お待たせいたしました。
ただただ、楽しく読書する体験を得たいあなたに。
超絶おススメ『ゆとり』シリーズ第三弾。
前に出た二冊がどれほど楽しかったかと言うと。
就活で東京までわざわざ行ったのに、
(当時息子は京都に住んでましたぇ)
どうも結果が芳しくなさそうで、
「大学の名前だけでESは受かるけど面接で落ちるコミュ障」
と、凹んでいた帰り道。
東京から京都まで帰る新幹線の中で、
『時をかけるゆとり』を読み、
落ち込んだ気分もどこへやら。
こみ上げる笑い声を抑えるのに難儀した…と言うくらいオモチロキ書籍。
そして今現在、
Z世代が世を席巻するこの時代に、
新たなゆとりが出た!
『そして誰もゆとらなくなった』
読みました。
直木賞作家、朝井リョウは、
お腹よわよわ星人である。
襲い来る悪魔のささやき、
否、もはや呪いの文言。
「ねぇねぇ、そろそろトイレ行きたくない?
トイレ行きたくなぁれ」
それは世界のどこにいても、
襲い掛かって来る魔の時間。
そんな呪いを受けながらも、
ダンスに勤しんだり、
旅行に勤しんだり、
人をびっくりさせることに勤しんだり、
スイーツに勤しんだり、
トイレに勤しんだり。
トイレに勤しんだり。
トイレに勤しんだり。
そういうエッセイ。
あの絶賛問題作『生欲』を書いた人と同一人物とは思えない、
爆笑エッセイ。
ずっと笑いっぱなし。
かつて我もOPPの一族であった。
しかし加齢と、
使用してる薬のせいで、
今やOPPとBPの間を行ったり来たりの、
蝙蝠人間。
でも、
出先でまずトイレをさがす、朝井リョウ君の気持ちはわかるの。
マチュピチュに行ったり、
ロスに行ったり、
ディズニーランドでダンスを披露したり、
ものすごくアクティヴに聞こえるのに、
なぜそうなる
「わたくし、
おシモの話は、
駄目ですの、
家訓でダメだと言われておりますの」
そういう方。
「わたくし、
おシモの話は、
駄目ですの。
そんな他人様の下半身事情(言い方)、
読みたくなくってよ」
と言う方は、
読まない方がいいかな、
うん。
はらぎゅる、
一流寿司店、
ズシャァァァァ!
腹の子をあやす、
トイレのつまり、
ゴボウ、
ピンときたワードがあれば、
ぜひとも。
たかだか読書感想ブログでこの熱量。
マダムの思い入れ、すげぇ。
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