『すずめの戸締り』
イケメソにキューン
追いかけて廃墟。
扉を開けて、猫のような形の石を引っこ抜いたら、封印が解けて、石は猫ちゃんに変化しちゃった。
「うち、知～～らない
」
言うてその場を立ち去ったんやけど、
不穏な赤いもやもやしたんが噴き上がってるやん。
慌てて現場に戻り、イケメソと一緒に赤いもやもや封印。
初めての共同作業やんか。
キャッ
怪我をしたイケメソを家に連れて帰って手当てしてたら猫が来た。
猫はすずめにはになつくけどイケメソにはつれない態度。
しかもイケメソのことを椅子にしていきよった。
イケメソを人間に戻すため、椅子を持ったまますずめは旅に出る。
すずめはイケメソを人間に戻せるのか。
勝手に家出したせいで壊れかけてる育ての親との関係は修復出来るのか。
ジャパニーズの天災は抑え込めるのか。
絵は奇麗。
話も分かりやすい。
初恋、一本！
その分、猫にかかってくる哀愁がたまらんかった。
公平な愛なんて存在しない。
人は自分の好きなものに愛を注ぐけど、
そうじゃないものには冷淡なんよ。
特に若い小娘は。
イケメソがイケメソではなく、
フツー以下の容姿男子やったら、
おまえ絶対スルーしてたやろ
わかりやすいストーリーに、
わかりやすいキャラ造詣。
わかりやすく感情移入できる手腕。
イケメソの声の子が意外に上手くてびっくりした。
『ノッキンオン・ロックドア』のひとやったんか！
安定の神木君。
だけど、
ただそれだけ。
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
ブルックリンに住むマリオとルイージ。
いろいろ試行錯誤しても仕事が増えず。
地下の配管が漏水したので修理に（勝手に）行ったら、
土管から別の世界に行ってしまった。
マリオはキノコたちがキャッキャ生活するキノコ王国に。
ルイージはおどろおどろしいクッパ帝国に。
クッパはキノコ王国を支配して王女ピーチと結婚しようと思ってはる。
熱愛一途。
クッパがイケメソやったら万事うまくいってたのやもしれぬ。
ピーチはクッパの侵略を防ぐため、ドンキーコングの王国に交渉に行くことに。
ここでマリオとドンキ―が対決し、
マリオが勝利。
結託した王国はクッパに対抗しようとするが、
クッパはピーチを諦めない。
ドンキ―、ピーチ、マリオはクッパの野望を打ち砕き、
ルイージを救出できるのか！
マンマミーア！
毎度毎度誘拐されて始末におえん！と思ってたピーチ姫が、
今回は戦う姫として大活躍。
どことなく峰不二子ちゃんっぽいイメージを感じた。
あそこまでエロくないし、大人じゃないけどさ。
けっこう可愛くてかっこよかったです。
ドンキーコングはバカだけど漢気溢れてて、嫌いじゃないよ。
クッパはパワーで女性を手に入れようとするのはアカン。
マリオの世界観を壊さず、定番と言えば定番のストーリー展開にして、万人受けを図ったのが成功の秘訣。
囚われのヒロインポジはルイージが担ってるし。
何も考えず、
「マリオの世界」を楽しむならかなり良く出来ていた作品。
これを勝手に改変してドラマティックにしたら、
（すでにピーチが出来るプリンセスに代わってるし）
「マリオちゃう」
ってなるのではなかろうか。
マリオとルイージの兄弟愛にほっこり
そしてラストには、
あの声が。
「ヨッシー」
家族で観るには適した作品だと思いますよ。
ゲームフアンもマリオファンも映画ファンも、
ヨカッタね！になるムービー。
しあわせムービー。
あ、
マリオをやったことがない人が観たら、
あんまりハマらないかも…ゴメンネ。
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多分、マダムは新海さんやジブリとは
とことん相性が悪いのな。
『すずめ～』も「途中で早送りしたろか」と思うことなくきっちり観られたので、
話としてはそれなりに完成してるし、
飽きさせない構造ではあるんだよなー。
何が合わへんのやろう…。
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