マダムのこの本を読め!2023! | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

 

今年読んだ本のベスト。

 

 

ほな行きまっせ。

 

1位 エレファントヘッド

2位 十戒

3位 でぃすぺる

4位 逆転美人

5位 うたかたモザイク

6位 一寸先の闇

7位 ザリガニの鳴くところ

8位 いつかみんなGを殺す

9位 清浄島

10位 君の地球が平らになりますように

 

 

  『エレファントヘッド』

 

最高の多重ミステリ。

そういう方向に来ますか。

グロでエロでぐちゃぐちゃで

白井さんの白井さんらしい作品。

…故に、

1位ではあるけど万人にはおススメめは出来ない驚き

 

 

  『十戒』

 

ガチミスヲタに捧げるミステリ。

ログインして解説を読むまでが一つの作品。

必読の前作『方舟』。

このシリーズ、ぜひ続けてほしい。

 

 

  『でぃすぺる』

 

こんな賢い6年生はいないというご意見をちらほらお見受けいたしますが。

そこそこいるよ?

小学生の洞察力と知識欲、舐めたらアカン。

ホラーでオカルトでジュブナイルで少年少女の冒険譚。

ガチミスヲじゃない普通の読書好きにもおススメできるよ。

 

 

  『逆転美人』

 

『セカスキ』がすごく話題になったけど、こちらの『逆転』の方が上。

『セカスキ』は、そうするために作り上げた文章がチラチラ垣間見えてて、ちょっとな~。

泡坂妻夫さんの偉大さに、刮目せよ。

藤崎さん「貧乏なんです」言うてはったけど、これでがっぽり印税…あ…文庫…悲しい

これも普通に読書好きな人におススメできるですよ。

 

 

  『うたかたモザイク』

 

「神様は、そない優しない」これだけでこのランキングに入りました。

一穂ミチさんの小説は、田辺聖子さんの系譜じゃないかと思ってます。

『光のとこにいてね』も良かったのですが、賛否別れるであろうラスト(マダムは否)でランク外に。

 

 

  『一寸先の闇』

 

短編集。

キィヤァァァァポーンびっくりマークやめてやめてと言うような短編が続くよ~ん。

澤村さんは、ホラー界で今現在最も構成力のある方だと個人的に認定。

比嘉姉妹の続編も出してほしいです。

 

 

  『ザリガニの鳴くところ』

 

映画に次いで原作もランクイン。

美しい所を抽出した映画と違い、こちらは湿地の少女の造形がリアル。

自然はいつだって厳しい。

生と死が公平に存在してるから。

 

 

  『いつかみんなGを殺す』

 

G嫌いの人は、留飲を下げるか、この本を持つのも嫌だと思うかのどちらか。

普段の作風と違いすぎて、

「こんなん書く作家さんやったっけ?」

ってなっちゃったけど笑いました。

 

 

  『清浄島』

 

科学者と島民の闘いの記録。

相手は寄生虫。

小さな島の風土病だと思われていた病が寄生虫によるものだった。

殲滅するために多大な犠牲を払う島民たち。

今この時期だからこそ読んでほしい。

 

 

  『君の地球が平らになりますように』

 

彼氏がいわゆる陰謀論な人になってしまったぽん。

こいはじごくのみちゆき。

多分インボーロンな方々は斜線堂さんを読んだりしないから、

カノカタガタのX(Twitter)を見るたびに、

「君の地球が平らになりますように、なるわけないけどキメてる」なんて思ってしまう。

このタイトルの言葉チョイスの素晴らしさよ。

 

中山七里さんが『作家刑事毒島の嘲笑』でけちょんけちょんにけなしてはったのは政治的思想の方々だけじゃなくて、インボーロンな方々のことも含まれてる?なんて思ったり。

 

 

次点は。

 

  『最恐の幽霊屋敷』

 

マジコワだからね~。

うふふふふ。

 

 

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それでは今年のブログもこれで終了。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

善きお年をお迎えくださいませ。

 

 

煮物をしようとしたらちくわを忘れて、

慌ててちくわを買いに行ったゆかいなマダムさん。

よう考えたらちくわ別に要らんやん!

最後の最後までアタイってやつは!

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