ゴースト・ブライド(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

嫁に来ないか~。霊がいるけど~。

 

婚約者の実家に行ったらおかしかった。

家族もおかしい、怪奇現象はおきる。彼氏はどっか行ってしまう。

なんだかみんな「含んでる」。

私、一体どうなっちゃうの?

 

 

 

 

 

 

===登場人物===

 

ナスチャ…婚約した彼氏の実家に来てえらい目に遭う。

ヴァンヤ…ナスチャの恋人、役に立つんだか立たないんだか。

リザ…ヴァンヤの姉、なにか企んでる。

オルガ…蘇生の儀式を受けた、かつての花嫁。

 

 

それはもう、ずいぶんと昔々のこと。

花嫁になるオルガが急逝してしまいました。

婿殿の当主は「死者の瞼に瞳を描いて銀盤を使った写真に撮ると、死から逃れられる」という戯言(当時は先端科学とされてました)を信用し、死んだオルガを撮影、銀盤に魂を写し込みます。

そして奴隷の娘の身体を使いオルガをこの世に蘇らせたのです。

 

 

 

 

時は流れました。

 

 

ナスチャはヴァンヤと婚約。

ヴァンヤが実家に帰るというので「あたしも行く!」とついてきました。

実家には姉・リザとリザの子供である幼い兄妹と、ヴァンヤたちの父がいます。

おとんの影が薄い…。

 

 

リザはナスチャの来訪を大変喜び「結婚式を挙げようやないの!」と言い出しました。

高そうな指輪をもらったりして、断り難い雰囲気になってしまうナスチャ。

 

 

タラー滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗タラー

 

 

夜、オフロに入ってると誰かがいる気配がして様子を見に行ったナスチャは、何人もの自分に出会ってビックリ。

「影分身使った記憶もないのに!」

戸惑うナスチャにヴァンヤは「目を閉じて3つ数えるといいよ」と教えてくれます。

でも、ヴァンヤとリザがその夜喧嘩をしてるのをナスチャはこっそり見てしまうのでした。

 

 

翌朝ナスチャが起きたらヴァンヤがいません。

心配するナスチャですが、リザはウッキウキで古いウエディングドレスを引っ張り出してきて「これ着てね」と押し付けるのです。

 

 

子どもたちとクローゼットの裏にあるダクトに入り込んでしまったナスチャは、隠し部屋を見つけちゃいました。

そこでオルガの写真と銀盤を発見。

 

 

ナスチャは鏡を見ているうちにまたもや影分身の自分に遭遇し気絶。

気がついたら女医のアグラーヤに介抱されてました。

「ぶっちゃけ聞くけどあなた処女よね」

「は…はい」

「OK!なら何も問題なしよ」

ハラハラーーーー!

 

 

流石におかしさ指数がぶっちぎり上昇なので、とっとと御暇しようとするナスチャ。

アグラーヤがこっそり歩いてるのを見かけ後をつけたらヴァンヤが監禁されてました。

ヴァンヤは「逃げろ」と言います。

逃げ出そうとしたら、おばけに襲われ穴凹に落ちてしまいました。

 

 

アグラーヤに見つかり薬を飲まされたナスチャは過去に行き、オルガの秘密を見てしまいます。

オルガは蘇ったものの、次から次へと新たな生贄(身体)を求める悪霊に成り果ててしまったのでした。

 

 

ナスチャは新しい入れ物としてオルガに捧げられる供物。

「いやーーー、助けて、いやぁぁぁぁぁ」

懇願するも、リザもアグラーヤも親族一同もオルガのために今までも何度か花嫁を調達してたんだから「知ったこっちゃねー」です。

 

 

 

 

ナスチャの足元にオルガが現れ襲いかかってきました。

ナスチャは乗っ取られ、オルガの新しい器として降臨!…のハズが、

「この娘は穢れているッ!」

っと、ナスチャの身体から分離。

ナスチャは処女じゃなかったから拒否されたん(オルガは処女しか認めない)。

とんだハラスメントおばけですことよ。

 

 

 

 

怒ったオルガは一族の皆さんに祟を振りまきます。

みんな目から血を流して「あでゅー」。

その合間を縫ってヴァンヤがナスチャを救出。

 

 

ヴァンヤがこの家に戻ってきたのはナスチャを生贄にするためではなく、オルガの写り込んだ銀盤を探し出し破壊するためでした。

「あたし、その銀盤の場所…知ってる」

ダクトにある秘密の部屋に行くナスチャ。

銀盤を見つけますが、家の中で暴風雨が吹いてるような状態なので銀盤落としちゃったー。

 

 

子供たちがオルガに狙われてます。

すっかり操られてるリザが襲いかかってくるですよー。

しかし兄妹の「ママ」と言う声を受け、リザは意識を取り戻しオルガを取り憑かせて焼身自殺。

ナスチャとヴァンヤ、子供たちは逃亡…。

 

 

そして月日が流れ、赤の他人の親子3人がこの館を見学に来ました。

屋敷にはまだオルガがいてはるのにね(銀盤壊れてへん)…。

 

 

     おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

「認識しません」デル子に拒否られたSAIを、

だましだまし使うマダム。

なんとか騙して一枚描きあげたらまたぷっしゅ~~~「認識しません」や。

むかつきまして候。

 

 

怖くしようと頑張ってはるんやけど…、

致命的にコワクナーーーイ!

まず最初の、瞼に目を描く…というのが、笑いを誘って仕方ない。

オルガの首が何度固定してもカックンカックンするのも、コントっぽい…。

 

 

なぜナスチャには影分身が見えるのか?

これはオルガのマーキングなのか?

意味不明。

ロシアではそういう伝承があるんやろうか。

自分が何人も見えてループに入ったら、怨霊に取り憑かれてるとかなんとか?

知らんけど。

 

 

しかし、怨霊になってしまったオルガさんも、時代の流れにはついていけず。

今どきの子が、

「結婚式までジュンケツでいましょう」

そんな希少なコ、そうそうおるか!

思惑が外れたーーーー。

 

 

ナスチャは真面目で身持ちの固い子だったけど、それでも…。

( ゚д゚)ハッ!

これはオルガから逃れるためヴァンヤがやらかしよったんか。

ヴァンヤは心底ナスチャを愛してたから、生娘じゃなくなったらオルガの魔の手から逃れられるかも…そう思ったんか。

 

 

代々伝わってきた指輪やらウエディングドレスやら「これ付けて」言われても「重い!その気持が重い!」となってしまうのが現代っ子なんじゃなかろうか。

押し付けのプレゼントは、もらう方がドン引きの法則。

リザさんもアグラーヤさんも、押すばかりではなく引く技も覚えたほうがよろしくてよ。

マダムなら、いくら由緒あってもそんなかび臭くて埃っぽいドレス着たくない…ごめんやけど。

 

 

ツッコミどころは結構あるんですが、グロはありません。

サスペンスフルな部分もありません。

お目々が充血して血の涙がドバーと流れますが、言うほどのものでもないし。

何より、オルガさんが襲ってくるのも、予告で観る以上のシーンはございません。

がっかり。

 

 

 

 

ラスト、廃墟になった家を見学に来た親子。

住まいの参観日なのに荒れ放題の家を見て「素敵な家ね」

……。

チミたち今までどんな家見てきたの?

 

 

ま、とりあえず、ナスチャが「ついていく」と言ったときに「絶対ダメ!」と拒否しなかったヴァンヤはアカンと思います。

オルガの写った銀盤を探して処分したかった…のはわかるのですが、それでも迂闊だと言わざるを得ないでしょう。

肝心の銀盤は壊すどころは、どっか隅っこの方に落とされて、もうどうしようもなくなってるし。

 

 

一族の男が獲物をまた連れてきてくれた。

オトメじゃねぇぇ!

ちくしょーーーー!

腹立つから一族に仕返ししたる!

怨霊オルガが生み出されるまでの当主と言い、アカンとなったらムキーーーと怒りまくるオルガと言い。

短絡思考の一族!

…ってことはわかった。

 

 

ヴァンヤが役立たずってのは共通認識だと思いますが、

ナスチャに対し「綺麗でキュートなのに怖い思いしちゃって…」と観るか「ドアホウ!さっさと銀盤割れや」と観るかで評価が分かれると思います。

マダムは後者でした。

ごめんね。ポチ

     ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村