Pro9-治験(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

宿泊は、個室ちゃうんか、大部屋か!
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治験のために集められた男女7人薬(ヤク)物語。
運動なんかしたら身体がワヤになる!が教訓。



ある製薬会社の治験に応募してきた7人。
人里離れた郊外にある研究所に閉じ込められたような生活をしつつ、
二週間の治験にレッツチャレンジ。

Pro9っていうこの薬を、7人は一時間ごとに打たれていきます。
中には当然、打たれたように見せかけて実は打たれていない治験者もいるわけですよ。
プラシーボ効果も治験の中には含まれるから。

この7人。
・ネタネタネタと考えてる女性記者。
・プロの治験者のおっさん、無職。
・筋肉マッチョス男。バカ。
・ビビリで早く帰りたーいと一番に泣き言を言うアラブ系?の人。
・まともそうに見えるOLのおばちゃん。
・オツム軽そうな美人女子。
・主人公らしき大学生。


運動も喫煙もお酒もあかんと言われてるのに、汗掻くほど運動してる筋肉マッチョが、
夜中に「痛いー、痛いー」と騒ぎ出します。
慌てて階下の病棟に連れて行く医師。

その後また「もう、ぼく帰る!帰らせて下さい」とびびってた兄ちゃんがおかしくなりました。

医師を呼びに行くものの誰もおらず、
やっとこみつけた医者は、頭をかち割られて虫の息。
そして死亡。



どうもこのPro9.
一定の時間が経つと副作用で、皮膚が爛れ、きちゃなくなり、人を襲うほど凶暴化してしまうようなのです。
どないな薬やねん!!
凶暴化した連中は、警備員も殺してしまいました。
防犯カメラに写る筋肉とビビリは、もう化け物そのもの。


そのうち、若くて可愛いねーちゃんにも症状が出はじめます。
ぴちぴちお肌が爛れていき、混乱し始めるチャンネー。

無職のおっさんは、何度も治験を受けてるので、聞きかじりの医療知識が結構豊富。
「鎮静剤を打ちまくって時間を稼ぐしかねーだろか!」
そう言ってチャンネーに薬を打ちます。



チャンネーにも症状が出たことから、残った人間にも次々この症状が出てくることが予想可能。

こんな顔を写す女性記者。デリカシーの欠片もない!!o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!

ただ女性記者と大学生は、どうやら打たれてなかった模様。(大学生ははじめこのことに気づかず)

逃げようにも、もし自分が発症したら周りの人を襲いまくることに…と思うとここから出るにでられない。
なんてみんな偉いんだ!
伝染性疾患に感染してる子供を平気で連れ歩く親に見習ってほしいわ!!

チャンネーをおいておくと、皆が危険ということで、泣き喚き懇願するチャンネーを外にポイ。

殺された警備員のトランシーバーが生きている事がわかり、有志が警備員が転がってるエントランスに行くことに。
そこで大学生は、上階にまだ職員が残ってるという情報を、逃げた看護師から聞き出しますが、凶暴化した治験者がガオォォーと襲ってきます。
逃げろっ!

チャンネーはいつの間にかマッパになって、追いかけてきます。
マッパッパールンパッパーなんて言ってる暇はない、逃げよ!!


職員のもとに行くことにする大学生とOLさん。
発症しだした無職おっさんと女性記者は残りますが、記者は凶暴化したおっさんに首を絞められどうやら亡くなった模様。



職員の所に行くものの、「我関せず、手出しできず」で何の手助けもしてくれません。
その時、OLさんが発症。襲ってきやがった。
思わず反撃してしまう大学生。


OLさんが動かなくなった頃、筋肉マッチョが、
「オレとんでもないことしたかもしんねー」と血まみれでやってきます。

Pro9の副作用は、17時間後には消えてしまう…。
しかし、その治験には、あまりに多くの犠牲が払われたのでした。


    おしまい

これ一回目観た時、途中で爆睡こいたのです。
今度はちゃんと観るぞ!と気合入れーの。
小粒ながら、割と面白かったですよ。

どんどん凶暴化していく仲間たち。
誰が偽薬を打たれてるのか?
いつ自分が凶暴になってしまうのか。
絶望と恐怖の中で、何とかしようとする人たち。

あれ?もうちょっとドラマティックにサスペンスフルに…要はデーハーに出来たんじゃ…?

そう、面白いんだけど、華はないのです。
わ~っと来てガーっと来て…がない。
そこそこの残酷シーン、そこそこの嫌なやつ、そこそこの普通っぷり。

これ観たら、多少報酬が良くても治験に行くのは気をつけなあかんわーと思うようになります。
第一あの晩御飯、何?
「酒が飲めなくて残念だとは思うが…」なことを言われてたけど、
それより食事の中身に「もっとええもん食わせ!!」となるわ。
あんな残念なごはん残さず食いましょう、言われても、厭やわ…。
しかも大部屋やで。
夜中に屁でもこいたらバレバレやで!


あと、あんなにビビリな奴は治験なんかしたらアカンと思うにゃ。

凶暴化から正常に戻り、じぶんが「やっちまった」事を知るやるせなさ…。
このへんは良かったですよ。
爛れた皮膚の描写も、きしょくて良かったです。

結局、おっさんの言うとおり、全員が鎮静剤打ち合いっこして時間の経過を待つのがベストな方法だったのかなぁ…。


って、この大学生!シタデル→■ の、ビビりまくってた若いパパ役やってた人ちゃうん?
やっぱイケメンで優しそうな役合ってるわ~。

女性記者、どこの世界でもああいうタイプの記者はいるのなー。
側にいたらイラッと来るよね!

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