かつて塾講師として教育の場に携わっていた者として
これは静観できないので記しておきます。
今更説明も不要ですが、日本大学の件で。
記者会見したアメフト部の選手は名前も顔も出して、
メディアの前で無数のフラッシュを浴びながら
しっかりと選んできた言葉を丁寧に伝え、
深々と頭を下げていました。
一企業の取締役でもなかなか背負わないような試練を前に
実に清らかで大人の対応だったと思います。
彼が何年生なのかは知りませんが、まだ大学生ですよ。
僕が大学生だった時なんて、
深く考えず自由に生きてるだけのガキでした。
そんな年齢で、これほど大きな試練からも逃げずに反省し、
精一杯の勇気と誠意を示す姿に感服します。
一方の日本大学です。
スポーツ庁の鈴木大地長官が連日怒って声を挙げてます。
要するに「日大の対応が悪い」ということで。
国の省庁の長官が公の場で学校法人に名指しで
苦言を呈しているわけです。それも連日です。
これってとんでもない失態ですよね?
省庁が「お前らはダメだ」と言っているんですよ。
ついには「日大に直接調査をする」そうです。(2018.5.24現在)
日大はこの重さを理解しているのでしょうか。
これが一般企業だったら良いと思うんです。
管理者が「俺の指示じゃない。」と言おうが、
会社が誠意を見せなかろうが、
株価や今後の事業に繋がるだけだし、
それが経営方針なら貫けばいいわけですから。
でも「学校法人」は違います。
履歴書に「日本大学」と記載がしなければならない
全ての人に多大な迷惑をかけていますよね?
その最大の被害者が今まさに就職活動をしている日大生です。
日本大学は「就職支援」について
どういう姿勢なのか公式サイトを見てみましょう。
より引用します。
>総合大学ならではの充実した就職支援と、
>あらゆる分野で活躍する卒業生のネットワークで、
>学生一人ひとりの就職活動をきめ細やかにバックアップしています。
と書いてあります。
これは公に記されたメッセージですから、
在校生及び今後入学してくる学生たちとの
約束事とも言って良いと思います。
その約束とは違い、
在校生たちのバックアップどころか足を引っ張っていますので、
記載内容は虚偽になると思うのです。
今、表で盛り上がってるアメフトの件も問題ですが、
就職支援をする約束が遂行されてないことも大問題です。
学生たちに然るべき説明はされてるのでしょうか。
もし、ろくな説明がなされていないのならば、
在校生たちは学費の返金を求めたらいいんじゃないですかね。
僕が在学生だったら在学中の仲間を可能な限り集め
学長や学生課の管理者を相手に返金するよう訴えてると思います。
言いたいことは以上です!
なお、
※意見には個人差があります!