読書メーター1月のまとめ(2022) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

1月の読書メーター
読んだ本の数:23

読んだページ数:6757
ナイス数:1464(ありがとうございます笑ううさぎ


たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に (祥伝社文庫)たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に (祥伝社文庫)感想
みんながみんな少しづつ嘘をついてる。でも嘘つきじゃない人間なんてこの世にいるのかしら。もちろん許せる嘘と許せない嘘はあるけれど。嘘から始まる恋もあるよね…って、お前は単なる思い込みの激しいイカレ女だよ。主人公があっさり殺されて、先が気になって一気読み。
読了日:01月31日 著者:佐藤青南
アスクレピオスの断罪 Condemnation of Asclepiusアスクレピオスの断罪 Condemnation of Asclepius感想
正統派ミステリ。二転三転する真相、動機、犯人。医者って向き不向きあるから、己の技量を弁えてないとアカンと思う。とかいう感想は置いといて。ミステリ部分は良いのに何なの、このキャラ造形。主人公の刑事が単細胞で感情的過ぎてイラァっと来る。「お前はちょっと黙っとけ、わしは話の本筋が知りたいんじゃ!」と多分この作品内に居たら言うてる。
読了日:01月29日 著者:北里 紗月
変な家変な家感想
あれ?この間取り知ってる……あ、動画で出ていたものに追加して書籍化したんですね。いろいろトンデモ要素マンサイですが、これはこれでOKです。家とか血縁とか復讐とか何とかめんどくせぇなぁ。ブッチこきたくなるですよねー。この本を読んで真っ先に思い至ったのがブラームス君でした。『ザ・ボーイ 人形少年の館』の。
読了日:01月28日 著者:雨穴
リズム・マム・キルリズム・マム・キル感想
面白かった!バイオレンスでハードでイかれてて純粋。守らねばならない子供のために戦う者たちに感動。子供もただ守られてるだけじゃない。読んでてぼろぼろ泣いちゃったよ。ママ上の過去&想いにも泣けた。多分合わない人には絶望的に合わない話だと思う。私にはドストライク。るかがるからしく、知力と胆力で世の中を渡っていけますように。そして私もまたヤタにハマった一人なんじゃよ~。
読了日:01月27日 著者:北原 真理
不村家奇譚不村家奇譚感想
「あわこさま」に憑かれている不村一族の代々にわたる伝奇小説。もっと禍々しいのを想像してたら、意外にもお耽美だった。これはこれで善き。
読了日:01月26日 著者:彩藤 アザミ
2022本格ミステリ・ベスト102022本格ミステリ・ベスト10感想
国内ランキングベスト10、「大鞠家」以外は読んでたけど11位以降は読んでないものがほとんど。ミステリ好きを公言しておきながら、この体たらくはなんぞぇ。メモしとこ。海外のは人名が覚えられないのでパス。映画ジャンルで「フロッグ」が挙げられてたのは嬉しい。
読了日:01月25日 著者:探偵小説研究会
パラソルでパラシュートパラソルでパラシュート感想
良かった。とても良かった。心にしみる言葉がちりばめられてて、それやわ!ってなる。浅田さん、言いたいことを言ってくれてありがとう。私もそう思って生きています。こいつ嫌いかも、なんて思った葉月ですら愛おしい。ところでダウンタウンのコントってなんやろ?ごっつだよね。多分。知らんけど。
読了日:01月21日 著者:一穂 ミチ
プリンセスお母さんプリンセスお母さん感想
楽しそうで何よりですわ。わたくしがカトリーヌ姫の真似事をいたしましても「何?山田ルイ53世?」と言われるだけですわね。ルネッサ~~ンス。ポールへの愛に泣けましてよ。わたくしの宮殿でも小人さんがよくいなくなりますの。ふふふ……ってこのキャラ疲れるわ、私、貴族には絶対なれへんわー。
読了日:01月20日 著者:並庭 マチコ
おんなのじかんおんなのじかん感想
世代格差を感じてしまう。吉川さんの小説は好き。このエッセイにも「そうなんや」と思う部分と「それは私とは意見が違うなぁ」という部分が共存。これはもう世代間格差なんやろか。
読了日:01月19日 著者:吉川 トリコ
七怪忌 (角川ホラー文庫)七怪忌 (角川ホラー文庫)感想
ホラーコメディ?怪異のナースとか、怖くなりそうな要素はあるのにいまいちパッとしない。文章力は通常運転。むしろ編集者が「あえてこのままでいきましょう!それが持ち味っすよ!」と手を入れないようにしてるとしか思えないけど、それもまぁいい。あかんのは主人公の情緒不安定さ。そしてカバーイラスト。何とかならなかったんだろうか?私でも、もうちょっとマシなイラストが描けるぞい。美少女は顔が命。
読了日:01月18日 著者:最東 対地
赫衣の闇赫衣の闇感想
戦後すぐの時代風景がすごく好きなので、そちらのストーリーは楽しく読んだものの、このシリーズにいまいちのめりこめないのは物理のキャラが立ってないからなんだろうか。ホラー度が低いからなんだろうか。刀城言耶(だよね)が出てきたのにはウフフとなった。少し尻切れトンボっぽいんだけど、これはこういう作風として受け入れるべきなのかしらん。
読了日:01月16日 著者:三津田 信三
Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防 (集英社オレンジ文庫)Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防 (集英社オレンジ文庫)感想
おへちゃだけど性格もいいし仕事も出来るしイラストから見た感じスタイルが極端に悪いわけでもない。ええ子やん。B専の上司の物言いがえげつなくて「おふざけじゃないわよぅ」とモノ申したくなった。それに対抗するヒロインの突っ込みや心の声がキレッキレでユーモアがあるので笑っちゃうんだけどね。香澄ちゃんが段取りをしてくれるなら結婚式挙げてもいいかなと思えるくらいには成功してる小説だと思う。
読了日:01月15日 著者:ゆきた 志旗
書店員と二つの罪書店員と二つの罪感想
嫌でも「あの事件」を思い出させる。隣に住む幼馴染が猟奇犯罪の犯人ってことから、マスコミから追いかけら迷惑をかけられてた主人公。その犯人が告白本を出すっていうじゃない。書店員として、事件関係者として、許せへん部分がある主人公。どこに落ち着くんやと思ってたら、そう来たか。面白いんだけど主人公に共感できず。そんな簡単に記憶を封じ込めることって出来るのかしらん。あと、君、ちょっとオカンをなめすぎてるよ。オカンは大体何でも知ってるものです。
読了日:01月14日 著者:碧野 圭
愛じゃないならこれは何愛じゃないならこれは何感想
これは愛だ。紛れもなく愛の物語だ。愛のかたちは人それぞれで、愛を貫くために地獄に堕ちるというのなら、それもまた一つの愛の終着駅。愛は別に尊いものばかりではない、愛は独善的、愛は時として残酷。でも人は愛に生き愛に殉ずる。つまり何を言いたいかというと、ババァが雷神に恋したっていいじゃない!
読了日:01月12日 著者:斜線堂 有紀
能面鬼能面鬼感想
『ラストサマー』(蟹は出てこない)+ジャパニーズ恐ろしき一族。もっとグログロしいのを期待してたら大人しめでした。そんなに大事な跡取りなら東京シチーに出さなきゃいいんじゃ?なんて思っちゃった、ごめんね。大学生たちの自己保身もイヤだけど一族の執念もイヤ。あんたらオカシイヨ。巻き込まれた形の人たちが気の毒すぎる。
読了日:01月09日 著者:五十嵐 貴久
感応グラン=ギニョル (創元日本SF叢書 18)感応グラン=ギニョル (創元日本SF叢書 18)感想
昔の文学風で読みにくい。なのに面白いったら!特によかったのは当然のことながら『徒花物語』。少女文芸風のゾンビ物語。ゾンビ大好き倶楽部部員としては激しく推したい一作。こういうアプローチがあるのか!ゾンビもの、まだまだ開拓の余地あり。全体としても最初と最後がつながってて良き。
読了日:01月08日 著者:空木 春宵
一条ゆかりの食生活 少女漫画家の煩悩キッチン (集英社文庫(コミック版))一条ゆかりの食生活 少女漫画家の煩悩キッチン (集英社文庫(コミック版))感想
一条先生はご自身でご自身の機嫌のとり方がわかってらっしゃるんだろうなぁ。紹介されてるおうちごはんも「これなら作れる」&「ヘルシー」なものばかり。まぁ女性は50過ぎたらホルモンが全部コレステロールに変身しやがりますから。
読了日:01月07日 著者:一条 ゆかり
ダーク・ロマンス (異形コレクションXLIX)ダーク・ロマンス (異形コレクションXLIX)感想
復活異形コレクション。最初はかっ飛ばして読んでたのに、後半にきて読むスピード落ちちゃった。「ストライガ」が面白かった。櫛木さんのも良かったなぁ。若手の台頭が喜ばしい。どうにも合わないものもありましたが、こういう新作短編集は本当に嬉しいですね。
読了日:01月06日 著者:井上 雅彦・監修,平山 夢明(著),上田 早夕里(著),澤村 伊智(著),櫛木理宇(著),黒木 あるじ(著),加門 七海(著),井上 雅彦(著),伴名 練(著),坊木 椎哉(著),菊地 秀行(著),図子 慧(著),真藤 順丈(著),牧野 修(著),荒居 蘭(著),篠田 真由美(著)
5分後に最悪のラスト (5分シリーズ)5分後に最悪のラスト (5分シリーズ)感想
図書館のヤングコーナーに置かれてた。最近のヤングはこういうのを読むのかのぅ、どれどれ。それなりに面白いものと箸にも棒にもかからないものと「ちょっとこれ書いた奴、そこになおれ!」ってのがが混在。「カッサンドラ」が良かったかな。多分明日になったら忘れてますけどね。最近物忘れがひどくって、アラヤダ。
読了日:01月05日 著者:
ホワイトバグ 生存不能ホワイトバグ 生存不能感想
人が蹂躙されていく様は良かったんだよね。迫力もあるし。でも人間ドラマパートになると途端にテンポが悪くなる。お前らのややこしい思いやらそういうのは要らんのです。未知の生命体VS人間の死闘(頭脳&科学の力)でやってほしいと思うんだ。ガーっと来てワーッときてブッシャーボーンキャーなのが好きなんだもの。これが万が一映画化されて、メインがこの人間ドラマなら迷わずポンカス認定するっぺ?
読了日:01月04日 著者:安生 正
チグリジアの雨チグリジアの雨感想
人はみんな弱くて脆くてずるい。いじめをする人にも何らかの理由があって、とか、そんなこと知らんがな。いじめシーンがきつくてしんどかった。そして私は主人公と咲真より、自分が緩衝材になることで家族間のバランスを取ろうとしている弟君が気の毒で仕方なかった。ママ上は大人として親としてどうかと思う。なんでそんな気付かずにいられるの?とにかく子供たちみんな、生きていてほしい。
読了日:01月03日 著者:小林 由香
コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル (講談社文庫)コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル (講談社文庫)感想
励まし屋なる「あなたの応援団」を職業にした、ことりの物語。ことりの成長がすごい。他人に寄り添い並走するって、無茶苦茶しんどいと思う。私には無理。映画『スプリー』の主人公も励まし屋に励ましてもらったらあんな凄惨なことにはならなかったんやろうなぁ。で、これシリーズになるのかしらん。
読了日:01月02日 著者:青木 祐子
むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。感想
すごく面白かった。今回は探偵物語。「犯人はヤス」にはならなかったか←なるかい。「わらしべ多重殺人」が一番好き。日本の昔話って他に何があったっけ(続編に期待している)。
読了日:01月01日 著者:青柳 碧人

読書メーター

 

 

今月は「私、読書家ですの」と言うてもいいくらいの冊数読んでると思いませんこと?

 

 

黄斑上膜の診断が下ってネガティブ

ショックでお腹も下って魂が抜ける

切羽詰まった気持ちで読みにかかってたから。

 

…と言うのもありますが。

むっちゃサクッと読める本が多かっただけというね。

 

 

 

  ◆おススメ◆

 

 

・むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました

・感応グラン=ギニョル

・愛じゃないならこれは何

・パラソルでパラシュート

・リズム・マム・キル

 

 

■むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました

 

昔話シリーズの続編。

こっちの方がイヤミス要素が多くて好き。

猿蟹合戦とかね、そりゃそうやろ、そうなるやろ、的なね。

シリーズ続編希望やわ~。

 

 

■感応グラン=ギニョル

 

SF です。

読む人を選びます。

好きな人にはたまらない。

そうじゃない人は読み終えられないかも。

それくらい癖が強い。

 

 

■愛じゃないならこれは何

 

タイトルがマジ秀逸。

このタイトルは忘れないわ、絶対。

あらゆる場所で使いこなせるタイトル。

もちろん内容も、面白き。

 

 

■パラソルでパラシュート

 

素直に大変面白かった。

小説内のコントネタも普通に面白かった。

どっかの書けば映画化になる作家も見習えばいい。

パラパラも、映像化されそうな予感。

 

 

■リズム・マム・キル

 

最高ラブラブ

マダムの好き要素がぎゅううううっと詰まってて、うひょほほーラブってなりました。

ワーッときてガーっと来る小説。

ンナアホナーな展開でありながら、迸るアドレナリンが「アホでもええやないのん」と自己主張。

このアホを許容できるか否かで評価が分かれそう。

ヤタ、かっこいいよ、ヤタチューイエローハーツ

超おススメ!

 

 

その他

 

■プリンセスお母さん

 

ちょ、カトリーヌ姫がマジ面白すぎる。

ポールとのソウルの繋がりが…。

マダム雷神好きやけど、英語を学ぼうとは思わなんだ。

 

 

■変な家

 

Youtubeで第一章がアップされたかなんかで火がついた作品。

小一時間で読めてしまったびっくり

割とホラーではありがちな展開。

事故物件怖い亀梨…間取りみたいな怖さではないです。

 

 

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今月は万城目君の本が来そうなので読む。

多分読む。

読むんじゃないかな。

積読禁止。

 

それではマダムこれから映画も観なくちゃいけないので凝視

人生が忙しすぎる。

ポチスター

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