おはようございますにっこりぽってりフラワー

 

映画「四月になれば彼女は」を観てきたmakochan。原作の小説と映画の違いが大きかったので、いろいろと思うところがありました。。。


感想&ネタバレ①



原作と映画版に違うところが生じるのは、どの映画でも多少はあります。

映画化にあたり、小説の中のエピソードをいくつか端折るのも理解できます。


でも、この映画に関しては驚くほど変わっていて。こんなに変えていいのかい?


映画をdisりたくはないんですが、どうしても気持ちが収まらなくて感想&ネタバレ①と②では毒を吐いてしまいました。すみません。でもこれが私の正直な気持ちだったのですー。



ということで今日は、思いの丈を全部書いちゃいますニコニコキューン


映画だけじゃなく小説もネタバレしちゃいますので、ご了承ください。






ここから先は、ネタバレします。


映画を観てから読んでください。原作の小説もネタバレします。


そんなのかんけーねー!という方はお進みください。







原作の小説では、ハル(森七菜)は青森県出身の大学生でした。藤代(佐藤健)と弥生(長澤まさみ)の出会いは、研究者で獣医の弥生から藤代が猫を貰い受けたことから。弥生は藤代の患者ではないです(映画に猫を登場させるのは大変ただから変えたのかな。)。原作では藤代とハルは大学時代に手紙交換はしていません(映画では小説の二人のラブラブエピソードを手紙交換という描写で表現したようです。映画に入りきらないもんね。)。弥生が、研究室じゃなくて動物園勤務に変更されていたのは良かったと思う。絵的にも華やかになったし。毒父設定は小説にはないです。映画だけです。精神的に不安定なサークルOBの男の先輩にハルちゃんが好かれてしまったことでトラブルが起こり藤代は彼女から逃げるように別れた。逃げた時点で愛ではないですけども。当時の藤代には相手を受け止める覚悟はなかった。自分を選んだ。若いしそれは仕方ないかな。映画の毒父設定が私は安直でイヤでした。ドラマ「高校教師」みたい。精神に異常をきたした人物がきっかけで二人が別れたというのは原作と同じだけどね。私が一番許せなかったのは、映画版では弥生が身元を隠してハルちゃんのホスピスを訪れた挙句ホスピスで働き始めたこと。原作では弥生とハルは直接会わない。今カノが元カノに会いに行くなんて悪趣味だよー。弥生が悪趣味な人にされていてすごく残念でした。原作では、ハルからの最後の手紙を藤代の知らないうちに弥生が先に読んでいたことがわかり藤代は弥生の行き先がわかる。私はインドの海で再会してほしかったなー。原作の、きっとあの場所にいる!しかし果たしてその場所に弥生はいるのか?いてほしい!会えた!っていう感動と、二人はこれからは逃げないで向き合っていくのだなという観測と期待を持って終わるのが良かったのにー。映画だとここが薄くて伝わらないのが残念。まあハッピーエンドになったからいいか。

わりと男性は過去の恋愛に対して感傷的で美化しやすいのかなー。時々記憶から取り出しては思い出に浸って愛でる、みたいな。元カノを愛したことや元カノや自分自身に向き合わないで逃げたという後悔を思い出してほろ苦く思いつつそんな自分にちょっと酔ってる、みたいな。そういうの男性はあるのかも。岩井俊二監督中山美穂主演の映画「ラブレター」もそうだと思う。男性の方が恋愛に関してより感傷的なのかも。男性のほうが繊細でロマンチックなのかも。だから中年男性に刺さったのか。だからずっずさん(藤井風くんのマネージャーさん)と風くんのレコード会社の人は泣いたのかな。

そもそも、昔の彼女が元彼に手紙をよこすのってちょっと無神経だなって小説を読んだ時から思ってたけど、ハルに死期が迫っているとわかってそこは納得した。ハルは藤代にただ手紙を書きたかった。置いてきてしまったあの頃の自分に会いたかったのですね。果たせなかったことを果たしたかった。

弥生もまた逃げ癖があり他者と向き合えない。自分自身と向き合うことから逃げているから他者からも逃げる(弥生は過去にも婚約破棄をしている)。わかるわ。私も同じ。真剣に相手と向き合うのが怖いから人間関係は当たり障りない浅い付き合いを選びがち。それって自分自身と向き合うことを避けているからなんだよね。嫌な自分を見たくないから。痛いところ突かれたな〜と思いました。愛って、究極、自分と向き合うことなのかも。自分を知ることで初めて他者と向き合える。また、他者がいることで自分を知ることが出来る。

元カノを忘れられなくて引きずってて今カノである自分を見ていない男から弥生が逃げたくなるのわかるわ。そういうの感じちゃうよね、。それ感じたら結婚したくなくなるわ。「愛を終わらせない方法は手に入れないこと」。手に入れた瞬間に失う。元カノとの思い出に勝てるわけないじゃん。過去の人に勝てるわけないじゃん。それって愛じゃなくて感傷だよ。今、生きて目の前にいる人を大事にしましょう。でも、亡くなった人のことを忘れないで。覚えていて。思い出を話して。亡くなった人は忘れられることが悲しいのだそうです。感傷に浸ることは悪いことではないです。しみじみとその時の景色や感情を思い出したくなる。ただ、いつまでも執着して捕われ続けてはいけない。手放すことで先に進めるのだと思いました。楽しかった思いも負の感情も、味わい、そして手放す。(←中途半端だと逆に引きずって執着しちゃうからね。とことん味わい尽くしてから手を放すと私は納得できる。)







あははーニコニコ‼︎
一気に書いちゃった‼︎

書いて気が済みましたニコニコ‼︎
スッキリ〜ニコニコ‼︎



ちなみに私、岩井俊二監督の映画「ラブレター」好きなんですニコニコ❤️




あれもなんとなく男性目線のお話かなって思う。返歌とされる映画「ラストレター」も。


映画「ラストレター」も好き♪

ロケ地は宮城県です!





映画「ラブレター」も「ラストレター」も「四月になれば彼女は」も、


男のロマン


なのかもしれませんニコニコキューン

うふふニコニコラブラブ



現代って、ロマンを楽しむ心の余裕がないよねー。無駄こそがロマンだからねー。何でもかんでも合理的でコスパ重視はロマンがないよねー。

ロマン派の時代が再来してほしいなーニコニコキューン




思うままに書きました。

読んでくださりありがとうございましたニコニコキューン




いつもありがとうございますにっこりぽってりフラワー

またねニコニコ飛び出すハート愛

映画「四月になれば彼女は」主題歌

藤井風

「満ちてゆく」