に小さい箇所があって、老眼にはきついでござる。読めぬでござる。老人はターゲットゥンじゃないのか、そうなのか、しょぼん。
読了日:04月26日 著者:背筋


ラビット・ケージ 一年A組 殺戮名簿 (集英社オレンジ文庫)ラビット・ケージ 一年A組 殺戮名簿 (集英社オレンジ文庫)感想
成人式直前、気が付いたら異空間の学校にクラスメートと閉じ込められてウサギの着ぐるみにKILLされていく。そこそこ残酷。主人公がいい子ちゃん過ぎて「なぜ?」な行動をとるのはお約束。悪い奴は極端に悪く、ゲスはゲス、モブはモブ、優秀さんは優秀。サクサクまとめてKILLされていくので、級友がどんどん減っていく。ほぼ全滅END(バレー部の子と893くんは助かってほしかったな)。
読了日:04月24日 著者:木崎 菜菜恵


監禁依存症 (幻冬舎文庫 く 18-7)監禁依存症 (幻冬舎文庫 く 18-7)感想
エグい…エグすぎる。けど一気読み。ええええっ!な、どんでん返しもあり、こういういい方はアレだけど面白い。このえげつなさに耐えられる人は必読。『殺人~』を読んでおくことをお勧め。お姑さんが怖いわ。さて、真千代増殖と相成るのか、続編を期待。ラストのアレは『私が、生きる肌』を彷彿させた…。
読了日:04月23日 著者:櫛木 理宇


屍介護 (角川ホラー文庫)屍介護 (角川ホラー文庫)感想
「死んでるんちゃうん?」な人を介護することになった主人公が、善性からであろうけどよそ様のことに首を突っ込み、たいそう危険なことになるホラー。引っ張り方が上手くてするする読み進んじゃう。オチは少々「あ…そうなんだ」な部分はあったもののホラー初心者には軽く読めていいんじゃないかしらん。
読了日:04月21日 著者:三浦 晴海


午後のチャイムが鳴るまでは午後のチャイムが鳴るまでは感想
連作短編集。高校が舞台のライトなミステリ。そんな短時間の出来事なんですか!学校生活がわりかし苦痛だった私には、この青春が眩しいったらなくてよ。
読了日:04月19日 著者:阿津川 辰海


あなたが殺したのは誰 (小学館文庫 ま 23-3)あなたが殺したのは誰 (小学館文庫 ま 23-3)感想
令和の事件と昭和の事件。二つの事件の関係がどんどん解き明かされていく。並行して語られるリゾートバブルで人生を狂わせてしまった人達が切ない。でもあんたは毒親だからね。結末が何とも残酷と言うか痛ましいというか…でスカッと系の話が好きな人にはさぞやモヤモヤであろうよ。田所刑事がわんこで可愛いのが救い。昨今のバディブームに乗っかって、今こそ映像化するべきシリーズではなかろうか。エクソシストでもバディる波が来てますのやで。
読了日:04月18日 著者:まさき としか


花怪壇花怪壇感想
最東さんと言えば、話は面白いのに文章が…と言うイメージがあったのですが(失礼な!)出たら必ず読んじゃう作家さん。それが今作は、ところどころ…の残滓はあるもの巧くなっててびっくり。ちりばめられた小ネタ?にも「おお」。個人的にモキュメンタリー系が好きなので、こういう作品を書いて行っていただきたいです。
読了日:04月17日 著者:最東対地


芸能界芸能界感想
短編集。どの話も面白かった。特に好きなのは漫才コンビの話。むっちゃ泣けました。怖いのはSNSにどっぷりつかっていく女優さんの話、女プロデューサーの話も「来る、来るでぇ!来たぁ」でコワオモチロイ。
読了日:04月14日 著者:染井 為人


忌怪島〈小説版〉 (竹書房文庫 ひ 2-5)忌怪島〈小説版〉 (竹書房文庫 ひ 2-5)感想
映画観て補填する意味合いで読んだ。このシリーズ(「村」ときて「島」)はノベライズ読まないと分かんない部分があるのが不親切。だけどこれをそのまま映画化したらR指定かかるで!と思うようなハードな内容。映画では意味深に終わったラストもきれいにまとまってて良かった。執拗に左目を狙うイマジョがコワイ。あとがきが一番コワイ。とりま、アッキーナが今回も出てたのが善き…善き?本土にもイマジョ拡散のヨカーン。『忌怪島』本気versionが観たいよぅ。
読了日:04月10日 著者:久田 樹生


小説 ノイズ【noise】 (集英社文庫)小説 ノイズ【noise】 (集英社文庫)感想
漫画→(大幅な改変あり)映画→小説。小説が黒木さんなのでドキドキしながら読めました。あいつの悪意が感染したというより、もともとみんな持ってた…島と言う孤立した場で培養されてた悪意と言う膿が「かさぶた」がなくなって噴出したんか!と。映画は鑑賞済みなのですが、小説だけ読んでたら松ケンと藤原竜也サンの役は逆な方が良かったと思っちゃう。神木君と黒木華ちゃんは大正解。
読了日:04月08日 著者:黒木 あるじ


変な家2 〜11の間取り図〜変な家2 〜11の間取り図〜感想
ひとつひとつなら「けったいな間取り」。それが11個集まって「ある事実」が浮かび上がる…サブイボが立ってしまった。前作より断然面白い。推理PARTになるともう一度間取りやあらすじが紹介されてるのがありがたい。この手の小説にありがちな「そんなんどこに書いてあったよ、こちとらボケてんのに憶えてられるかい」が無いのも善きよ。とにかく、わかりやすさ、理解しやすさに配慮した作品…なのになかなかな深い。活字を読まない世代に受けるのもわかる気がする。面白いもん。
読了日:04月06日 著者:雨穴


その謎を解いてはいけないその謎を解いてはいけない感想
厨二全開ネタや小ネタの数々やノリツッコミ&ボケは面白かったのだが、いかんせん文章が読みにくい。私の現状把握能力が衰えてきたせいもあるのか、もっとわかりやすく言うてくれませんか?ってなっちゃう。受け入れられる人と拒絶する人に分かれそう。
読了日:04月04日 著者:大滝 瓶太


ヒトガタさま (幻冬舎文庫)ヒトガタさま (幻冬舎文庫)感想
故郷が奈良なので、庚申さんの身代わり猿の話は懐かしかった…で…すぅ…。ま、好きになったらしょーがないやね。うんうん。ヒロイン、あんまりオツムも良くなさそうだから、海千山千のお姉さんにも引っかかるよね、うんうん。そういう話。
読了日:04月03日 著者:椙本 孝思


業火の地 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎 (ハルキ文庫 く 8-2)業火の地 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎 (ハルキ文庫 く 8-2)感想
消防団やらヒーローやらめんどくせぇことが山盛り。いろいろ詰め込んでるから、読んでて「全部捨てて新天地でやり直そうぜ」って言いたくなっちゃった。出来たら苦労せんわな。カラスと意思疎通できるイケメソ刑事。お願いがあるんじゃ、ウチのベランダで巣を作ろうと虎視眈々とねらってやがるクソドバトをカラス様のお力で何とかしてもらえぬであろうか。もはや読書感想でも何でもないやん…。
読了日:04月02日 著者:櫛木 理宇


月夜行路月夜行路感想
「そないうまい事話が転がりまっかいな」なんて読んでたけど、イヤミスじゃなくても良かった。子供たちにイラァっと来ちゃった。こんな立派な主婦してるママ上にお前らなんて態度か。初恋の人、ママの心中、ダーリン、そして大阪。大阪は文豪の町だったのか、♪大阪大阪~今日も笑ろうてる~のイメージが突然文化のかほりに包まれたやん。
読了日:04月01日 著者:秋吉 理香子

読書メーター

 

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おススメ

 

 

●変な家2

●あなたが殺したのは誰

●午後のチャイムが鳴るまでは

●監禁依存症

●近畿地方のある場所について

 

 

 

『午後チャイ~』は、

阿津川さんにしては青春どストレートで読みやすく甘酸っぱいっキャッニコニコ飛び出すハートてなる作品。

ゲームに関しては『地雷グリコ』(青崎有吾さん)の方が上かなと思うけど、

そこは好みで…。

どうかどうか、若い読者の方がいっぱいミステリにハマってくれますように。

 

 

秋吉さんと櫛木さんは二冊読み。

櫛木さんの『依存症シリーズ』無茶苦茶好きです。

今回のヒロインちゃんはアマンダになるのかホフマンになるのか、それともゴードンになるのか…。

SAWに例えるのやめれ。

 

 

さて、今月はどんな本に出会えるでしょう。

楽しみが止まりません。

 

 

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