『四日間家族』【読書感想】と掃除について | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

 TODAY'S
 
掃除を始めるのに気合がいる場所は?

 

 

全て。

掃除という行為が…。

 

 

でも強いて言うなら。

換気扇と風呂の浴槽の下。

換気扇は業者に頼むとして

問題はベランダ。

(ベランダが非常に広いので心が疲れる絶望

 

 

疲れた心を癒すのは

やっぱ本よね。

というわけで

本日の紹介は

推し作家・川瀬七緒さんの新刊。

 

『四日間家族』

上矢印

読みました。

 

 

 

 

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BVQ98W66

 

 

自殺するために集まった4人の男女。

 

自分の工場をつぶしてしまった昭和思考の男性。

あることが原因で多額の借金を背負った老婆。

クールで世捨て人のような感がある高校生。

そして田舎のサークルクラッシャー姫「私」。

 

そんな4人が

捨てられた赤ん坊を拾ってしまったことで

誘拐犯のそしりを受け

ネットで炎上。

逃走する日々に突入。

 

それぞれの強みを生かして

ネットの渦中から逃げつつ赤ん坊を護ろうとする4人。

 

そして「捨てられた」赤ん坊の背景には、

ある恐ろしい事実が隠されていて…。

 

 

 

 

川瀬七緒に外れ無し!

 

 

世をはかなんで自殺しようとするものの、

死ぬ前にも揉めちゃう4人。

 

 

そんなメンツが

赤ん坊を護るという一念で

結束。

 

 

モラハラパワハラ親父が身を挺して皆を護り、

派手で短絡思考の老婆が赤ん坊に愛情を注ぎ、

斜に構えた高校生が知識と技能でネットの海を泳ぎ、

ずるがしこく人を裏切ることを何とも思っていなかった「私」が作戦を練る。

 

 

最初は「なんやねんこいつら」と思ってたのに、

どんどん応援したくなっちゃう。

ラスト近くでは泣きそうに。

 

 

暴走する「正義」という錦の御旗の下で行われる暴露合戦。

ネットリンチ怖し。

 

 

赤ん坊という鎹で結び付くパーティー。

ようやった、ブラボー!と喝采をあげたくなるラスト。

 

 

もう一度言います。

川瀬七緒に外れ無し。

 

 

映像化してほしいなー。

映画もありだけど集客が見込め無さそうなので

WOWOWドラマでお願いしたい。

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