カイザー・ヴィルヘルム記念教会 / Gedächtniskirche | まこBlog in ドイツ

カイザー・ヴィルヘルム記念教会 / Gedächtniskirche

用事があって、西ベルリンの繁華街、クーダムに来ました。

買い物はもっぱら、東ベルリンの繁華街、アレキサンダープラッツに行きますので、このエリアは久しぶり。


世界最大級の大きさのベルリン動物園の側には、オイロッパ(ヨーロッパ)センターがあります。

背後のメルセデスの建物が、THE ドイツって 感じ。

関係ないですけど、オイロッパセンターに長年テナントに入っていた、キッコーマンが運営する鉄板焼きレストラン『大都会』が今年9月で閉店してました。ちょっとショックでした。

そんなオイロッパセンターの建物には、可愛いリボンの電飾が施され、目の前はクリスマスマーケットの準備がなされています。

もうすぐ12月でクリスマスとか、1年が終わるのもあっという間。


オイロッパセンターの向かいには、観光名所の
カイザー・ヴィルヘルム記念教会が立っています。

戦争時に、英国空軍によって破壊された、教会の両脇には、左側の黒い現代的なビルのような新鐘楼、右側には八角型の 新教会堂が、戦後建てられています。


教会、クリスマスマーケットのキーワードで思い出す、2016年12月19日のトラック追突テロ。

そういえば、テロがあって以来、ここに来るには初めてです。


クリスマスマーケットの人混みでごった返す夜にトラックが突っ込み、12人の尊い命が失われ、48人の負傷者が出ました。

今思い出しても忌まわしいテロです。


被害者の名前が掘られた階段前には、今なお、弔いの献花がなされています。

ふと思い立ち、教会に立ち寄りました。


旧教会の方は、遺品の展示やお土産売り場となっています。


旧教会の素晴らしい壁画には、破壊後に修復されたヒビが至る所に広がっています。


天井中央のキリストもご覧の通り。

戦火の生々しい跡を、今なお、後生に伝えてくれております。

代わって、新教会。


ブルーのガラスが貼り巡らされ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

外見は、現代的なモダンな形ですが、これはこれで素敵です。

過去の被害にあった方々を弔い、もうこの場所で、凄惨な破壊や事故が起きませんように、少しばかりですが、お祈りさせていただきました。


向かいの道路に渡るためにストップした横断歩道の信号機は、旧東ドイツの可愛い標識『アンペルマン』

今は東西関係なく、ドイツの至る所でアンペルマンを見かけます。

またまた関係ないですが、Zoo Palast の上の広告は、『アナと雪の女王』の二作目で、11月20日から上映されるそうです。

見に行けたらいいなぁ。。

zoologischer Garten(ベルリン動物園駅)前には、支店でしょうが、ベルリン名物カリーヴォルストで、西ドイツで特に有名な『Curry 36』があります。


久しぶりに食べたかったのですが、かなりの行列でしたので諦めました。

因みに、東ドイツで有名なカレーヴォルストのお店は、こちらの過去記事にある、kunnopke's inbiß です。


私的には、クノップケのカレーヴォルストの方が、味が好みです。

今年もあと少し、平和に年を越せたらいいなぁと願っています。