MOTHER マザー(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  ■皆様へのご注意

 

注意今回の記事は普段にも増して暴言を吐きっぱなしです。

お心の弱っている方はご注意くださいませ。

 

 

汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ

 

 

  ■あらすじ

 

 

クソアマ・秋子はシンママ。

働いて子育てしてるシンママの方々に腹ァ切って詫びろ!ってくらい、ドスベタですのよ。

いきなり暴言驚きびっくりマーク

 

 

仕事はしない。

男にだらしない。

親にたよりっぱ。

面倒なことは年端もいかない息子の周平に押し付ける。

 

 

全てのことから逃げ出す女、秋子。

男関係には積極的。

 

 

妹はぶち切れ、親御さんもとうとう「もう知らん」と怒っちゃった。

そらそうよ。

 

 

ホストのと意気投合した秋子。

しかしクズにクズをかけてもクズのまま。

生活は苦しく子供の教育すらままならねー。

つか、教育を受けさせる気もねーガーン

 

 

 

 

秋子に好意を抱いてる市役所職員を脅した際にトラブル発生。

KILLしちゃったと思い込んだ秋子と遼は、何はさておいても逃げなきゃ!と逃避行。

だからそういうとこッムキー

 

 

遼は仕事を見つけてくるが、市役所職員が生きてること、訴えたりしないと言うてることで元気を取り戻した二人。

職場から金を盗んでまたもやふらふらと流されるまま楽に適当に生きていこうとしよる。

 

 

そんな時、秋子の妊娠が発覚。

遼はとんずらダッシュ

 

 

あっちこっちをふらふらしつつ娘・冬華を出産した秋子。

ホームレスになった秋子たちは、児童相談課の亜矢に発見され、施設で保護された。

 

 

 

 

周平はここで初めて「学ぶ」ことを知る。

知識を与えられ、その知識が自分のものになっていく喜び。

周平は、本来頭のいい子だったので、ぐんぐんいろんなことを学習していった。

 

 

だが平穏な時はあまりにも簡単に終わりを告げる。

遼が再び彼らの前に現れたのだ。

遼と一緒に暮らしたいとごねる母。

周平は、この施設にいたいと訴えるが、母親に逆らえず結局施設を出ていくことに泣

 

 

遼、秋子、周平、冬華。

根無し草の疑似家族は、ある建築業に職を見つけ働き始めるが、遼が金を盗もうとしたことがばれてしまった。

 

 

実は遼はやばいところから借金をしていて、返済しないとまずいことになってるんよ。

遼は秋子たちに類が及ぶことを良しとせず、またまた遁走。

嘆く秋子だが、遼から「50万円あったら助かる」と言われ、何とかして金を作ろうとする。

 

 

秋子は考えた。

「こうなったら、じいちゃんばあちゃんからお金借りるしかないよな。

でも多分あいつら貸してはくれへん。

もう絶縁状態だし。

でも周平が行ったら……孫のためにお金くれるんちゃう?」

 

 

「周平、じいちゃんばあちゃんから金をもらってきな。殺していいから」

「あんたがやらないと、冬華が死んじゃうんだよ」

冬華のことを本当に愛おしく思っている周平に、なんてことを言うのか、この阿婆擦れは!

 

 

ムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカ

 

 

 

周平は祖父母の家に行き歓待してくれる彼らをKILL。

血まみれで母のもとに帰ってくる周平。

 

 

 

 

すぐに彼らは捕まることになる。

 

 

だが周平は、母の指示だったとは言わない。

自分で考えて自分でKILLしたと言い続ける。

 

 

亜矢は周平の元を訪れる。

ひとりになった冬華の受け入れ先が決まったことを彼に伝えるために。

そしてなぜ彼があんなことをしたのかを問うために。

 

 

周平は言う。

「僕はお母さんが好きなんですよね」

 

 

 

 

亜矢は秋子に会いに行き周平の言葉を伝えるが、秋子の心には何にも響かないままだった……。

 

 

■おしまい 

 

 

 

 

 

 

  ■感想

 

 

 

秋子のダメさ。

お前母親やろ?

その母親がなんで子供に頼り切ってるのさ。

まだ10代の周平の身に降りかかる厄介、難儀、子供が背負うもんじゃない、ほんとに。

 

 

……ってマジで憤怒しちゃうくらい長澤まさみさんの演技がすごかった。

阿部サダヲも。

周平役の子も良かった。

良かったがゆえに心を持っていかれる。

 

 

働くことが嫌い、享楽的。

これだけでも人としてアカンのに、何たる自堕落さか。

 

 

秋子の言い分。

親が妹ばっかり可愛がってる。

妹は大学行った(お金かけてもらえた)のに、あたしは何もしてもらってない、ずるいやん。

 

 

あなたに投資するだけに見合った能力があれば、親はお金をかけることを厭わないと思いましてよ。

 

 

身体が弱くて子供に負担をかけてしまう、満足な学費さえ出してあげられないとお嘆きの親御さんが多い昨今。

なぜあなたは子供が学校に行きたい、勉強したいという芽を摘むのですか。

 

 

秋子のダメさが如実に伝わってくるシーン。

冬華は周平になついてる。

母親である秋子より、周平にくっついてる。

 

 

 

 

男とみれば身体を開き、パチンコに勤しみ、子供は自分の所有物で、依存してもいい相手。

共依存の悲しさ。

 

 

周平が「今自分がいる世界だけが世界の全てじゃない、もっと別の世界が、生き方がある」と気が付きかけていたのに、そのきっかけさえ奪ってしまう母。

いくらこの母子を、いわゆるまっとうな道に戻そうとしても、母親がまっとうな道を歩きたくないんなら、子供はもうどうしようもないじゃない。

やるせない。

 

 

なんだろう。

教育って大事だ。

せめて選択肢があることを教えてあげて。

ほんとそう思う。

 

 

あなたに教える力が無いなら、学校に任せなさいよ。

学校に行かさないのは、子供にはあなたの世界の中だけで存在してほしいからなんでしょ?

余計な知恵をつけさせたくないし、比較されたくないからなんでしょ?

そう言いたくなる。

 

 

冬華ちゃんには、何とか幸せになってもらいたい。

周平も刑期が終わったら、共依存の母親なんかポイして、今度こそ自分の人生を生きてほしい。

無理やろか……。

 

 

 

 

この映画のテーマは。

これが実話なんやからもう……。
勘弁してくれよ。
上矢印

これ

 

 

原作はこちら

 

 

 

 

正直言うと子供がひどい目に合い誰かを傷つけるノンフィクションは少々きつくて手出しできずにいます。

「始まって15分で人が死なない映画はクソ」を公言できるのも、それが作りことだから。

子供が絡むと……。

『タコピーの原罪』ですら、読むのしんどいのにッピ。

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