Mammutmarasch 100km 前日① | まこBlog in ドイツ

Mammutmarasch 100km 前日①

明日はいよいよマラッシュ100km。


装備を前日にほぼ整えたのですが、まだ行方不明中の必携品もあり、不安で何度も見直しております。



特にライトは昨日は数時間かけての大捜索でした。



一番よく使う、下段の2つのライトが、何処かに紛れ込んだのではないかと、必死に探す。


いくらなんでも、本番ヘッドライト1と懐中電灯1だけでは心許ない。ヘッドライトの稼働時間には疑問がありますし、メイン懐中電灯に接触不具合が出たら一巻の終わりであります。(バッテリー予備は充分に持参予定)


今日新たに2つ購入するしかないのかと絶望していたので、今朝ひょっこり棚の上に置かれているのを発見して狂喜しました。


良かったー。

特にオレンジライトは高性能のお高い品だったので、見つかって本当に良かったです。


でもまだ、コンパスとエマージェンシーシートは発見出来ておりません。最悪今日買うしか無いのか。高いものではありませんが、余計な出費にイライラ。


閑話休題。


運営から、今回のルートが発表されました。



ドイツのマラッシュは、どの運営会社も『Komoot』というアプリにルートをダウンロード出来るよう、PDFを送ってくれます。



このアプリ『Komoot』は、『Strava』 と私のスマートウォッチの『ファーウェイ』と互いにデータ共有しておりますので、とても便利。

長距離ランニングの新規開拓ルート探しも、このアプリを活用しております。

『komoot』の地図データは『ファーウェイ』のスマートウォッチに表示することも可能です。

エリア地図を購入すれば、オフラインで常にルートも表示出来ます。

発表されたルートはこちら。




世界遺産、ポツダム・サンスーシ公園内の新宮殿出発(B地点)で、前半はポツダム湖水エリア→グリューネヴァルトと、景観美しいハイキングエリアを楽しむ事が出来ます。

そして折り返し50km地点、ちょうど夜間歩行となる区間は、ベルリン中心部を歩くコース。

オリンピアスタジアムが見えてきたらそろそろ夜明け。

再び湖水エリア沿いのハイキングルートに戻り、最後はザクローの森や宮殿を楽しみ、ポツダムの森を抜けていれば、絢爛豪華な新宮殿でゴールという。

残念ながら、シュビロー湖ルートからは外れましたが、夜間がベルリン街中なのは、いざとなれば公共交通機関が使いやすいし、難易度が下がってひと安心。

komoot は更にルートの舗装状況まで見ることが出来ます。



このデータを見るに、オフロードは約30km。

いや、この舗装と書かれたルートも怪しい。アスファルト以外の舗装道とはどんなルートなのか。

少なくともルートの3割がオフロードとは、結構な比率。この辺りが日本のエクストリームウォークとは異なる点ですね。

しかし標高が無いエリアなので、殆ど平らで、トレイルというよりは、野原や林道など、終始クロスカントリー道を歩く感じとなります。


天候は、残念ながら週末は寒くなり降水確率も上がる。


夜の雨は寒くて嫌だなぁ。

でもこの区間はベルリン中心部だし、普通に傘さして歩いても問題ない。歩きだと『傘さし』が出来るのが、マラソン大会との大きな相違点ですね。

現在の南ドイツの大洪水を考えたら、ベルリンはむしろこの程度の小雨で感謝しなきゃいけないレベルかも。

それにしても、今年は冬も多かったですが、春夏も雨が多い。例年は冬は雨が多くても夏には落ち着いて爽やかな気候が楽しめるはずなのですが。



そして、

問題の靴ですが決めました。

当日の靴はこちら。





MERRELL/メレル・クロスランダー2 ベント

はぁぁぁ?

あれだけランニングシューズ&トレイルシューズで悩んでおいて、結果それかよ!と読者の方々から総ツッコミ喰らうレベルの選択。

違うのです。これには私なりの理由があるのです。

先ず、こちらは去年の秋マラッシュ用に購入した『ハイキングシューズ』です。

足当たりが最高に気持ちよく、ソール具合やアッパーの優しく足を包み且つ適切に保護してくれるプロテクト感良好、ベントと名のある通り、通気性もよく、とにかくシューズ内の足が快適に保たれるように作られた靴です。

MERRELLで有名な靴といえばこちら。




MERRELL モアブ3

包み込むアッパーソール、柔らかめのソール、ヒールはビブラムソールとグリップも抜群、山歩きをされる方は先ず耳にする王道のハイキングシューズ。

クロスランダーはモアブより安価で、ビブラムソールではありませんので、山歩きというよりは、商品名の『クロスランダー』とある通り、カントリー間のハイキング歩行用として展開されている靴なのです。

クロスランダーはそれは心地よい靴なのですが、ドロップ具合がナイキ靴と同じ感じで、中足部以降ちょっと薄くて固さを感じるのネックで、秋は使用を控え、『普段履きシューズ』として毎日履いておりました。

今回のマラッシュシューズを選択するにあたり、一番重要視したのは、

『シューズ内の足の快適性』

考慮すべき項目は、上から重要度が高いと今回判断しました。

①シューズ内の快適性
②フォームの維持&関節の安定
③ミッドソールの相性&機能

長距離歩くからと、最初はミッドソールの相性や機能ばかり重視して、厚底を選ぼうと思っておりましたが、

それでフォームの不具合や関節を痛めたら意味がない。

今回はランニングをするわけではなく『歩き』なので、シューズ内のちょっとした不快は、後々大きなストレスになると気付いたのです。

そしてミッドソールの不具合だけならば、過去2回のマラッシュで2回ともナイキ靴で歩いて経験しておりますが、自分で歩き方を工夫して乗り越えられるレベルの誤差なのです。

足裏の不具合は歩き方で調整出来るけれども、関節の不具合は調整出来ない。

この時点で関節に不快感があった、アルトラ・ヴィアオリンパスと、NB Fuelcellプロペルは除外。

アッパーが心地よくない、ナイキ・テラカイガー、アディダス・アディゼロボストン11も除外。

私の中で残ったのは、足入れが心地よい、ナイキ・インフィニティランとこのMERRELLクロスランダー2しかなかったのであります。

インフィニティランの方が、ミッドソールが断然優しい。しかし、足入れ快適性&プロテクト具合はMERRELLが断然良い。

非常に悩みましたが、荷物の重さ、砂利道19.6kmを含む3割以上のオフロードを考慮したら、しっかりソール&アッパーで足を保護出来る靴がベストだと判断しました。

クロスランダーはGORE-TEXではありませんが、多少の水を弾くのもポイント高い。なのにベンチレーション抜群であります。蒸れません。歩きは快調でも蒸れて不快なプロペルとは雲泥の差です。

クロスランダーでも、30km程度のお散歩は経験済みなので、100kmいけるでしょう。この靴は何より『ハイキングシューズ』なのです。

靴も決まったことですし、後は足りない用品を調達して、最後の日本米2合でしっかりカーボアップして、ゆっくり休んで当日に供えたいと思います。

100km24時間夜間歩行とか不安ばかりですが、楽しんでこようと想います!