■あらすじ
冒頭から画面が黄色いので、
わし肝炎になった?
と思うかもですが(思わへん)、
仕様なのでそのままご覧ください。
●リー…1000の映画を観た男
●アユー…リーの妻、善き母でもある
●ピンピン…JK。サマキャンで…
●アンアン…末っ子、可愛い
●スーチャット…ピンピンを脅迫する
●ラーウェン…スーチャットの母親、警察局長
●サンクン…アカン警察官、リーが嫌い
タイでインターネット回線工事業者をしているリーは、性格の良さも相まって町の人気者。
今日も自分で作った脱獄映画の話をして皆を和ませてる。
警察官のサンクンはリーが嫌いなので楽しく語らうリーたちに対し「うっせーわ!ヴォケ!静かにしとれや、カス」と怒ってはるよし。
コワイコワイ
リーは娘のピンピンに、
「サマーキャンプに行きたい」
と相談され、ま、ええか!と行かせてやる。
そこでピンピンは、有力者の息子スーチャットに一服盛られて手籠めにされ、その動画までとられるという悲劇に見舞われた。
サマキャンから帰宅した後元気がないピンピンを心配するアユー。
スーチャットの母親ラーウェン局長は、
「真実はいつも一つ!」
と言いながら犯人を追い詰めるやり手だが、
「真実のためなら証拠の捏造もあり!」
と言う強硬派でもある。
あかんのんちゃうん?
タイ、アカン警察やで
ピンピンはスーチャットから「動画を拡散されとうなかったら言うこときけや」と脅され、呼び出しに応じる。
しかし母親のアユーも娘の様子に「なんかおかしい」ものを感じ取り推参した。
スーチャットはスマホの動画を見せてアユーまで脅そうとする。
スマホを奪おうとするアユーとピンピン。
抵抗するスーチャット。
ピンピンはスマホを叩き壊そうと手近にあった農具を振り下ろすが、それがスーチャットの頭部にジャストミート。
スーチャット、シボンヌの巻。
ま、しゃーない。
同情の余地なし
(そこは人として許したらあかんとこらしいが、そんなことわしは知らん)
気が動転したアユーは遺体を家の裏手にある共同墓地に埋めてしまう。
その様子をアンアンが観ていた。
出張で家にいなかったリー。
事件があったときムエタイの試合に夢中になっていた。
帰宅して全てを知ったリーは、家族を守るため己の持てる知識を総動員。
スーチャットが乗ってきた車は川(池?)に沈める。
ヤギ飼いとのニアミスはあったものの無事証拠隠滅。
スマホも処分。
自分たちはネット回線工事も兼ねて家族と旅行に行き、アリバイ作りに勤しむ。
そして来るべき警官からの尋問に備えて仮想問答を繰り返す。
ラーウェン局長は行方不明の息子を捜していた。
警官のサンクンが「わし、リーが黄色い車に乗ってるの見ましたで?」と言うので、リー一家が疑われるが彼らには完璧なアリバイがある。
おまけにリーは人気者だ。
ラーウェン局長は、その完璧すぎるアリバイに怪しさを覚え一家に尋問する。
末っ子のアンアンは一人で尋問を受け
「パパもママもお姉ちゃんも、あんたがちゃんと言わんかったら捕まるんや。あんたそしたら孤児になるで」
と脅された。
家族を想うアンアンが自白したことでリーたちは逮捕される。
送還されるリーたち家族が警官から暴行を受けていたこと、
幼いアンアンにまで尋問をかけたこと、
等々から民衆は警察に対し反感を持ちはじめる。
スーチャットの遺体が埋められたと思われる共同墓地が掘り返された。
衆人環視の中、出てきたものは、
ヤギの遺体
スーチャットではなかった
この一件で「無実の市民に暴力で自白を強要した」「権力許すまじ」となった市民たちは暴動をおこし、タイ国を揺るがす大事件となっていく。
スーチャットの父は市長選出馬を辞任し母は警察局長を辞職。
事件の余波は多くの人を巻き込み収束していった。
スーチャット両親はリーに会い、真摯に詫びた上で「希望が残されているのか、そうじゃないのかだけでも教えてほしい」と告げる。
事実をほんのり伝えられた両親は泣き崩れるのだった。
リーは自首して全てを白状する。
収監されるリー。
だがリーは脱獄法を考えていた。
(冒頭の映画のシーンに繋がってるわけぽん)
■おしまい
■感想