■あらすじ
●水木…社畜会社員、愛煙家
●ゲゲ郎…哭倉村に来た謎の男
●乙米…龍家家の長女、時貞の娘
●沙代…乙米の娘、東京に行きてぇ
●時貞…亡くなった龍賀家元当主
24時間戦えますか?な薬剤「M」の謎を求めて哭倉村にやってきた水木青年は、そこでのほほんとした男・ゲゲ郎と知り合う。
彼は行方不明になった妻を捜しているらしい。
哭倉村の龍賀家当主が亡くなったので、
現社長(水木の会社の取引先)が後を継ぐのかと思ったら、
婿である社長は蚊帳の外。
曲者揃いの龍賀家。
龍賀家と啼倉村の忌まわしい背景。
龍賀家が作り出していた「M」(24時間戦えますで薬)は
幽霊族の血から作られてたもの。
ゲゲ郎の妻も攫われ
血を搾取されてたん。
血を抜かれ殺されていった幽霊族の怨念。
幽霊族の血を入れられ生きながら死ぬ羽目になる攫われてきた人間たちの怨念。
それらは狂骨と化していたが何とか封印されてたん。
ゲゲ郎が捕まり、
「捕まってるあの女の夫なら番わせて子を産ませればいい。
そしたらまた製剤の原料が出来る」
と言い放つ乙米姐御が怖すぎ。
水木に淡い想いを抱き、東京に連れて行ってほしいと願っていた沙代。
沙代は元当主・時貞に既に手籠めにされていた。
孫やで、血のつながった…。
水木にそれを知られ、
剩っ冴え、その身にこの世の者ならざるモノたちが取り憑いていることまで知られていた沙代は、家族をKILLしたのは自分だと告白。
そして自分に取り憑いたモノたちに母たちを襲わせKILLしていき、己もまたKILLされてしまうのだ。
時貞は孫の時弥の肉体を乗っ取り、再び支配者として復活しようとしていた。
だが、肉体的にはボロボロの水木の活躍で、時貞は狂骨を封印できなくなり、狂骨に喰われる。
ゲゲ郎は妻を見つけ出す。
妻のお腹に子供がいることを知ったゲゲ郎は、水木と妻を逃がし、この地にある無数の怨みを身をもって制止しようとするが、その力はあまりにも強大すぎて、ゲゲ郎の身体は朽ち果てていくのだった。
村は崩壊し、
水木は、たった一人の生存者として救出される。
だが、彼は哭倉村での全ての記憶を失っていた。
そしてあのEDへ…。
■おしまい
■感想
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CWLJFJ29
後半だだ泣き。
まさかゲゲゲでこんなに泣くとは思わなかった。
一緒に観てた旦那も号泣。
そしてこんな号泣シーンで、
「ゴメンちょっとトイレ行くからストップしといて」
「おめー!俺の感動返せや」
お主、今がどういう状況下かわかっておるか?
抗生剤は不足で手に入らぬ。
わしが膀胱炎になる訳にはいかぬのじゃ。
だからチッコ行きまーす。
チッコ一息。
ゲゲ郎かっこよ。
時弥ちゃんがかわいそうすぎて…。
沙代ちゃんが痛ましすぎて…。
アマプラで無料で視聴できます故(会員のみ?)
是非に。
妻への愛。
相方への愛。
わが子への愛。
これは愛の物語。
龍賀家の皆様方も愛は持ってるんですけどね。
こちらの愛は邪なのよ。
沙代ちゃんが家族をKILLしていくのもわからないでもないわよ。
と言うか、
因習と欲望と穢れた血の繋がりでがんじがらめになってるこの村から、
外に出て自由になって普通の女の子として生活したかったんだよね。
その役目を担ってくれそうな水木が「何もかも知ってた」とわかってしまった時の衝撃ったらなかったと思うの。
トウキョウシチーに行って東京タワーを見て、クリームソーダ飲んでニコニコしてる沙代ちゃんと時弥君が観たかったよ。
時ちゃんは本当に気の毒。
沙代ちゃんの人生は沙代ちゃんのもので、時弥君の人生は時弥くんのものやねんで。
横溝っぽい雰囲気を醸しつつ、
昭和30年代前半。
みんな煙草スパスパしてその辺にポイ捨てしてる時代。
いや、でも、松田優作の映画観ててもそんな感じやったし。
平成過ぎないと煙草マナーって改善してなかったっけ?
記憶がおぼろげ。
この映画のテーマは。
ゲゲ郎、
惚れてまうやろ~。
これ!
この片目隠し髪型フェチ(009とかよ~)なアタイが、
何故サンジではなく剣士様にハマったのか。
剣士属性の方が強かったのか?
謎。
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