ギャロウズ・ヒル(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

監禁されてた娘っ子を救出したら…。

 

男女5人が鉄砲水にあって命からがら駆け込んだ館。

偏屈そうな爺さんが一人で暮らしてるっぽい。

「勝手に動くな」

言われてるのに、うろつく若人。

G率高し!

 

 

 

 

===登場人物===

 

デイビッド…再婚準備中。スペイン語はちんぷんかんぷんです。

ジーナ…デイビッドの元妻の妹、ジャーナリスト。

ジル…デイビッドの娘。好奇心旺盛。

ローレン…デイビッドの再婚相手。元看護師。

ラモン…ジルの彼氏、カメラマン。

フェリペ…館の主人。何かに怯えている?

 

 

車で走行してたら「通行止め」に巻き込まれたデイビッドたち。

警官に止められたのに、ジーナの「大丈夫、ちょっと行ったら大きな道路ある」の一言で回り道せず走ってたら、鉄砲水に襲われましたー。

豪雨の中、水浸しになってぽつんと一軒家にたどり着いたデイビッド御一行。

 

 

一旦は追い返されますが、ローレンが怪我をしたので爺さんは仕方なく5人を家に迎え入れます。

「この部屋から出たらアカンで」

言われてたのに、「ちょっとトイレ」と抜け出すジルとラモン。

 

 

トイレは大変に汚くジルは中腰で用を済ませるほど。

Gも排水口からうようよ。

そこから「助けて」と女の子の声がするじゃない。

フェリペ爺さんが地下室の扉を開けるのを盗み見したジルとラモンは、Gだらけの地下室に女の子が監禁されているのを見つけ救出。

この時阻止しようとしたフェリペ爺さんを、デイビッドが殴って気絶させます。

恩人に対してあんた…!

救出された少女はアナマリアと名乗りました。

 

 

爺さんは椅子に縛り付けられています。

「あの子を解放したらアカン、取り返しの付かないことになる、家族全員死ぬぞ!」声も枯れよとばかりに喚く爺さんですが、悲しいかなデイビッドはスペイン語がマッタクワカリマセーン!てへぺろ

 

 

ラモンはフェリペの車を見つけますが故障して動かない、激しい雨の中ここに足止めかよ…。

でも銃を見つけたので、持って帰るラモン。

 

 

縛られていたフェリペが拘束を解きアナマリアに襲いかかってきました。

思わず撃ってしまうラモン。

ですがフェリペはすでに手首をかっさばき、自殺を試みていたのです。撃たなくてもすぐ死んでたはず…。

アナマリアと一緒に死のうとしたの?

 

 

?アセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセ?

 

 

ジルが「アナマリアはどうやって生きてたんやろう」と疑問を投げかけます。

「そら、食料とか隙間から与えられて…」「ううん、そんなものを入れるような隙間はなかったわ」

「とりあえずもう一回部屋を見に行こう」

行ったらGがわさわさしてて、ミイラがありました。

アナマリアが写っている写真も見っけ。裏には1978年と記入されてて…え?

一体何歳なん?

 

 

ジーナはアナマリアと一緒にいました。

アナマリアはジーナの秘密をことごとく暴いていきます。

なんなの、この子…。

 

 

アナマリアは何者かに喉を割かれて絶命。

ジーナは誰かに襲われたと言うてはる。まさかこの館に別の人間がいる?

 

 

山道で「引き返せ」言うてた警官・モラレスがやってきました。

「フェリペはどうした」マシンガントークされても、デイビッドにはマッタクワカリマセーン。

お前は客が来たからって出ていくな!

 

 

「フェリペ死にはってん、監禁してた女の子を連れ出したら急に襲って来はってん、不可抗力やってん」

「あの子を出してしもたんかい!お前らこれで全員か?」

「あ、そう言えばジーナとラモンがおらへんけど…」

 

 

ジーナは乗っ取られてました~~~。

 

 

モラレスが恐ろしい事実を語りまします。

「アナマリアには魔女が取り憑いてたんや。

昔、司祭が魔女を縛り首にしたんやけど、魔女は不死身でな…。

魔女を殺した司祭の一族を全滅させたらぁ!言うて生きとんねん。

オレはその司祭の子孫」

魔女、根に持ちすぎーーーー!ポーン

 

 

その頃ジーナ魔女はラモンを乗っ取ってました。

飽きっぽい、魔女飽きっぽい!ポーン

 

 

魔女を倒す時殺したら殺した人が乗っ取られる。

だからフェリペは、魔女に乗っ取られたアナマリアを幽閉して弱らせてたのです。

 

 

ラモンが死んでしまい、ローレンに乗り移った魔女。

ジルとデイビッドしか残ってないじゃん。

モラレスは、自分に魔女をとりつかせて死にまーーーす!言うても失敗。

ローレン魔女をデイビッドが倒そうとするものの、ローレンが元嫁に変身…いや、擬態?

元嫁を心底愛してたデイビッドは彼女を殺せません。

 

 

ジルがローレンを殺したせいで呪いをその身に受けてちゃいました。

「ウチ監禁部屋に入るからパパ、閉めて!」

うわーーーん、ごめんよ愛娘。

 

 

ジルは幽閉され、デイビッドは館に住み着いて「いつか娘を取り戻す」

俺たちの戦いはこれからだ!

 

 

      おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

殺したら乗り移られます。

敢えて乗り移らせ、宿主が死ぬことで悪魔&魔女を倒す。

これって、

『ドクター・エクソシスト』→■

でもやってましたよね。

ギャロウズ・ヒル」は2013年に作られてるんです。

なんで今頃ジャパニーズでDVDに?

こっちの魔女のほうが性格は悪い。
 

 

みんなが秘密にしているあんなことやこんな事をバラします。

 

 

「かしらかしらご存知かしら?」

ジーナは尊敬してる上司の子供を妊娠したけど勝手に堕胎しました。

だって妊娠なんかしたら、昇進できなくなるじゃ~ん。

ラモンは付き合ってた彼女を薬で殺しました。

デイビッドは愛していた妻の生命維持装置を外して、自ら死を与えました。

 

 

あら、皆さん結構エグいことしてらっしゃるのね。

 

 

魔女、自分が「ウラミハラサデ」だった一族は全滅してんから、お前もう関係ない人巻き込むなよ!って思ったのマダムだけ?

そりゃ、デイビッド親子は自分に敵意を向けてるけど、それは魔女が始末悪いからやん?

お互い「ほなこのへんで…。シャンシャン」ってしたらエエんちゃうの?

映画としては、アカン終わり方なのかもですが、おとんだけ無事ENDもどうかと思う。

 

 

ギャロウズ・ヒルは、この館が元ホテルだったときの名称なんですね。

デイビッドもジル(魔女)を封印して、ずっとギャロウズ・ヒルに住み続けるんでしょう。

彼がジジィになったときに、また若者が押しかけて封印を解きはなつんですよ、きっと。

でもその頃は、若者キター、乗り移るでヤンス!と思ったらこいつ機械(マスィーン)やんけ!

魔女乗り移る相手いなくて消滅…ってなってたりして。

 

 

いや~~、AIの進歩って怖いですね。

誰もそこまで考えろ言うてへんし!

 

 

ガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーン

 

 

気がついたらオパイがぽろり。

血ゲボ。

鏡越しのアナマリア。

喉掻き切られ~の。

窓ガラスを割って押し入る死体の破損度。

顔をザクッ!

そこそこグロ&びっくりシーンもあるにはあるのですが、そこまで…ではありません。

 

 

それより、わさわさG!海外の人のGへの寛容さがすげーと思った。

ジャパニーズなら、「化学兵器!化学兵器持ってきて!!」と言って全滅させそうなもんなのに。

魔女よりGに眼が奪われる映画…。

 

 

ジーナ自信過剰っぷりや他者への共感度のなさをなんとかせぇ。

ジル「そもそもお前がじっとしとったら!」ちゃうんか?

落ち着けラモン。

おとんスペイン語覚えろ!

そういうマイナス要素もありますが、

なかなか面白かったです。

 

短いので隙間時間にどうぞ。

乗り移りが始まってから、ポイポイ新しい身体を捨てていく魔女の潔さに感心しました。

断捨離ですね、器になるニューボディの。

で、魔女は結局誰の身体が欲しかったん?

そこは謎ポチ

      ↓

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