井上尚弥VSルイス・ネリ。 | BOXandGAME+ちょっと箸休め

BOXandGAME+ちょっと箸休め

こんにちは。格闘技(主にボクシング)と野球をこよなく愛するゲーマーです。ゲームはわりと下手です。相撲も好きかな。

井上尚弥VSルイス・ネリ。

4団体統一Sバンタム級タイトルマッチ。

6ラウンドTKOで井上尚弥がタイトル防衛。


日本ボクシング界のレジェンドを二度も蹂躙した悪童と、日本の誇るPFP・モンスターの試合は、倒し倒され…「ボクシングの面白さ」が凝縮されたような、非常に見ごたえのある面白い試合になりました。


やはり、一番の驚きは、井上がネリをKOしたことよりも、井上がダウンをしたことでしょう。私もびっくりしました。しながら、ダウン後もしっかりと冷静に対応して、ネリに追撃を許さなかったことが大きかったですね。


さすがのモンスターも、4万人超えの大観衆の中、日本人にとって「特別な相手」であるネリを前にして、些か浮き足立っていたのかなと思いました。あくまで1ラウンドだけの話ですけどね。2ラウンドからは「いつものモンスター」が戻ってきて、そこから先は散々「いたぶって」からのKO劇でした。


井上は、初回のダウン以外はネリにほとんど仕事をさせなかったですね。あの独特の距離と角度からの振り回すような連打は、距離を取ったり、逆に密着したりで、打ちやすい距離を作らせずに対応、途中からは、もう完全に動きを見切って挑発する余裕さえも見せてました。井上に見切られた後のネリは、ディフェンスもほぼ「ざる状態」となり、面白いようにモンスターのパンチを被弾し続け、削られて、倒されての6ラウンドのストップとなりました。ネリはパワーと回転力で相手を飲み込んできた選手なので、得意の連打を封じられて、自身はもらい続けダメージ蓄積となると、もうどうしようもないですね。終わってみれば技術力の差はかなりあったと思いますね。もうちょっと肉薄するかと思ったんですけどね…まぁダウン取っただけでも充分凄いんですけどね…でもカシメロも含めて、こういうタイプの選手の方が怖かったりするんですけどね。いずれにしても…年間最高試合にノミネートされるような素晴らしい試合だったと思います。東京ドームに行った人たちは、きっと満足して帰ってこられたと思います。


次戦はサム・グッドマンということで、今度は技術の攻防が見られそうですね。


楽しみに待ちたいと思います。