隕石ドーン。
堕ちたところの住民は全滅。
衝撃だけでなく毒ガスまで出てる。
全滅したはずなのに、何人かが生き返りはった。
ただ思考も生体反応もなんもなく体は動いてるというだけ。
むっちゃ頭が良すぎて生きづらいヒロインは隕石落下のところから植物の芽が生えてることを発見。
そのうち植物はぐんぐん成長していくやん。
ドユコト?な人類は蘇生したやつを使ってコンタクトを試みるが、
「わしらの星がもうアウトやさけぇ、
あんたんとこに来たわ。
んで、この星を自分らの住みやすいように
ちょっと改造したけぇ
かんにんやで」
てなことがわかったくらい。
ヒロインはあることに気付く。
あたしってば、
頭良すぎて異星人と交流持ったことあるやん。
この星のことを異星人に詳しくチクったやん。
諸悪の根源、
あたしやん!
わばばばば
でも、ここは生きづらいから、しゃーなし。
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B09Y896LC5
兵器も使わず(ある意味生物兵器だけどさ)ゆっくりと、確実に侵略されていく地球。
冒頭の家族が吐血してシんでいくシーンと
解剖中に遺体が蘇生していくシーンは面白い。
そこが見どころ。
あとは淡々と…。
「さぁ、眠りなさい~」と
睡魔に誘われ、
何回も見返す羽目に。
多分、あなたも、きっと寝る!
眠れぬ夜に観ればいいんじゃない?
ちゃんとしたSFなので、きちんと観たら面白いんやけど。
良品なのに客がついてこれへんタイプ。
でもどんでん返し的なラストは善きよ。
過去のあの一件がすべての始まりやったんかーとね。
この映画を観て思ったのは平成ガメラの
『レギオン』!!
マダムだけかと思ったら結構な方が思い至ったみたい。
あと、あの国はすぐさま焼却したってのが、なんか笑えた。
■キラー・セラピー
養子をもらうことになった。
僕、反対。
僕がいるのに何で妹なんかもらい受けるの?
もらわれてきた妹ばっか贔屓されてる!
そう思うコミュ障少年は、ことあるごとに噛みつく子に育ってしもた。
噛みつくというのはネットでブイブイ言わせることではなく物理的に己の歯で危害を加えるという意味です。
「ちょっとこいつぁ、よろしくねぇですぜ」言われて精神科行き。
そこで医師から性的虐待を受けますます歪む。
信じた人たちにことごとく裏切られてしまう(思い込みもある)!と思い続けた少年も成長して青年に。
義理の妹との仲どころか実の父との仲もこじれてるし。
理想論で愛を語るママ上にイラァときてKILLしてしまったし。
好意を持った女性にはストーカー呼ばわりされるし(ストーカーです)。
もうみんな、わやになればいい!
僕に害意を持った人間全員シね!
愛情の方向性がわからない少年。
愛情の方向性がおかしいママ上。
そりゃ、マダムでも、ママ上がこんなんやったらムキィってなるわ。
善意の人ではあるものの
あんたが目指す善と愛はそこちゃうやろ?と言いたくなる。
おまけにパパ上も
「何で妹と仲良くせぇへんのや!」言うて怒ってくる。
しらんがな。
ラスト、
陰々鬱々としていた主人公がブチ切れ、
思わずびっくりのスプラッタァ展開。
スプラッタァ展開になると途端に進行速度が速くなって、
おまけに画面が暗いので
「今何が起きたん?
お目ん玉引っこ抜いたん?」
状態。
グロ覚悟は、
そこまで要りません。