携帯で喋ってたらガオー!
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あっちでもこっちで、皆が携帯で喋ってはるよ~。
その時事件は起こった!
携帯を使ってた人がみんな凶暴になりはったん。
つか、お前らどんだけ携帯で通話しとんねん?
クレイはコミック作家。
空港で嫁のシャロンと息子のジョニーに携帯で通話してたらバッテリー切れ。
充電できるところ…と探してたら、周囲の人が凶暴化していきはるやん。
なんじゃこりゃーーーー。
警察に連絡してくれた女の子も凶暴化。
警察が駆けつけるけど、暴動は激しくなる一方。
「凶暴化の原因は携帯ちゃうんか?」クレイは気付きますん。
暴徒に襲われたクレイは地下鉄に逃げ込みはる。
そこは携帯圏外なので、凶暴化していない人が何人か残ってた。
クレイはここで知り合ったトムやマイクとともに、地下鉄から地上に出ようとするけど、出口付近で暴徒に襲われマイク死亡。
「俺っち、DJなんちゃら!」キャラ付けまでしたのに、あっさり出落ちかい。
クレイの仕事部屋に逃げ込むけれど、街は無茶苦茶。
クレイの部屋に同じアパートに住んでいたアリスが逃げ込んでくる。
いつまでもここにおられへん…3人はクレイの妻子がいるケントポンドに行くことに。
冷凍庫にしまってあったスマホに着信があるけど、無視を決め込むでぇ!
途中で銃を手に入れ、ほとほとと歩き出す3人。
群に襲われボートの下に隠れはる。
奴らは「ウガガガガガガガガ…」と雑音を放ちながら一斉に立ち去って行きはった。
奴らは群で行動する。
奴らは感覚を共有する。
奴らは夜には動かない。
「電波(パルス)が奴らを『ひとつ』にした」とクレイが言う。
音楽が聞こえてきた方に向かう3人は「ガイテン・アカデミー」にたどり着いた。
そこには校長と生徒のジョーダンが生き残ってたん。
競技場に奴らがおるけど、口から音楽を流して微動だにしよらへん。
今は夜やさかい…。
「でもあいつら進化して、そのうち夜も活動しよるで」と校長は予言。
銃で撃っても埒が明かないことを襲われたクレイたちはよう判ってる。
群で襲ってきよるのに、ひとりずつ殺してたらいつか襲われてしまうやんか。
校長が「ガソリンであいつら燃やしてしもたらええんじゃね?」と言い出し、散水車でガソリンを撒き撒きするクレイ&トム。
轟々と燃え盛る炎、うごめく奴ら。
引火した散水車が爆発し、校長はシボンヌ。
クレイ、トム、アリスはジョーダンを連れてその場を立ち去りはった…。
クレイは赤いパーカーの男の悪夢を見るん。
おかしなことに、全員が「赤いパーカーの男」の悪夢を見るやん。
「そいつはワイが作ったキャラや!」
なんでクレイの描いたコミックのキャラが登場するのか?
もう言っちゃうけど、この伏線は回収されませーん!
旅の途中で、いいお歳の男女3人が立てこもるレストランに到着。
そこで「カシュクワ」という土地に行けば携帯の電波が届家内から避難場所になってる…と教えられた。
その夜、立てこもってたおばちゃんが奴らを家の中に入れてしもうた。
おばちゃんはドア越しに奴らの「声」を聞き仲間になりはってん。
おばちゃんは、仲間の耳元で「カカゴアアアアア゛ア゛ーーー」と声を立て、奴らの仲間にしていきよる。
この時の襲撃事件でアリスが死亡。
奴らは夜も動けるようになった。
奴らは「コロス」から「仲間を増やす」にシフトチェンジしよった。
3人は、感染を免れているレイとデニースに出会う。
「カシュクワは安全地帯ちゃうで、カジノかなんか出来て携帯の電波届くようになったもん」
「な…なんじゃってーーー」
情報を伝えるとレイは自殺。
死ぬ前にクレイに携帯電話を渡し「時が来たら使いんしゃい」と意味深なメッセージを残しはった。
レイの車でクレイの自宅に到着~~。
嫁も息子もおらへん。
冷蔵庫に「ママは奴らになった、カシュクワに行く」と息子からのメッセージが…。
赤いフードの男に襲われ「ぎゃわー」となるクレイ。
トムの助太刀を得て、赤いのを倒したら、それは変わり果てた妻やった…。
クレイは息子を探すためカシュクワに一人向かう。
トムたちには嫁・シャロンの車のキーを渡し、クレイはレイの車を使うことに。
レイの車には、大量の爆弾が搭載されてたん…。
レイが残してくれた携帯電話は、この爆弾の起爆装置…。
カシュクワに着き、群の中に赤いパーカーの男を見つけたクレイは、彼をKILL!
ジョニーを必死で探すクレイ。
群の中にジョニーはいるんやろうか?
ジョニー発見!
息子を抱きしめるクレイ。
しかしジョニーは、すでに奴らの仲間になり、クレイも仲間に引き込もうとしていたん…。
天を仰ぎながら一斉に音波を放つ群。
ジョニーもまた同じように空を仰ぎ見て、音波を放つ…。
トムは、起爆装置のスイッチを、入れた。
トムとジョニーは二人で歩いている。
「みんな良い人やから、すぐ仲良うなれるで」
「うん!」
…と言うのは、最後に見た幻なのか。
クレイも奴らの仲間になり、感情も意識も全て無くし、音波を放ちながら歩く。
群の中の一つの細胞として。
そこに彼の「心」は、無い。
おしまい
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バッドエンドだし、伏線の回収はされてないし…。
何より、長いわ!
たるいわ!
100分ほどあるんですが、途中で飽きてきちゃったよぅ。
決して「面白くない」映画ではないし、ゾンビものの亜種としてはそれなりに作ってはるのやけど。
怖さがどんどん減少していくのは、どうやろ?
襲って無残にヌッコロシングから、仲間を勧誘しまっせ~~に移行していく…しょぼくなるってことやん?
空港のシーンは良いんです。
電話してた人が泡を吹いて凶暴化する。
トイレでパンツおろしてたおっちゃんも、パンツ足元に絡ませたまま凶暴化…。
飛行機もぶつかって落ちるし(チープ)、
「終末来た!」
なんとか生き残った3人が、ロードムービーを繰り広げる話。
出会ったと思ったら別れがあり~ので、
「死亡要員」が続々と出てきはるのが…。
赤いパーカーの男はナニモノなんよ?
何故にクレイの作ったキャラが「親玉」みたいなポジションになってるのん?
どういうつながりがあるのん?
色々と、
「なんでなん?」
が多すぎ!
風呂敷広げ過ぎたら、畳めませんでした…。
そんな言うほど風呂敷広げてへんや無いけ!
藤田和日郎先生を見習えや!!
…ってなる映画。
セル〈上〉 (新潮文庫)
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セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)
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原作未読。
意味わからないところも、多いし。
スティーブン・キングの作品は、改変ありきだから、確認したほうが良いのやろうか。
主人公が群の中に混じってしもうて。
ほんなら、あの車を爆破したんは何やったん?
いかにもワケアリげに映していた「鉄塔(電波塔)」は、なんやったん?
最初は攻撃してたのに、増殖していくことにシフトチェンジしたのは、種として生き残るためには、排他的になるより増やす方向に持っていったほうが生き残りやすいってわかったから?
でも、差異がなくなれば、滅びるときは一斉に滅びるで?
生殖とかそういうのは無くなりそうやし。
生命の進化って言うてたけど、それって進化のどん詰まりになっていくんちゃうんやろか?
僅かに生き延びてる、奴らじゃない人たちに子作りさせて、それを仲間に引き入れようとか考えてるん?
それでも先細りやん…。
そこそこ退屈。
ポンカスではないけど、そこそこ退屈…。
…つか、
えええええーーーー、
アリスちゃん、
エスターの子役だった子なん?
どびっくり!
バッドエンドで、救いのないラストなんやけど、
ほど「厭やわ…、けど良うできてるわ」感もなく…。
みんな一緒に電波人間タックルになろうぜ!
イヤ言うても力づくじゃオラァ!
かいつまむとそういう話(嘘)。
ポチりんことお願い致します!
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