※かなり遠慮なく言いたい放題言ってます。ご了承の上お読みください。
まず、言うまでもなく韓国のフェリー事故の
真っ只中にいる人たちの生還を祈ります。
特に高校生たちのことを思うと言葉がありません。
東日本大震災の様々なエピソードを聞いても思ったことなので、
僕が小学生の頃から体験してきた日本の「避難訓練」について書いてみます。
あくまで僕の意見ですよ。
これが僕個人の意見だと断った上で、ハッキリ言いますが、
自分は避難訓練など何の役にも立っていません。
役立ったことはゼロです。
たまに「日頃の訓練のお陰で助かった」なんてテレビでやってますけど、
あれは例えばCAだったり銀行の窓口だったり、
有事を想定すべきスタッフ側の訓練です。
じゃあ、お客側はいつ訓練したのか?
遠い昔、学校であった避難訓練が最後という人がほとんどです。
すなわち、小学校や中学校で実施する避難訓練は、
その後の人生で「生死の境目に遭遇した瞬間」に
どう行動するかに影響を及ぼす程の重要な行事なのです。
それが、僕の場合は全くもって役立っていないのです。
これは大問題です。
だからブログを書くことにしたのです。
無意味さの象徴が「おかし」です。
これは散々習って洗脳されてる人も多いはずです。
おさない
かけない
しゃべらない
まぁ「押さない」はいいでしょう。
厳しい真実を言えば、
「目の前で道をふさぐ足の悪い老人を押しのけないと絶対に生き残れない」
そんな選択を迫られる有事もあり得ますが、
さすがにここまでは義務教育で教えなくていいでしょう。
大人になって考えて価値観を築けばいいと思います。
問題は「かけない」。
いやいや、走れよ。
死ぬかもしれない火災現場。
水没事故現場。
津波の現場。
死ぬ気で走れよ。
骨にヒビくらい入ってもいいから走れよ。
そして「しゃべらない」。
なんですか、これ?
極限状況でジェスチャーゲームでもやるんですか?
周囲とやり取りしながら冷静に判断・行動して生き残るべきでしょうに。
どうやら「おかし」ってのは、生還のマニュアルではなく、
「避難訓練」を無事成功させるための単なる「校則」だったんですね。
だから生徒も「どうせ訓練だろ♪授業潰れてラッキー♪」となりますよ。
グランドに出された生徒たちが校庭の小石拾って投げてる中、
ストップウォッチ片手の校長先生がドヤ顔で「皆さん、新記録です!」とか。
すんません、
下品ですんませんが、
あれ、ただのアホですよね。
無意味って気付かないんですかね。
気付いててやってるんですかね。
日本中で今も行ってるんでしょうか。
学校の先生だって大変でしょうけど、この分野だけは譲りたくないです。
あんたら「避難訓練」を何だと思ってるんだと。
本当にそう思います。
そんなお祭り訓練ならやめるべきです。
幼い頃から真面目に
「係員だって間違うことがある。指示に従って死ぬケースもある。
極限状況では自分の持っている知力と体力で瞬時に判断し、
的確な行動を取った人だけが生き残れる。」
そう教えてくれていれば、きっと死なずに済んだ人って
これまで大勢いたんじゃないですか。
そのために、勉強しようってことなんでしょ?
自分が利用する乗り物の構造を学ぼう。
電気や力学、熱、重さ、温度など、理科を中心に知っておこう。
そういうことなんでしょ。違いますかね・・・?
「では、乗っている船に水が入ってきたらどうなるか考えてみよう。」
「大地震がきたら海はどうなるか、ミニチュアで実験しよう。」
とかやってくれたら、10年後20年後にその悲劇が迫った瞬間
「あの時に学んだ、あれを今思い出すんだ!」と、
そう思えたんじゃないかと。
その指導が出来て初めて、
「でも学校にいる間は先生たちの指示に
従ってくれれば必ず助けます。」
このルールに説得力と頼もしさが生まれます。
機械的に「おかしだぞー」なんて言ってるのは論外です。
それは避難訓練ごっこのおままごとでしょ。
自分自身の経験と照らし合わせると、
そんなことを勝手に思ってしまったので、
我慢できずに書いてしまいました。
※個人の意見です!
韓国の人たちの生存を祈りつつ、投稿します。